liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

2014年05月

山中千尋のCOOLTALK その28 より(「JAZZ JAPAN」2014.6月号(通巻第46号))

毎回楽しみにしている山中千尋さんのエッセイ、今回は特に面白うございました。

-----------------以下引用(強調BLOG主)

「アーティストにとって職人並みの技術を持っていることはプラスではあるが、作品がそれに依存していると看破されることは、明らかにマイナスなのである。」

と大野左紀子さんは書きます。

技術を前提とする演奏と、表現内容をはるかに重要視する現代美術の大きな違いはここにあるのかもしれません。

「修練を真面目に積んだことによって職人並みの腕になり、自分のテクニックにうっとりする人が出てくるのである。

そういう人がやたら技巧に走って、仕上がりがきれいなだけで中身のあまりない作品を作って満足していると、先生や先輩に一言嫌みを言われる。

「おまえ,職人になりたいのか?」

(大野左紀子著『アーティスト症候群』より)

演奏の世界では多かれ少なかれ誰もが“演奏職人”であることが求められます。

技術のないところに表現は有り得ない。

演奏という特殊技術を持つから演奏家。

職人的な演奏技術は音楽的とか芸術的とポジティブに評されることが多いのです。

(中略)

音楽性や芸術性を理解されるには受け手のほうに相応の知識と訓練そして才能が必要ですが、技術は万人がアクセスできるもの。

マシュー・バーニーのインスタレーションは見る人を選ぶだろうけれど、浅田真央のフイギュアスケートの演技は誰もが楽しめるのと同じ原理です。

(現代美術界でスーパースターのマシュー・バーニーには、ビョークという最強の理解者もおり、完全な勝ち組セレブなのですが)逆手に取れば楽器を“弾く”技術さえあれば,才能がそれほどなくても音楽家として生きていけるのです。

『アーティスト症候群』には目からウロコが落ちる言葉がぎっしりつまっていました。

かつて言葉にできないものであるアートを表現にしていた大野さんはアーティストであることをやめ、言葉という“誰にでも届くもの”を武器に選んだのです。

そうして語るアート論は「こうなったらモヤモヤとひっかかるすべてを言語化してやるのだ」という決意と開き直りの姿勢がとにかく清々しい。

「私達一人ひとりが自分の視点で自由にものを見ているように思っているが、実はそこに幾重もの社会的文化的なフィルターがかかっている。

アートにできることは,そのフィルターのいくつかを取り除くことによって、あるいは別の強力なフィルターをかけることによって、慣れ親しんだ世界を初めて見るようなものに変えることなのだ。」

もちろん、それは音楽にだってできるはず。私はそう信じて音楽を続けようと元気をいただいたのでした。

-----------------引用終了

先々週は、飯田でクラフトフェア、先週は松本でクラフトフェア、そして明日明後日は駒ヶ根でくらふてぃあ杜の市。

と、ここ毎週末長野県内では「作家さん」が集まって「市」を開催しています。

で、

どーしてもクラフト作品と作家性、芸術作品と芸術家、民芸と職人---それぞれの関係性が気になってしまうのです。

たぶん、クラフト作品の「作家さん」は、

芸術作品>クラフト作品>民芸>工業製品

といったあたりに自分の「作品」を位置づけたいのかなぁ、などと下衆の勘繰りをしてしまう私。

「使ってナンボ」

の世界にいる私からしたら「使えないクラフト作品」は、ただの塊(だから芸術作品はそれソートーの場所で鑑賞することが多い。決して、所有しようなんて思いません)。

それ故、当店では「工業製品」が殆どです。

それでもじゅうぶん、作家性を感じるものがあります。唯一無二のモノではなく再現性を可能にした工業Product。これも美しいと思うのでした。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。昨日はお隣の松川町で雹(ひょう)が降ったんだそうな。

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今日のストームグラス(↓)。窓側(明るい方)に結晶がより発達しています。

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先日で神戸・昭栄堂のクッキーサービスは終了しました。

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ホームセンターの園芸コーナーで売っていたプチトマトの苗。

たったひとつだけですが、鉢に植えてみました(↓)。

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はたして、実がなってサラダのお供としてご提供できるものかどうか????

1個くらい実がなってほしいのですが、植物に対して私は殆ど放置プレイなので、大丈夫でしょうか(さすがに、水だけはやりますけど)。


以前に発生したひき逃げ事件以来でしょうか?

26日の信濃毎日新聞から。

-----------------以下引用

救急出動先誤り10分遅れる 飯田広域消防、登録住所異なり 05月26日(月)

 飯田広域消防本部は25日、記者会見を開き、長野県下伊那郡高森町内から23日夜に119番通報を受けた際、出動先の確認を誤って到着が10分遅れたと明らかにした。

搬送したのは体調不良を訴えた70代男性で、飯田市内の病院で死亡した。

同消防本部によると、死因はまだ分かっておらず、到着遅れとの関係も「分からない」としている。

 同消防本部には、通報の発信元電話番号から電話加入者や住所を自動表示する位置情報の通知システムがある。

今回は登録された情報と実際の居住者が異なっていた。原因は不明という。

 飯田広域消防本部によると、23日午後9時19分、高森町内の女性から固定電話で「家族の男性が腹痛と頭痛を訴えている」と通報があった。

指令室がシステムで表示された住所などを読み上げ、女性から「違っているとの応答はなかった」(関島弘文・飯田広域消防本部消防次長)という。

 同町の高森消防署の救急車は同9時32分に到着した。

だが、該当の住所に女性らがおらず、指令室が電話で女性に確認して救急車は約160メートル離れた居住地へ向かい、同9時42分に到着した。

同消防本部に対し、女性は「気が動転していた」と話したという。

 関島消防次長は記者会見で、男性の死亡を「重く受け止めなければならない」と謝罪し、「システムだけに頼らず、住所や名前の確認など指令室の教育を徹底する」と述べた。


-----------------引用終了

位置情報の通知システムに登録されている情報って、いったいいつの時点での情報なんだろう?

南信州新聞では、

「位置情報通知システムは固定電話のほか携帯電話にも対応し、通報先が電子画面上に表示される。場所が自動的に探せるため、受信から出動指令まで平均20秒短縮でき、全国的に導入が進んでいるが、正しい情報が表示されない場合もあり、運用方法を工夫する必要性が指摘されている。
 
 同本部はシステムの仮運用を始めた昨年12月3日から同日朝までに受けた5120件の119番通報のうち、表示された情報が実際と違っていた例は今回も含めて45回あったが、これまでは復唱による確認で正しい情報を得ていた。
 2014年 5月 27日 火曜日 11時30分 ]

とのこと。

45/5120か、0.87%の確率で誤表示されていることになります。

(それ以上に知らなかったことは、12月3日から5月25日までで5120件の通報という事実。割り算してみた。5120/173=29.59回。一日あたり約30回の通報か・・・・。そのうちどれくらい出動したのかはわかりませんが、こ~んな田舎でもけっこう多い!---というのが数字をみた時点での感想。)

ことがことだけに、必ず「復唱による場所確認」をしていたはずなのに、今回は死んじゃったからねぇ・・・・・・・。

ロスした10分間と死亡にいたる事象の因果関係って、裁判になったら解き明かされるのでしょうか?

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当店の電話番号、比較的わかりやすい下4桁です。

この番号で登録してから3年経ちますが、実は未だに間違い電話がかかってきます。

その殆どが、

「S沼さんのお宅ですか?」

というもの。

当地に引っ越してきてから、NTTに固定電話の番号登録をしようとしたところ、

「今、空いている番号は○○○○と○○○○と・・・・・・・。」

読み上げられて、その中から「じゃあこれにします。」

と選んだものであるわけですが、どうらや現在の番号は、間違い電話でよくかかってくるS沼さんが私の前に登録していた番号であるらしい。

現在は個人情報保護法によって、NTTのハローページに個人名・電話番号・住所は掲載されていません。

が、

それ以前のハローページには日本全国の個人名・電話番号・住所が印刷されて各戸配布になっていたし(自分のエリアだけだけど)、その膨大な量の印刷物は図書館などで閲覧することもできました(大きな図書館では日本全国のハローページを置いていました)。

調べてみた。

といっても、ハローページの膨大なデータをデジタル化したCD-ROM「商品」で(これはもう売ってません。ですから個人情報保護法以前の古いデータです)。

「あった!」

S沼さんは豊丘村在住(現在、そこにお住まいで、ご存命かどうかは?)。

もう固定電話よりもケータイやスマートホンの時代なので、こーゆーデータを必要としている人はそんなに多くはないと思われ・・・・・・・。

私(当店)のデータはちゃんと「位置情報通知システム」に登録されているのだろうか?(平常時では確認する術がありません。あっ、119番かけて確認するという手があるが、そんなメイワク電話かけるような困った人でもないし・・・)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。入道雲発生、夏空です。

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今日のストームグラス(↓)。

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どこまで本当のことなのかはわかりませんが、先日の週刊文春(2014.5.8,15合併号)で、ふなっしーの記事が載っていました。

ゆるきゃら(R)をめぐるテレビ局との力関係(ギャラとか、ね)についてもふなっしーが尽力した面があるのだとか。

ゆるきゃら(R)関係者の話から・・・・・・・。

-----------------以下引用(強調BLOG主)


「かつて僕らはものすごく虐げられてきた。

テレビは『宣伝してやるんだから』と言わんばかりで無報酬が当たり前。

交通費さえ出なかった。

自治体や商店街から助成金が出ている場合もありますが、大抵は持ち出し。

尼崎市のキャラ『ちっちゃいおっさん』は、個人が二千万円も注ぎ込んだそうですよ。

ふなっしーは、着ぐるみもタライで手洗いするなど、相当節約していますが、それでも少し前まで数十万円赤宇だと聞きました。

だから、ふなっしーが言い出しっぺとなり、『イベントなとの出演料は五万円にしよう』と周りのみんなで申し合わせたんです。

テレビ局がお金を出すようになったのはふなっしーが交渉してくれたからです

ふなっしーがブレイクしたのは、サントリー「十六茶」のCMだが、社団法人日本ご当地キャラクター協会が一括して引き受けた仕事で、各キャラヘのギャラは一律十万円だった。

それが今やふなっしーは数十万円のギャラをもらえるようになったという。

「ふなっしーの“中身”は、ヴィンテージものの輸入家具店の経営者ですが、その前は金融機関に勤めていたそうです。

だから金銭面もしっかりしてるんでしょう。

人気もいつまで続くかわからないから、家具店も廃業しないし、飼い主も雇わない。

雇ったら被雇用者のために黒字経営を続けなきゃいけなくなりますから」

-----------------引用終了

へぇ~~~、知らなかった。

ゆるきゃら(R)の出自って自治体が多いから、コスト意識が低いことは想像がつきます。

でも無報酬だったとは・・・・。

ゆるきゃら(R)は自治体だけでなく、企業、観光協会、各種キャンペーン用として「製作」されることが多く、それ単体で儲けようなんていう発想は、くまモンの登場までなかったのではないでしょうか(確認してないけど、その萌芽はひこにゃんあたりにあるのかも)?

で、

週刊文春では、2013年度のふなっしーの年収を、大手広告代理店関係者の話として、1億5000万円と記述。

ここでもまた、

へぇ~~~~~~~~~~~~~、知らなかった。

ゆるきゃら(R)としてのふなっしー、その活動がこ~んなビジネスになるなんて、着ぐるみもタライで手洗い
していた当時には考えられなかったはず。

将来のことなんて、わからないものです(こんなまとめでいいのか??)

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。夏空です。今年初の「蝉の鳴き声」も聞こえてきました(早くない?)。

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今日のストームグラス(↓)。上澄みはクリア。

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玄関前に置いてあるサンパチェンス。

先日、植木鉢からカラーポットに移し替えました。

以前の植木鉢は、茶色の見るからに「ド定番品」でした。

それはそれで不満はなかったのですが、サンパチェンスの花の色と同系色のカラーポットがあったので、そっちにしてみることにしました。

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アップ(↓)。

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サンパチェンスは長持ちする花なんだそうで、ひとつ花が枯れたら次の花・・・・・・・・・、というように芽が自分の順番を待っているのがわかります。

これでひと夏、大丈夫????

先日、お客様から空豆と玉子、また別のお客様からキュウリをいただきました。

こんな時は、クックパッド・・・・・・・、と思っていたら、

Yahoo!のトップページで(↓)、

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あら、そのまんま使えそうなレシピ発見。


「つくれぽ」も68人の方が書き込んでるし、美味しそうだし、なにより「お手軽」なところがアリガタイ。

用意する材料はすべてあったので、書かれているとおりに作ってみた(↓)。

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「あ~ら、美味しゅうございます。」

(キュウリはお味噌をつけてガブリ!)

ごちそうさまでした。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。本日の飯田の最高予想気温は29℃、蒸し暑くなりそう。

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今日のストームグラス(↓)。

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現役で使用している上皿天秤は厨房内にありますが、ディスプレイ棚にもひとつ上皿天秤を置いてあります。

もともと上皿天秤はシンプルな構造なので、壊れるということはあまり考えられないのですが、一応念のため(!?)。

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こちらはまさに質実剛健といった趣。カラーリングに気を遣うというような風情は微塵も感じません。

(もう一方のほうは、配色にある程度配慮した感じがします。「遊び心」なのかも?)

厨房内のモノは、Nakamura のロゴ付き。

ディスプレイのものは、MARUMO のロゴ付き。

理科の実験器具って、機能優先で作っているんだろうけど、その造形が美しいモノが多いので、けっこう好きなんです。

“地域に飛び出す公務員アウォード”を今年受賞した山田崇さん、もうそっち系の業界では有名な方。

もともと塩尻市職員なんだけど、現在は塩尻商工会議所に出向中。

受賞内容は、

「空き家から始まる商店街の賑わい創出プロジェクト nanoda」

この取り組みの公式ホームページは、こちら

その彼が、上司に言われて今も心に刻んでいる言葉のひとつが、

「知識や情報だけを得て行動しない評論家のような職員になってほしくない。」

なのだという。

社会的な地位と安定した収入が保証され、大過なく定年まで過ごすことができれば、それはそれは様々なリターンが大きいコウムイン。

先日の「消滅の可能性がある自治体896」で実名が上がったところの職員の皆さんって、どーゆー気持ちなんだろ????????

まさか

「2040(平成52)年のことだろ、そん時私はもう退職!(ひとごと、ひとごと・・・・)。」

ってぇこと、ないですよね。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。午後から天気は崩れる予報。

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今日のストームグラス(↓)。やけに上澄みがクリアです。

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結晶もキレイ。

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信州山の日(7月第四日曜日)制定を記念しての発行だそうです。

国民の祝日としての「山の日」は8月11日になるそうですが、それとは別に「長野県版」があるということになります(私はどっちでもいいです)。

で、

タイトルの「信州を歩こう ガイドブック」 

発行は一般社団法人長野県観光協会(県職の天下り先のうちのひとつ)。

これが今回はけっこう「いい仕事」してます。

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長野県関連のマガジンラック最下段に置いてあります(3番の冊子)。

街中歩きコースから山々を歩く(トレッキング)コースまで、全141コースを紹介。

冊子を出版するにあたっての「オール長野」的な取り組みは、高評価。

これをもとに詳細なコースマップを自分で用意すれば、もっと楽しめるはず。

無料配布というのも、ありがたい(似たような内容で「本」として出版している地元新聞社もありますし・・・・・、はいS毎です)。

因みに画像中1番の「南信州観光ガイドブック」は南信州新聞社が発行、2番の「南信州.com」は(株)アド・プランニングが発行。

特に2番は巧妙に、かつ手だれた手法で「広告を出したお店や企業だけ」を、あたかも記事のように扱っている紙面構成。

これは、ある意味ミゴト!(≧∀≦)です。

それと対比すると「信州を歩こう ガイドブック」はちゃ~んと充実した記事としての内容(コースマップだけだけど)で作られているので(広告も控えめ)、是非お手元に1冊どうぞ。



メニューの“Beverage”ページに、ひとつ「夏らしい」飲み物を追加しました。

グラスに注ぐと涼しげでよろしゅうございます。

ご注文いただけたら幸いです。

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