2月26日に平成27年(2015)国勢調査・人口速報集計が発表されました。
こちら(e-Stat)。
長野県の市町村だけ抽出し、まずはその人口増減率上位(↓)。
人口がこの5年間で増加したのは、77ある自治体のなかで、南箕輪村・御代田町・松本市の3つだけ。
で、
延々と、“-(マイナス記号)”が続いていて、こーゆー結果(↓)。
自治体名に赤線を引いていあるのは、「下伊那郡」のところ。飯田市を挟んでそれよりも南の自治体のオンパレードです。
天龍村、今回は“-17.74%”。前回の5年間(平成17年~22年)はどうかというと、そのときも“-17.2%”。
この10年間で-35%。
ということは、10年間で村民の1/3がいなくなったということか。
このエリアの町村は平成の大合併でも、「大合併」をしなかったので小さな村がそのまま残って、今に至っています。
広島県のように中国山地の辺鄙なところも「市」に編入されて、自治体数が約1/3に減少したところでは、こーゆーふーに「数字」が可視化されません(地元じゃ明々白々なんだろうけど)。
総務省は2008年を「人口減少社会元年」としています。
でも都会にいると実感できないですよね、渋谷は若者ばっかりだし、丸の内・霞ヶ関にはバリバリのビジネスマンや官僚サマたちばかりだし(夜の六本木は彼らに加えて、外国人が溢れてるし)。
ただ平日の昼間、東京郊外の私鉄駅前でマン・ウォッチングしてみると、
「日本は、老いてきているのだなぁ~。」
と実感できます。
況んや、地方をや(日本の行く末を「先取り」している課題先進地、それが「飯伊地区」)。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
今日のストームグラス(↓)。