昨晩から日テレ系でドラマ「二月の勝者」が始まりました(公式ホームページ)。
第1話、録画をしたものの、まだ見ていません(_ _)。
原作は高瀬志帆先生のマンガで、現在最新刊は13巻まで刊行されています。
1年ほど前、このブログで『中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉』 「二月の勝者」×おおたとしまさ著(2020) 小学館刊---の目次を延々と(アマゾンの「ためし読み」から)コピペしました。
ためになる言葉がいくつも原作マンガから引用されていて、ベンキョウになります。
原作第1巻の巻末には25冊の【参考文献】が載っていました。
それが最新刊の第13巻になると、40冊になっています。

以下、ネタバレあり(_ _)。































中学受験予備校桜花ゼミナールの校長、黒木蔵人(主人公)には表の顔と、彼がひた隠しにしていた裏の顔があって、第13巻目でそれが明かされます。
それはボランティアで行っている無料塾の運営でした。
表面的には見えづらいといわれる「子どもの貧困」を無料塾のクリスマスパーティーで、高瀬志帆先生はさりげなく描いています。
例えば、こーゆーふーに(↓)。
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中学受験ができる経済的余裕があって、大都市圏に住んでいる家庭の群像劇だと思っていた「二月の勝者」。
高瀬志帆先生がここで描いていたのは、それだけではなかったのです。

生活していく上で最低限必要な金額以下の所得しかない「絶対的貧困」ではなく、国民の所得分配上で中位にいる人の所得額の50%に満たない所得の人をさす「相対的貧困」。
我がニッポンはその「相対的貧困率」が15.4%(6~7人にひとりの計算になります)。
2017年のOECDデータでは、日本よりこの比率が高い国々は、
イスラエル、トルコ、アメリカ、メキシコ、ラトビア、チリ---の6カ国しかありません。
比較対象をG7にすると、アメリカに次いで第2位の貧困率です。
3年ごとに実施されている厚生労働省報告書によると、2018年の日本の子ども(17歳以下)の貧困率は13.5%でした。
こーゆーふーな現実が今、ニッポンにはあるという実感、日々の中で感じているでしょうか?(それこそが見えづらい「子どもの貧困」の実態なのでしょう)

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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オ・マ・ケ(↓)。三日坊主めくりカレンダー。あぁ~、そーゆーふーに聞こえますわ!
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