BS-1を中心にサッカーW杯ブラジル大会を見ています。
オープニング・アニメーションで気になること、ありませんか?
そうそう、彼(↓)が出てくるあのアニメです。
静止したものを見ると、彼の瞳にスタジアムから舞い上がる光も描かれていることがわかります。
で、
ブラジルが国家の威信をかけて製作したものだろうから(そもそもこのアニメって、ブラジルが作ったのか? それともFIFAがどこかの制作会社に依頼したのか? それともNHKがこのためだけに作ったのか??)、お祭りという側面もあるし、なるべくなら「あまりみせたくないもの」は描くことはないだろう---と思っていたら・・・・・・・。
「彼」が最初に登場するシーンを見てみましょう(↓)。
赤○部分の、茶色で凸凹した屋根。
「彼」は高台から下を見下ろしており、中心市街地ではなく、郊外にあることがわかります。
これ、ファベーラですね。
日本語にすると、「貧民街」・「スラム」。
wikiせんせいの画像から(↓)。
ファベーラに住んでいる(であろう)「彼」も楽しみにしているW杯。
それをスタジアムで見られるかどうかはわかんないけれど、確実に言えることは「彼」にとっての将来の夢が、今、目の前で行われているというってこと(だから瞳の中にもスタジアムの光が描かれたのか?)。
どのようなバックグラウンドを持って生まれてきたとしても、W杯はそれを目指す者たちすべてに、扉を開けて待っているゾ!---というメッセージにもとれます。
(日本で考えてみたら、この描かれ方はけっこうイッテルと思うはずです。オープニング・アニメーションが、いきなり山谷や釜ヶ崎のシーンだとしたら・・・・・・・。)
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今日の南アルプス↓11:00撮影)。
今日のストームグラス(↓)。