夏休みに入っているので、観光地は家族連れで賑わっているかと思いきや、いやいやどうしてご高齢の方々がこの「くそ」暑い中でも繰り出しているのでした。
そもそも私が家族連れが集まりそうなところへは行かないから、そう感じるのかもしれませんけど・・・・。
高齢者のクルマの運転や駐車場での様子を見ていると、県外車で勝手のわからないところでの覚束ない感じは、ヒヤヒヤします。
以前読んだ 『日本人はどこまで減るか』 古田隆彦著(2008)幻冬舎新書 の中で、こーゆー社会をどう捉えるか次のように指摘していました。
-----------------以下引用(強調BLOG主)
人口減少社会では生活構造の変化に加え、社会的なムードや生活者の感性など、いわば心理構造の面でも大きな変化が進んでいきます。
一言でいえば、人口増加社会が「成長・拡大・活力」をめざす社会であったとすれば、人口減少社会は「成熟・濃縮・余裕」を重んずる社会になっていくからです。
となると、人口減少社会にふさわしい生活価値観やライフスタイルに対応した、新しい心理産業分野が有望になります。
たとえば、ヨーロッパのシンプルライフやスローライフの延長線上で生まれる、日本型の「知足生活」型商品、身体や五感の鋭敏化に対応する官能型商品、神話や呪術など象徴的な需要に応えるスピリチュアル商品、少なく生まれた人間が「太く長い人生」を生きていくための学習や鍛錬、創造力や発想力の練磨、信仰や修行などに関連する新商品や新サービス、さらにはより豊かな人生を実現するための、新たな遊戯産業などです。
-----------------引用終了
ご夫婦で観光地に見えるご高齢の方や「ご一行様」がバスで乗り付ける様子を見ていると、
前者は企業人生でここまできた夫が、その間の「埋め合わせ」的に旅行しているようにも見えますし、
後者は60年代後半から70年代にかけて、世界の観光地を「ご一行様」として闊歩していた団体旅行の皆さんが、齢を重ねて体力も落ちてきたために海外旅行から国内旅行へシフトしてきたようにも見えます。
まだまだ「成熟・濃縮・余裕」といったキーワードは一般化してきていないみたいです(でも、一部には「会員制」と称してそーゆー系のコミュニティがあるとかないとか・・・・・・・)。
関係ないけど、とある女子が
「くそくらえ!」
と口にしたので、それを聞いていた親が、
「そんなキタナイ言葉を使うものじゃありません!」
と注意。
するとその女子は、
「う○こ、お食べになって!」
と言ったとか言わなかったとか・・・・・・・。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
下伊那では夏空が戻ってきました(この4日間、曇り空の下にいたもんで・・・・)。