昭文社の『ことりっぷ』は、2008年の発売から約5年間で累計900万部なんだそうです。
(JTBパブリッシングをはじめ、パクリの類似品がアチコチから出版されています。)
従来からあるガイドブックとは一線を画し、そーみえない装幀のほか、内容も随所に「旅好き女子」目線が施されているのだそう。
東洋経済オンラインで「ことりっぷ」ブランドマネージャーの菊地由香さんへのインタビューが記事になっていました。
-----------------以下引用(強調BLOG主)
『ことりっぷ』では、ライターもカメラマンも、できるだけ女性にお願いして、女性目線で店をチェックしてもらっています。
具体的なポイントは、内装がおしゃれか、いすは座りやすいか、席と席の間隔は空いているか、トイレは男女別か、もしそうでなくても女性が快適に利用できるか、などです。
もちろんそこまで取材しても、「トイレは男女別です」という情報が紙面に出るわけではありません。それでも、その店に入った女性が不快な思いをしないか、本当にお勧めできるかを、細かく見て掲載するか判断しています。
-----------------引用終了
「!?」
強調部分って、一応当店でも心がけている視点なんですが、まったく「ことりっぷ」のアンテナには引っかかりません。
そもそも「南信州」という地域自体が「ことりっぷ」のアンテナに引っかかっていないのです・・・・・・・。
既刊の「ことりっぷ」をアマゾンで検索。
長野県で「ことりっぷ」で扱われているエリア(既刊本)は次の通り。
・「軽井沢」
・「安曇野、上高地、松本」
・「小布施、長野、戸隠、湯田中渋温泉郷」
の3冊。
「軽井沢」だけで1冊は当然としても、他の2冊のタイトルの順番に「らしさ」がでています。
松本や長野が最初にくるのではなく、「安曇野」であったり「小布施」のほうが「旅好き女子」にとっては、魅力的に映っている---そんな市場調査の結果を反映させたものであると思うのです、きっと。
地名の持つブランド力、これを育てていくのは超~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~難しい(実感です)。
そこに「物語」をつくっていくという遠大な労力が必要になってきますから。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。朝から雨、何も見えません。
今日のストームグラス(↓)。天気と連動していないような・・・・・・・?