図書館から借りてきたこの本(↓)。
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『ウェルビーイングビジネスの教科書』 藤田康人著(2022) (株)アスコム刊
手に取ったのは、赤矢印のコピー(惹句)が目に入ったから。
「えっ、もうSDGsの『次』が待ってるの?」---という驚き。
SDGsは(外務省の公式ホームページでも触れられているように、)2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標---なわけだから、まだ、あと7~8年はあるのに。
よく読んでいくと、こーゆーのは規則正しく順番を待ってやってくる(掲げる)ものでもなく、同時進行的な取り組みで、ぜんぜん構わないということらしい。
で、
キーワードは【関係性のリデザイン】。
具体的に著名な企業が既に取り組んでいる【関係性のリデザイン】を紹介しています。
なんでも著者は、日本で素材メーカーの立場(味の素勤務時代)からキシリトールを普及させ、そのマーケットをゼロから2000億円規模へと成長させた、その御本人。
登場する企業や商品は、
①バドワイザー
②ヤッホーブルーイング
③LOVOT、aibo
④無印良品
⑤スノーピーク
⑥住友生命保険の「Vitality」
⑦ライオンの「ルックPLUS」
⑧伊良コーラ
会社名や製品名は知っていても、それがどーゆー【関係性のリデザイン】によって市場に登場してきたのか、その背景をあたしゃ、知りませんでした。
「へぇ~(ガッテン、ガッテン)。」です。
例えば、⑥の商品。
従来の保険商品は「リスクに備える」なのですが、これは「リスクを減らす」という、加入者との新しい関係性を構築したと評価しています。
保険料の割引を維持するためには、健康診断の受診や日々の健康増進活動等、継続的なアクションが必要となっています。
これは加入者の行動変容を促すための行動経済学に基づいて、設計されている商品なんだそう。
今の自分のビジネスに活きるかどうかは置いておいて、多少なりとも「視点をずらす」考え方の参考になったのでした。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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オ・マ・ケ(↓)。三日坊主めくりカレンダー。
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