liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

2013年03月

「国家戦略会議フロンティア分科会の報告書(案)」に、「40歳定年」という提言が盛り込まれた。

という話は昨年の夏頃に話題になりました。

-----------------以下引用

 「グローバル化に乗り遅れた日本は、新興国との競争に敗れて基幹産業を空洞化させ、環境産業などの国際的な成長分野においても競争力を失う。

人口減少ともあいまってマイナス成長が続き、経済規模は縮小。国民がアイデンティティを喪失し、中核的国益の維持も危ない」

国際的な競争力の低下を食い止める切り札として、

「若者、女性、高齢者など、潜在的に持っている力を十分に発露しきれていない人たちの力を活用していくことが求められる」

のだそうだ。

 そして、そうした人たちの力を活用するためには、全員参加と新陳代謝の人財戦略を打ち立てる必要があるとし、「40歳定年」を打ち出しているのである。

 「企業内人材の新陳代謝を促す柔軟な雇用ルールを整備するとともに、教育・再教育の場を充実させ、勤労者だれもがいつでも学び直しができ、人生のさまざまなライフステージや環境に応じて、ふさわしい働き場所が得られるようにする」

 「具体的には、定年制を廃し、有期の雇用契約を通じた労働移転の円滑化をはかるとともに、企業には、社員の再教育機会の保障義務を課すといった方法が考えられる。

場合によっては、40歳定年制や50歳定年制を採用する企業があらわれてもいいのではないか」

 「もちろん、それは、何歳でもその適性に応じて雇用が確保され、健康状態に応じて、70歳を超えても活躍の場が与えられるというのが前提である。

こうした雇用の流動化は、能力活用の生産性を高め企業の競争力を上げると同時に、高齢者を含めて個々人に働き甲斐を提供することになる」


-----------------引用終了

な~んてことが書かれているのですが、これを読んだ河合薫氏は次のように喝破します。

「『「働く人のための提言』であるかのごとく書かれているが、結局は『人はあくまでもコスト』だと考える企業のための提言にしか、私には聞こえない。

 「40歳定年にしちゃって、必要のない人には出て行ってもらうようにしなさい。

企業だってコスト削減したいんだから、40歳を過ぎて大した仕事もしていない人に高い給料を払いたくないでしょ。

使い勝手の悪い人には出て行ってもらってもいいように政府も後押しするからさ」と。

 既に多くの企業が主に40代以上を対象に早期退職を勧めたり、役職定年制を取り入れたりしているものの、もっときっぱり40歳で辞めてもらって、「その人のレベルに見合った職に移ってもらいましょうよ」。

ただそう言いたいがための提言としか思えないのである。

結局は、「40歳定年」という看板に身を隠した解雇の自由化。それを「政府も容認しますよ。だって、それしか日本が生き残る道はないんです」と言いたいだけ。

「一部の優秀な人以外は、うちの会社では要らないから、10年目のサバティカル休暇で40歳以降の身の振り方は、自分でちゃんと考えてね」 と。

 とにかく「40歳定年」を取り入れたいというのが、“本音”なのだろう。」


これは野田佳彦首相を議長とする政府の国家戦略会議のフロンティア分科会での話だったので、安倍晋三内閣になってからその後はどうなっていたのかと思ったら、週刊文春4月4日号のこの記事(↓)。

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「あっち側」の人たちは、どうも本気でそう『人はあくまでもコスト』って)考えているらしい。

そのための理屈を「中高年層の雇用確保のために、若年層が犠牲になっている」というふうに、もっともらしく単純化して主張しています。

(「そう指摘されても当然!」という40~50歳代がいることも、確かなわけではありますが・・・。)

若い人たちは20代から「自分はコスト扱いされないだけの付加価値がある」ような働き方を身に付けておくことが必要になってくるみたいです。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。雨がパラパラ。

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自家焙煎を謳っているお店では、立派な「お釜」があって5kgや10kg規模で本格焙煎しているところがほとんどです。

「お釜」には国産の雄“FUJI ROYAL”とか、アメリカ製なのにドイツっぽい名前の“DIETRICH”とかの会社があります。

中には井上製作所という「通」好みの所にオーダーして、カスタマイズされているところもあります。

だいたい焙煎機1台でクルマ1台分のお値段といっていいいでしょう(機種にもよりますが、それはクルマも同じこと)。

そんなハイソな世界とは無縁の当店では、

「手回し焙煎機」

で少量ずつ焙煎をしております。

何を使用しているのかというとUnionののコーヒーロースターです。

せいぜい一度に500gしか焙煎できません(まあそれでも銀杏煎りよりはいいですが)。

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これに関しては、かれこれ20年以上も前の強烈な記憶があります。

いまでこそ東京の自家焙煎珈琲店の名店となっている表参道の「大坊珈琲店」。

若かりし頃、お店の開店時間後すぐに伺ったことがあります。

するとどうでしょう、店内はもうもうと煙りだらけ。

大坊さん、店内(厨房内)で手回し焙煎機を回しながら焙煎中だったのです。

ちゃんと換気扇が回ってはいるものの、その排気だけではじゅうぶんではなく、厨房内から店内隅々まで白い煙が立ちこめている状態。

(今はどうなのか、知りませんが・・・・・。)

ですから店内に置いてあった文庫本は背表紙が(タバコの煙による)ヤニ色ではなく、珈琲焙煎時の煙によって、「茶色」に変色していました(これは、いまでも、そう)。

そのときの手回し焙煎機の印象が脳裏に焼き付けられたこともあり、

「まずは、手回し焙煎機から。」

ということで、これ(↓)を現在使用中です。

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当店でも日によっては、午前中の焙煎によって店内にニオイや煙の存在を感じる場合があるかもしれませんが、「そうゆうこと」ですので、何卒ご理解をお願い申し上げます。

来春から使用される教科書の検定結果が公表され、尖閣諸島と竹島に関する記述の割合が現行より増えたと報じられました(今回のBLOGはコレとは関係ありません)。

教科書といえば、

1.共同執筆(専門分野ごとの執筆分担)

2.大学教授か現場の先生による執筆

3.お堅い出版社による出版と営業

というイメージがあります。

しかし、

以下の記事を読んで、吃驚!!!!!!!!!!

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大学生が高校用教科書制作 「電気基礎」1人で申請、合格 
2013/2/26 11:54

 大学生が1人で作った「電気基礎」の教科書が、2013年度から北海道旭川市の道立旭川工業高で採用される。

文部科学省によると、個人が教科書を発行した例はほとんどなく、教育関係者の注目を集めている。

 著者の大阪市立大工学部4年の山下明さん(21)=同市港区=は、大阪市内の工業高校の出身。

当時学んだ教科書は分厚く、内容も多すぎると感じていた。

今回、「こういう教科書があったら良かった」と考えながら執筆した。

 大学2年の春に取り掛かり、秋には文科省の教科書検定に申請。

検定意見で101カ所の修正を求められたが、それらも全て1人で手直しし、昨年1月に合格した。

 153ページと従来の4分の1程度の厚さ。

ですます調を使い、電流の発熱作用を考える際に、風呂を沸かす場面を例題に取り上げるなど、分かりやすい説明を心掛けた。

 バイト代など50万円以上を使い見本800冊を印刷。全国の教育委員会や工業高校に送り、旭川工業高の1年生の授業で使われることになった。

 採用を決めた同校の白木一倫教諭(60)は「シンプルだが幅広い分野を扱っていて、生徒のニーズに合う」と評価。

「大学生が書いたと後で知って驚いた」という。

 4月から大阪府内の工業高校の教諭になる山下さん。

「内容で選んでもらえてうれしい。

生徒が使う姿を想像するとドキドキする。別教科でも作りたい」と話している。

〔共同〕



-----------------引用終了

1.一人で執筆

2.現役大学生、それも2年生時から執筆をはじめ、4年次に検定合格

3.自費出版と一人営業(というか教育委員会と高校への見本送付のみ)

教科書に対する私のイメージ(1~3)を、ことごとく崩してくれた山下さんの『電気基礎』は衝撃的です。

大阪市立大学のホームページでも、「新着情報で紹介」されていますね。

「執筆から組版、検定手続、修正や見本発送など何もかもを一人でやったので、苦労も多かったのですが、実際に検定に合格し、採択が決まったときはとてもうれしく思いました。」

いやぁ、見事!


ならば、他の教科でもこんなことは可能なのか?

「白表紙本」を自分で作って申請し、文部科学省からの検定意見をひとつずつ直していけば、可能なのか!?

ただ、検定に合格しても現場(学校)で採用されるかどうかは、また別の話。


ゆとり世代からこんな視点と才能を持った人々が、もっとじゃんじゃんと出てくればいいんですよ(使い物にならない40~50歳世代には早々に退場してもらったほうが、日本のためです)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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マッキントッシュ、こちらの正確なスペルは“Mcintosh” です(念のため、「あっち」のマッキントッシュは“Macintosh”)。

アンプを中心としたアメリカを代表するオーディオメーカー。

販促品として作ったと思われるコーヒーカップがあります。

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どうも“McIntosh”自らが作ったというわけではなさそう。

というのも、底にこんなロゴが(↓)。

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日本での販売代理店となっている“ELECTORI”の文字があるので、たぶんここがつくったのでしょうね。










本日、セ・パ同日にnight gameでプロ野球ペナントレースが開幕します。

今日の対戦は、

巨 vs. 広
ヤ vs. 神
中 vs. D
西 vs. 日
ロ vs. オ
ソ vs. 楽

そのうち地上波では、日テレ系の巨 vs. 広」のみ。

BSでは、NHK・BS1で「ロ vs. オ」、BS朝日で「西 vs. 日」。

他の試合はCSで見てね、ということですね。

久々の“Tie Library”には、こんな日なので、これ(↓)。

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アップにしてみましょう(↓)。

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はい、“Chunichi Dragons” です。

長野県南部(南信)地方では、中日新聞を購読しているお宅が多いのに驚いたものです(引っ越してきた当時、ね)。

長野県向けでは「南信版」「木曽版」「松本版」のローカル紙面があります。

で、配達エリアが「こっち」に広まるにつれて、印刷工場がな~んと中津川市にある!



さて、さて今年はどうなるやら・・・・。

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IT関連の世界はめまぐるしいスピードで登場人物が入れ替わっていきます。

そのため堀江元社長は既に「過去の人」というイメージを抱いている人が多いかもしれません。

ライブドアが近鉄バファローズを買収しようとしたり、ニッポン放送株を購入することでフジテレビをコントロールしようとしたあの頃、は~るか昔のことのように思えます。

当時、ライブドア株はじゃんじゃん分割されて、ニートやフリーターでも多少は購入できる「手の届く株券」だった頃、彼は「そーゆー系」の人たちのヒーローでした。

どうして彼が支持されていたのか、内田樹氏の分析がオモシロイ。

-----------------以下引用

ライブドアの堀江貴文前社長は一時期ニートを合む若年層に圧倒的な人気を博しました。

どうして、無業者である若者たちが、天と地ほど生活水準の違うIT長者に共感の拍手を送るのか。

この不可解なポピュラリティの理由として、メディアは「古い価値観の破壊者」に対する共感という説明をしばしば行いました。

でも、これはいささか言葉が足りないのではないかと思います。

彼が体現していたのは、「最も少ない労働で、最も多くの利益を出すこと」、「最も少ない努力で、最も多い成果を得ること」を最高善とする思想です。

彼は金が手に入ると六本木を見下ろす家を買い、ブランドものの服を身につけ、自家用ジェット機で旅行し、野球チームとテレビ局を買おうとし、最後は宇宙旅行に行きたいと言っていました。

これらはどれも「六歳の子どもでもそれをほしがる理由が理解できるような欲望」の対象です。

ライブドア事件でいちばん心理的に興味深いのはこのことではなかったかと私は思います。

重要なのは、成功するかどうかよりも、どのような価値観、どのような労働倫理に基づいて働いているかであり、その点において一致すれば、無業者も富豪も、「賢い生き方をしている人間」という同一カテゴリーに算入されることになります。

「賢い生き方をしている」という幻想的な自己規定が得られるならば、年収がいくらであるとか、社会的評価がどうかということには副次的な重要性しかない。

それが社会的弱者がIT長者に送った拍手の意味だと私は思います。

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彼のライブドアは現在、NHN Japan(株)に吸収されています(昨日、ちょこっと触れたLINEを運営している会社)。

彼のことですから、「第2ラウンドの事業展開」を収監されていた塀の中で構想していたことでしょう。

でも、会見の中で彼の口から「社会に貢献したい」なんていう言葉が出てきたのが、意外。

そーゆーキャラじゃないでしょ、堀江元社長は(本当にそう思っているのかなぁ??? だとしたら「こっち側」の人間として頑張って欲しいぞ)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今日も終日曇り、時折雨がパラパラ。

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本来の意味でのペーパーウェイト(紙の上に置く重石(おもし))ではないのですが、機能的に同様の使い方ができるので、時折使っています。

これ(↓)です。

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スリットが入っていて、そこへこんな感じ(↓)で挟めばOK。

現在使用しているペーパーウェイトの中で最小サイズです。

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ご当地茶です。

イメージ的に「お茶」とはほど遠い長野県ではありますが、「お茶」を生産しております。

長野県最南端の村にある天龍村で、100%“MADE IN 天龍村” のお茶です。

ご賞味いただけたら幸いです。

ご来店をお待ちしております。

私は使用していないのですが(これからも使用しないと思いますが)、TVCMで石原さとみがLINEのスタンプの顔真似をしているのを面白く見ています。

「あれ、なに?」

そんな印象です。

LINEを使っている人が1億人を超えたというニュースがあったので、関連してその企業のキーパーソン(舛田 淳氏)へのインタビューがネットに載っていました。

-----------------以下引用

もう、いろんな国の人間が(会社へ)入ってきているので、行動原理、原則がシンプルでないと無理なんですよね。

ヘンにプロセス化して、ヘンにシステム化しても、機能しない。

それぞれがいろんなところで一線級でやっていた人間たちなので、それぞれのやり方がある。

そうすると、よくあるフレームを当てはめるよりは、ゴールはどこで、行動原理はこれで、哲学はこれで、さあ、やろう、っていう方がうまくいく。

実際、うまくいってきている。

あとは、よく社内でもいうんですけれど、スタッフが何かやろうと思った時に、『モチベーションは自分で上げてくれ』と。

『我々はモチベーションをマネジメントしないから』と。

ただ、我々が唯一やるべきことは、みんながやりたいと思っていることへの判断を早くすること。

ペンディングはさせない。

その場その場で、毎日でも毎分でもいいから、我々は判断をし続けます。

-----------------引用終了

この判断のスピードが勢いを加速していると思われます。

外国の企業が日本企業との商談で、話がその場で決まるかと思うと、

「一度社にかえって、検討して・・・・・・・。」

という言葉を日本企業からきいて、

「あんたはその社を代表してこの商談に臨んでいるんじゃないんかい!!」

と、ツッコミを入れることが多いという話を、かつてはよく聞きました(今は知らないけど)。

一方、韓国企業はその場で「即断即決」らしい。

(だからLINEもそうなの? LINEを開発したネイバージャパン(現・NHN Japan株式会社)はもともと韓国企業だったし・・・。そのへんにもDNAがあったりして?)


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。終日曇り模様。

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本来はクリップとして使用するもの。

でも会計伝票を挟むのに使えそうなので、2つ用意しました。

親指が「向こう側」にあってその間に挟む構造です。

ただ大きいサイズなので、実際に紙一枚を挟むと隙間が生じてしまいます。

でも、いいや。

月光荘の一品(逸品)。

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