liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

2014年10月

読んで楽しい『美人論』の井上章一氏が、『妄想かもしれれない日本の歴史』 (2011) 角川選書 の中で、大化改新の詔と養老律令の条文について触れていて、その指摘があーゆー系でオモシロイ。

自分が高校時代に受けた日本史の授業を思い浮かべてみるといいでしょう。

-------------以下引用、長いですぜ(強調BLOG主)。

歴史はうといという人でも、大化改新については、その名をおぼえておられよう。

中大兄皇子が中臣鎌足にささえられ、それまでの蘇我氏体制をくつがえした。

朝廷が中心となって、公地公民制にもとづく支配のしくみを、うちたてる。

律令制のさきがけとなるそんな改革が、六四五年にはじまったと、学校ではおしえられた。

しかし、そこに釆女のきまりがあったことは、教科書にのっていない。

多くの学習参考書も、ふれることをさけている。

釆女は、大和の王朝が、地方の領主たちからさしださせた若い娘たちのことをさす。

大化改新がうちだした詔(六四六年正月)には、こうある。

「凡そ釆女は郡少領以上の姉妹及び子女の形容端正なるものを貢げ」

おわかりだろうか。

改新政府は、地方領主に「形容端正」な「姉妹及び子女」をよこせと、言っている。

美人を朝廷へとどけなさいと、そう命じているのである。

穀物をおくれという指図があったことは、学校でもならったろう。

あるいは、労役や兵役へ、男たちがしばしばかりだされたことも。

しかし、きれいな女を朝廷があつめようとしたことについては、何もおそわらなかった。

学校教育では、この史実がかくされてきたと、言ってよい。

まあ、大化改新については、それがあったことをうたがう学者も、おおぜいいる。

中大兄皇子の大活躍を信じないむきも、すくなくない。

しかし、八世紀初頭に養老令のだされたことは、まちがいないとされてきた。

こちらに関するかぎり、その発令をあやしむ研究者は、いない。

そして、その養老令でも、釆女については、こうしるされていたのである。

「其れ釆女を貢ぐは、郡少領以上の姉妹及び女の形容端正なる者を、皆な中務省に申して奏聞せよ」

やはり、きれいな女を中央政府へよこせと、書いてある。

大和の王権は、美人あつめに、けっこう力をいれていた。

そのことは、否定のしようもない。

そして、その事実が、教育の場では隠蔽されてきたことも。

朝鮮人従軍慰安婦のことを、今日の学校教育では、おそわるようになっていると聞く。

釆女についても、きちんと生徒にはつたえてほしいものである。

大和の朝廷は、けっこう面喰いだったのだ、と。

「形容端正」な女をよこせ。

こういうあつかましい法規は、しかし西欧の法制史に、見いだせない。

ヨーロッパの王たちは、美人へのあからさまな欲望を、法の形ではしめしてこなかった。

キリスト教の道徳が、それをゆるさなかったためか。

まあ、王が美人をかきあつめることじたいは、西洋でもあったろう。

権力をもつものが助平心にはやるのは、世の常である。

ただ、その想いを法へ書きあらわすまでに、あちらの王たちはいたらなかった。

日本とヨーロッパには、そういうちがいがあったことも、気にとめてほしいところである。

中国の王宮も、美人あつめには力をいれてきた。

たとえば、後漢の役人も、そのため「洛陽の郷中に遣わ」されている。

そして、「姿色端麗にして法相に合する」釆女を、宮中へいれたと、『後漢書』にはある。

日本の釆女も、こういう中国のしくみをとりいれたのだろうと、とりあえずみなしうる。

しかし、後漢の法令に、そういう条文があったのかどうかは、わからない。

養老令などの手本になった唐令が、面喰いを標袴していたか否かも、不明である。

私は、たぶん唐令にも、「形容端正」な女をもとめる条文はあったと、考える。

しかし、そこに関しては、日本側であらたに書きそえた可能性も、ないではない。

もし「形容端正」が、大和王権のつけくわえた、日本だけの文句だったとしたら…。

日本人のひとりとして、すこしはずかしいなとも感じるが、読者はどう思われよう。

-------------引用終了

はい、読者の一人としても、そうだったとしたら少しばかりではなく、丸ごと全部恥ずかしいです。

で、

手元にあった山川出版社の『詳説日本史』と東京法令出版の『資料日本史』をぱらぱらとみてみました。

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『詳説日本史』では大化改新の詔を次のように載せています(↓)。

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確かに、ない!

いわんや養老律令をや(↓)。

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記述は、欄外の注という冷たい扱い。


じゃぁ、『資料日本史』はどうかというと・・・・・・(↓)。

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「おぉ~、あるじゃん! それもルビ付きで『かおきらぎらしきものをたてまつれ』とある!」

文面が古語なので、すぐ下に「通釈」として次のように現代語訳が記されている(↓)。

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あぁ、なんてわかりやすいのだろう。

『資料日本史』は大学受験者のための「史料」が中心なので載っているのかもしれないが、この「改新の詔」の出題頻度は【A】とも記されている。

ということは、受験を念頭に置いて授業をしている先生方にとって、「改新の詔」の内容は必ず扱っているといってよい。

気になるのはその内容の範囲であって、わざわざ「凡そ釆女は郡少領以上の姉妹及び子女の形容端正なるものを貢げ」という部分まで掲載した『資料日本史』編者のスタンス、何か意図があったのでしょうか?

編者の欄には4名の先生方のお名前があり、西沢先生、お久しぶりです(この時代の担当だったのかどうかは???ですけど)。

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日本史の授業を思い出したでしょうか? 今は資料集に載っているんです、「大和の朝廷は、けっこう面喰いだったのだって。

あーゆー系の方々は、こーゆー系のDNAなんですね、ニッポンって昔から。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今日も快晴。

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今日のストームグラス(↓)。なのに結晶はザックザク状態。

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昨日、大学いもをつくりました(↓)。

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フライパンでつくる「なんちゃって大学いも」なんですが、そこそこには、できました。

ちょうどできあがったときにお客様(おひとり)がおられたので、サービス。

こーゆーのもタイミングですね。

今朝の冷え込みは松本0.7℃、諏訪0.3℃、軽井沢-1.7℃、飯田は1.8℃。朝のwalkingでも手袋と耳当てで完全防備です。

先日、店内に「膝掛け・ブランケット」をご用意しました。

昨年までは各テーブルごとに座席の数に合わせた枚数を置いておきましたが、だんだんとモノが多くなり、今年は結局、1カ所にまとめておくことにしました(↓)。

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ひとまず、10枚積んであります。お好きなモノをご利用ください。

で、

上から2枚目のフリース・ブランケット、私が一方的にライバル視しているお店のモノを、それとなく置いてあります(↓o(^-^))。

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ほかにも今年初登場!のモノもあります。素材の違いや感触の差、それも楽しみの一つ・・・・・ということで。

トータル林業システムで活性化(長野県根羽村)

以前に読んだ『「地元」の力』 金丸弘美著(2010) NTT出版 でレポートされていた文面(インタビュー)に、オモシロイ指摘がありました。

-------------以下引用(強調BLOG主)

意外なことにIターン者の多くは人里離れた僻地という感覚を持っていないのだという。

「村のことを山間地で不便なところだと話していたら、若いIターン者から叱られました。

ここは中央道飯田のインターまで三〇分で行けるし、東名高速名古屋インターへも七五分で行ける

全然、不便じゃないというんです。

それにもかかわらず、環境がよく、住みやすいのだから、マイナス発言はやめてほしいと(笑)。

私も認識を改めなければなりません」

と小木曽村長。

村の消防団も七〇名の定員のうち三〇名がIターン者だ。

いまから消防団に入ろうと思っても、定員オーバーで入れない。

こんな消防団は地方ではまず珍しいのではないか。

-------------引用終了

長野県下伊那郡根羽村。R153で県境を越えると豊田市(旧稲武町)です。

伊那谷にありながらも、お隣りの平谷村と根羽村は天竜川水系ではなく矢作川水系に位置していて、下流域との交流も盛ん。

だから県庁所在地(長野市)なんぞへ行くよりも、下流域との接点の方が大きいのでしょう(平成の大合併で越県合併という話もあったらしい)。

下流域に位置する、特に明治用水によって、「潤った」エリアの皆さんは、その重要性に気づいていて、上流域の森林資源(=水源地)の保全に協力的です。

ただ、Iターン者が、

ここは中央道飯田のインターまで三〇分で行けるし、東名高速名古屋インターへも七五分で行ける

というのは、そーとースピード出していると思うぞ!

確かにこのあたりのR153は信号機が少ないし(というより、殆どないし・・・・)、スピード出るし・・・・。

発言の小木曽村長は、根羽村中興の祖的な「林業立村」の道筋を付けた人なのですが、そんな人であっても自分の村の存在(=絶対的な位置)をそーゆーふーにとらえていた---という点も、発見でした(もう、そーゆー発言はしていないんでしょうけど・・・・・・。2011年に20年間つとめた村長の座を退き、今は「次」の村長になっています)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。快晴、布団干し日和。南アルプスに先日降った雪も溶けたみたいです。

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今日のストームグラス(↓)。こんなに天気がいいのに・・・・・・。

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昨日、13:52の南向きの窓(↓)。テントウムシが密集、窓の外側ですけど。

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14:29でも・・・・・・。

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女子トイレの中にも・・・・・・(↓)。きのこから代えてみました。











































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先日からsweetsメニューを2品ほど冬品目に入れ替えました(当然、消えていったものもあります)

いつでもあるというわけではありませんが、「黒板」に書いてあったら、ご注文してみてください。

よろしくお願いします。



今朝のwalking時、「下界」が霧の中(↓6:14撮影)。昨年も書いたことだけど・・・・・・。

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伊那谷を貫流する天竜川に沿って、北からず~~っと谷の底部分(川面に近いエリア)は霧の中(↓)。

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ちょうどこの季節、市田柿の収穫と加工の最盛期を迎えます。

下界をこのような感じで毎日見ていると、星野リゾート・トマムの雲海テラスなんて・・・・・・。

「見せ方(魅せ方=演出方法)」の力量差を実感するのでした( ^.^)( -.-)( _ _)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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今月階段2枚のLP額は、パット・メセニーのアルバムです(今日を含めて、あと3日か)。

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“LETTER FROM HOME”(↑) と “AMERICAN GARAGE”(↓)

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後者はECM時代のものなので、「絵」になる風景写真と文字との組み合わせが多い(中には「文字だけ」というものもありますが・・・・・・。)

GEFFENに移籍してからは、前者のようなコラージュアルバムが多くなりました。

ほかにも(↓とりあえずGEFFENものを並べてみました)。

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パット・メセニーは好きなギタリストなので「棚」をみてみたら、ブートレグを含めて40枚ほど。

中でも一番のお気に入りは、“SECRET STORY”(上の画像、右の列上から二番目)。

トータルアルバムの構成。

途中で矢野顕子の歌う声が出てきたときには、「!?」でしたが、それも含めて大好きなアルバムです。

FMなどでよくBGMに使われている曲目もあり、「あれっ、どこかで聞いたことがルような・・・・・・」そんな感じが満載のお得なアルバム(よく使われているのは“sunlight”.)。

現在はワーナーなので、コラージュアルバムはなくなりました(どちらかというと、ECM的なアルバムジャケットが多いですね)。


秋の収穫時期だからでしょうか、お客様(+法人)からいただき物が続きました(お裾分けだったりします)。

南水(↓長野県南信農業試験場で「新水」と「越後」を交配し育成されて生まれ、1990年(平成2年)に品種登録された品種)。

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名前は「新水」と「越後」を交配したので、それぞれから一文字ずつとって付けたわけではなく、南信農業試験場の「南」と新水の「水」から---だという。

確かに「新水」と「越後」の漢字4文字の組み合わせでは、いい名称が浮かびそうもありませんし・・・・・、ね。

美味しゅうございました(岸朝子ふう)。

さつまいも(↓金時?)。

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こちらはまだ食べていません。またお手軽レシピ(手抜きとも言う)の「大学いも」にでもしようかと、思案中。

鉢植えの花、4鉢(↓)。

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なでしこと一番左のケイトウの一種、ハッピーキャンドル。この花の造形がクリスマス向き(↓)。

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12月下旬までは持たないと思いますけど・・・・・・。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。結晶、大繁殖中。これから天気が悪くなるのは確かなんだけど・・・・・・。

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10月24日16:53撮影の南アルプス(↓)。

今年は上手に三段紅葉できるか?????

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一昨日とその前日の続きです。

森正洋氏の原点ともいうべき、“G型しょうゆさし”。

デザインされたのは1958年。これは2年後の「グッドデザイン賞(Gマーク選定商品)」の第1回受賞作品で、いまもフツーに販売されています。

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上から(↓)。

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ふたの突起部分に空気穴が開いていて、注ぐ量を調節できるという設計。

(念のため、)当店ではこれに「おしょうゆ」は入っておらず、提供しているものもありません(あしからず)。

「すーちゃん」シリーズのほかに、先日から赤棚へ『泣き虫チエ子さん』第1~3巻を置いてあります。

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チエ子さん(秘書)とサクちゃん(靴職人)が主人公で、どうやら結婚10年ほどという設定。

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第3巻目の巻頭第67話「出会いの瞬間」が衝撃的でした。

というのも私には、そーゆー系のことは「奇跡」でも起こらなければ、あり得ないと思い込んでいるフシがあったからです。

でも、チエ子さんとサクちゃんは、特にチエ子さんにとっては、「奇跡」なんかじゃないという確信によって結婚に至ります。

この第67話は「帯」にも一部が描かれています(↓)。

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「あ~、やっぱり編集者も同じ思い(この回のすごさ!)だったんだ!」などと、私も妙に感心。


チエ子さんのモノローグのみ(↓)。

-------------以下引用(強調BLOG主)

(明け方チエ子さんはトイレに行きたくなって目が覚めます。隣りではサクちゃんが寝ています)

生まれた場所も環境も違うふたり

たくさんの偶然の扉を開けて

出会ったんだよな~

(トイレ)

奇跡だ!!

とは思わないのは なんでだろ

奇跡とは違うような気が・・・・

あたしとサクちゃんが出会ったのは

奇跡とかそういうんじゃなくて

お互いに

出会った瞬間を見のがさなかった

そういうことなのでは

(布団に戻る)

この人がいいよって

あたしの心に沸き上がってきたのは

あたしがそう思えるように生きてきたからで

それを「奇跡」なんかで片付けられちゃ たまらない

って チエ子さんは思ったのでした

サクちゃんもでかしたな

(サクちゃんの頭、なでなで)

(サクちゃん、「う~ん」といって 寝返りを打つ)

-------------以下引用

空間には様々な電波が飛び交っていて、それはFM波だったりAM波だったり、はたまたBSの電波だったり、ケータイ、スマホの電波だったりと、目には見えないものばかりです。

それらを受信するためには、それ相当の受信機が必要なわけで、それがラジオであり、テレビであり、ケータイ、スマホであるわけです。

自分のことを振り返ってみると、この受信機の性能が著しく低いものであったように思います。

だから「奇跡」はおきない---と思い込んでいたのかもしれません。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。昼前から快晴になりました。

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今日のストームグラス(↓)。

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正確には「グラス」ではなくて、「ポーセリン(porcelain・磁器)」かな?

ファンシーカップはあくまで、カップのサイズ(容量約250ml)であったわけですが、このロックセット用にデザインされた「器」は、あくまでロックグラスを意識したサイズ。

でもって、

ファンシーカップのように持ちやすさ(指がくる位置の窪みが秀逸)にも配慮されています(↓)。

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