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2016年05月
知的資本経営のTSUTAYA
昨年10月、滅多にはメディアに登場しないCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の増田宗昭さんがNHK「プロフェッショナル~仕事の流儀」に登場しました。
そう、増田さんはTSUTAYAの社長。
番組取材の中で現在進行中だった企画が紹介されていて、それは創業の地・大阪府枚方市にTSUTAYAを核としたデパート(仮)を作るというものでした。
で、
その店舗が今月16日、オープンしました。こちら。
「百貨」店ではなく、ピンポイントに絞りを入れた生活提案型商業施設です。
(元々京阪電車・枚方市駅前に近鉄百貨店があったこと自体が、あたしゃ???だったんですが、それが撤退した跡地に、TSUTAYAの【HIRAKATA T-SITE】がオープンしたわけですね。)
「プロフェッショナル」でもいいことをたくさん仰ってるんですが、東洋経済webのインタビューでも、ナルホド~と思ったことがあります。
-------------引用開始(強調BLOG主)
(~インタビューに答えて~)
代官山についてはよく、「カフェで本をタダ読みさせているから売れていない」と言われるけれど、実際には坪月商30万円だよ。
あんな立地で、ほかにそんな店ある?
代官山には商品、空間、それからもてなしがあるから。
イノベーションを起こすのには執念がいる。
代官山をやるときも、役員は全員反対だったんだから。
でも俺たちは経験値がまったくないことを、試行錯誤してここまでやってきた。
――(インタビュアー) 常々、経営とは失敗を許容することだ、と言ってきました。
マンションの家賃を毎月もらうような仕事なら、何も挑戦しなくてもいい。
だけど、やったことがないことに挑戦したら、当然失敗する。
成功するのは、1000回に3回ぐらいしかない。
成功するためには、失敗は必要悪。
だから挑戦する人たちは、必ず失敗する。
だけど試行錯誤する中で成長もしていく。
それが知的資本経営というもの。
-------------引用終了
「1000回に3回ぐらい」って千三つ(せんみつ)の世界のことですよね。
経営学を勉強したことのない私に引っかかったのが、「知的資本経営」という言葉。
それを増田さんは咀嚼してTSUTAYAで実践されているということか。
ふと、
これって「地域」に当てはめてみても使える思考法ではないか、と思った次第。
既にそれに気がついている「地域」はもう走り始めている(ハズ)。
Q 「じゃぁ、お宅の場合は?」
「そりゃぁ、今のスタンスでも経営が続いていること、それが大切なんじゃないですか?」
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
今日のストームグラス(↓)。
オ・マ・ケ(↓三日坊主めくりカレンダー。明日、6月1日は「牛乳の日」だそうな)。
私もそーゆー列車はゴメンですo(^-^)。
ウィトルウィウス的人体図、ラジオ体操。
誰でも一度は見たことがあると思われるda Vinciの例の図(↓)。
Wikiせんせいでも解説されています(こちら)。
野次馬の私には、これはラジオ体操の一コマにも見えます。
同じことを考えている人もいるだろうと思っていたところ、やっぱり(↓o(^-^))。
でも、この「絵はがき」はドイツ製なんだよなぁ~(ドイツにもあるのか、ラジオ体操!?)。
(アルフレックスのテーブルに置いてあります。)
灯台下暗し(牛乳パンの件でo(^-^))。
灯台下暗し
cf 東大もと暮らし(本郷の住人)---御教訓カレンダーより(懐かしゅうございます)。
インストアベーカリーはデパ地下、スーパーのテナント等、人の集まる一等地に出店していることが多い。
デパートはともかく、全国展開(若しくはエリア展開)のスーパーマーケットだったら、田舎でもけっこう身近に立地しています。
するとそのテナントに、チェーン展開しているパン屋さんが入居。
少しだけど、調べてみました。
サンジェルマン → 東急系のデパ地下、スーパーに多い
ドンク → 関西系のデパ地下、スーパーに多い
フランドール → イオン系に多い(そもそもフランドールはフジパンが展開しているインストアベーカリー。フジパン系列のインストアベーカリーの店舗名って、どーしてあんなにたくさんの名称があるのだろう?)
ポンパドール → 特定の傾向なし? つかめません????
因みに製パン業界の巨人、山崎製パンはこの分野に積極的ではないみたいです。私が知っている店舗は、「ヴィ・ド・フランス」だけでした。
パスコ(敷島製パン)も、そう多くはなく高級志向の“PAUL”くらい。
で、
そーそー、「灯台下暗し」ね。
まさか、長野県下伊那郡に麻布十番に本店を構えるあのお店があろうとは(*゜∀゜)。
というのも、飯田市内のアピタにあった同じ店舗が撤退していたので( ^.^)( -.-)( _ _)。
「郡下」の当地にあるアピタにも同系列の店舗があるとは、盲点!
でも、こっちは健在でした\(^^@)/。
お店の名前は、「麻布十番モンタボー」。
今、モンタボーが大プッシュしているのが、「北海道牛乳パン」なんです。
店舗ディスプレイのいちばん目立つ場所に、たくさん陳列されています(店内撮影はNGなので画像はありません)。
買ってきました、2種。
プロフィール(文字通り、横顔)(↓)。
上空写真(↓)。
とぐろまいて作ってますねo(^-^)。
断面図(↓)。
ブルーベリーの形状から、どーゆーふーに「巻いていったのか」想像できますねo(^-^)。
身体測定の結果は、以下の通り。
直径13cm、カップ高5cm、北海道牛乳パンの高さ10cm、北海道牛乳パン・ブルーベリーの高さ7cm。
そして「体重」、
北海道牛乳パン262g、北海道牛乳パン・ブルーベリー255g
「おぉ、この重量感!」
価格は、
北海道牛乳パン421円、北海道牛乳パン・ブルーベリー453円
けっこういいお値段します。
ただ、
長野県の地元パンである、「牛乳パン」に馴染んだ者としての第一印象は、
「麻布十番(東京)で作ると、牛乳パンはこーなるのか?」
「巨大なカップケーキじゃん!」
そーなんです、地元パンとしての「牛乳パン」のイメージからは、似ても似つかぬお洒落なパンに大変身!
ケーキと見紛うような「菓子パン」です。
モンタボーの牛乳パン紹介ホームページは、こちら(↓)。
当然のことながら、直方体造形のパン生地の間にミルククリームが挟まっていることはなく、製造工程も公開しているところからみると、「どう、同じようにつくってごらん、なかなか、このレベルで作れないから!」という自信を感じます。
「紹介」ページで表現されているように、
まるでケーキのようなふんわり食感+そぼろクッキーのサクサク感(購入日)→しっとり感(翌日)
美味しゅうございました(故・岸朝子ふう)。
因みに、こんな引換券を発券中(↓)。---つまりお値段は、今なら1/2と、お得(来月以降)!
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。午後は回復との予報。
今日のストームグラス(↓)。
1931(昭和6)年から続く食パン。
『地元パン』 甲斐みのり著(2016) グラフィック社刊---で次のよう(↓)に紹介されていた食パンがあります。
当地にかれこれ10年は住んでいるんですが、タイホーパンは知っていても、そこで販売されている「食パン」に、そーゆー歴史があろうとは、知りませんでした。
お店の公式ホームページでは、ただ
「開業当時から変わらぬ製法で作っております。」
としか記されていません(http://taihopan.com/syokupan.html)。
今や、シンプルな食パンでさえ、モチモチ・サクサクするために製法も向上し、添加物もジャンジャン入っていたりしますが、そんななかにあってこれは貴重です。
タイホーパンが開業した1931年といえば、当地にも鉄道が敷かれており(大正12(1923)年飯田駅開業)、とはいえ「都」におられる日清製粉の技術者からしたら、来阪、いやもとい来飯のための移動は、一日仕事だったことでしょう。
それと「今上天皇が飯田を訪れた際に献上」という情報。
これも知りませんでしたから、ネットで「ポチッ!」とな。
「ポチッ!」とな---してみたものの、それがいつなのか、なかなかわかりません。
今上天皇が皇太子時代の行啓で、飯田に足を運んだ---それがいつなのか?
(こーゆーときこそ、図書館で郷土資料をパラパラすればいいんでしょうけれど、そんな時間もなく・・・・・・。)
来飯時、天竜峡で鳥を放したこと、そのときの石碑があること、地元の「窯」の器を購入されたこと---そーゆーのは断片的にヒットしました(いちばんヒットしたのは現皇太子の妃、小和田雅子さん関係で、今や秘境駅として有名となった「小和田駅」情報)。
で、
漸く、判明。
皇太子・妃(美智子様)が当地においでになったのは、昭和44(1969)年9月。
いまから47年前(すると、【TOP】さんもまだ開業していないナ)。
買ってきました(↓)。
シールも昭和レトロ感、ありあり。
焼いてみた(↓)。
平成の、それも2016年の時点で、ブラインドテストをしても、シンプルに小麦粉を焼き上げた食パン---そんな印象です(そりゃそーでしょ、「開業当時から変わらぬ製法」なんだからo(^-^))。
ごちそうさまでした。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
今日のストームグラス(↓)。
液状化現象と地盤沈下。
先日、熊本地震に関連したネットの記事を見ていたときのこと(↓これ)。
下の方に【関連記事】があったんですけど、そのうちのひとつ(赤↑)。
自然災害による液状化 → 地盤沈下 とは別の意味で用いているのに、コンピュータ様(AI)にはそのへんがまだまだ理解できないらしいo(^-^)。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
今日のストームグラス(↓)。
これって、似ている・・・・か?
本のタイトル、『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』 ジェーン・スー著(2014) 幻冬舎刊
これを図書館から借りました。タイトルからすると、なかなかオジサンは手を出しづらいんですが、ネット予約なので、貸し出し時に少し我慢o(^-^)すればいいだけ。
で、
「女子」に纏わる辛口エッセイ集なんですけど、その中の一本、これ(↓)って、設定を別のものにすれば、けっこう当てはまること、ありませんか?
-------------引用開始
Over五十五おじさんの中には、仕事でしか自分の価値を確認できない人も多い。
だから、仕方がないとも思うのですよ。
男女雇用機会均等法が施行される以前の「俺は働いて、家族食わせてナンボ」の世代だもの。
年功序列世代だし。
自分が食わせている嫁や娘と同じ性の人間が仕事フィールドで意見をしてきたら、そりゃ腹も立つでしょう。
「自分以外の人間を、俺は食わせている」という自負もある。
いや、正しいかどうかの話ではなくて、情緒としては理解できなくもない、という話。
そんな男ゲーマーには、まず敬意を払う。
そしてこちらの不注意や不勉強を、大げさに表明します。
すると「仕方がないな……」というテンションで、彼らはようやくこちらの意図を汲む。
いちいち相手に花を持たせるのは気絶しそうになるほど面倒ですが、いまのところこれがいちばん確実です。
主導権や決定権は既得権益だと思っている相手と、毎日の仕事でいちいち議論を交わしているヒマ、こちらにもありませんからね。
あと、理想と現実がかけ離れていればいるほど、目前の問題にどう対処して落としどころを見つけていくかが重要です。
彼らを全員吊るし上げ、無知と不条理を白日のもとに晒そうとすれば、間違いなくこちらの首が危うくなります。
毅然とした態度とともに、譲歩の余地を匂わせたネゴシエーションが必要だと私は考えます。
それも、女の武器と言われるものを使わずにね。
彼らから学ぶことも、実は多くあります。
男社会でいちばん長くゲームをやっている人たちです。
ルールについては彼らが熟知しています。
Over五十五おじさんたちは、ルールブックとして、十分な価値かある。
たとえ、そのルールを今後変えていこうとこちらが画策していたとしても。
いまのゲームのやり方を知らなければ、将来それを変えるのは難しい。
私はそう思うのですよ。
-------------引用終了
ふと私は、Over五十五おじさんたちを、江戸時代から続く既得権益者群、そんな方々と一緒に仕事をすることになったこの文の主語の人(ジェーン・スーさん)を牧野飯田市長---に読み換えてみました。
40代半ばで市長となって、既に3期目が今年で終了。4選出馬を表明しています。
でもね、思うのです。
その背景にはさぞや1~2期目でのご苦労があったことでしょう、と(あくまで私の妄想ですo(^-^))。
♪都の塵も通い来ぬ~---そーゆーところで、まず3期12年で地均(なら)し。そーすると市長も50代半ば。漸く「やりたいことができる」環境になってきたのかも知れません。
「権不十年」 by 細川護煕(当時は熊本県知事、のち首相、現在は陶芸家??)
ではありますが、地方都市にあっては、時間の流れが遅いので、変わるために必要な時間が長くなりがち(悠長にしていると、周回遅れのトップランナー・・・・てかo(^-^))。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
今日のストームグラス(↓)。
オブセ牛乳はイオンで、市田酪農はキラヤで。
先日、オブセ牛乳の話題を振られたので、イオンで買ってきました(↓)。
トレードマーク(月に腰掛けるエンジェル?)のアップ(↓)。
陳列棚の表示には「中温殺菌牛乳・オブセ牛乳」とあり、
私「えっ? そーなの?」
てっきり低温殺菌だと思っていたら、表示にも(↓)、
「80℃ 15分」という表示。知りませんでした、「中温殺菌牛乳」というジャンルがあることを。
でもね、美味しいです、オブセ牛乳。
その秘密を、社長さんはあっさり次のように言ってのけます(強調BLOG主)。
「秘密はないよ。殺菌温度だよね。たぶん。 原乳は別段特別な物を使っているわけじゃないしね」
オブセ牛乳を原材料にした加工品が、今はけっこう出回っています。
美味しさの証みたいなモンでしょう。
そーいえば、地元にも市田酪農というのがあって、確か地元スーパー・キラヤで販売していたはず---と思いだし、買ってきました(↓市田酪農に関しての東京農大・新井先生のレポートは、こちら)。
こちらは低温殺菌牛乳、65℃ 30分(↓)。
私は「牛乳の殺菌温度を巡る議論」はよぉわからんので、傍観。
というのも、漂流牛乳さん曰く、
「牛乳の殺菌温度を巡る議論は長らく紛争状態にあります。一般論的な逃げ道らしきもの(牛乳だけ飲んでも駄目、食生活は全体で考えよう!)は醸成されつつありますが、いずれにしても民間人には大変な危険を伴う話題ですので、余程の必要がない限り、渡航は延期してください。」
私は菜食主義者でもなく、ましてやビーガンでもなく、どちらかというと、お肉はあまり食べないという程度の嗜好で、でも食べ物全般に関しては好き嫌いはないという、特徴の無い傾向ですから、牛乳も「これでなきゃダメ」というわけではありません。
因みに、お店で使用している牛乳は、「130℃ 2秒」のものですo(^-^)。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今日も飯田の予想最高気温は30℃。
今日のストームグラス(↓)。
奉天会戦からノモンハン事件までの34年間。
以前、お客様から教えていただいた 『増補・転落の歴史に何を見るか』 齋藤健著(2011) ちくま文庫(↓右)。
著者が通産(当時)官僚時代に書いた書籍を、文庫版化時に増補したものです。
日露戦争を勝利に導いた奉天会戦時の日本軍(特に陸軍)が、その34年後、ノモンハン事件で「どーして、こーなっちゃったのか?」、「同じ組織とは思えないくらいに、劣化したのはどこに原因があったのか?」
そんな疑問から出発しています。
34年といえば、一世代が経過。
明治維新を経験した世代(ジェネラリスト)が表舞台から去り、明治時代に作られた組織(官僚、軍隊)のスペシャリストたちにバトンが渡された時代、それがこの34年間なのだそうです。
状況のパースペクティブが見えて、大局観のある判断が下せるジェネラリスト不在の時代。
その後のニッポンは1945年の敗戦まで、一気に「転落」していく時代。
21世紀のニッポンにも同じ状況をみる著者は、その後、官を辞し国政選挙に立候補するも惜敗、3年以上の「失業時代」を経験し、民主党が政権を取った2009年衆議院選で自民党から出馬し、当選。
で、
10数年前に日本史の先生から教えていただいた本を思い出しました(上の画像、左)。
齋藤さんも著書の中で触れている 『失敗の本質』 野中郁太郎ほか著(1984) 中公文庫(1991) → 既に名著。
軍組織の問題点は、平成の「今」のニッポンにおいても、それがニッポンの組織であれば、宿痾の如く受け継がれているという指摘。
組織に馴染まなかった自分が言うのもナンですが、組織とはホドホドに・・・・・・o(^-^)。
(2冊とも、スタッキングシェルフに置いてあります。)
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今日も飯田の予想最高気温は30℃。
今日のストームグラス(↓)。
長野県飯田でも昨日は30℃超えだったので、出しました。
扇風機、(↓)。
天井設置の2台のフライファンは夏でも冬でも春でも秋でも、常時回転中。
夏はそれに加えて、「下」のほうからも扇風機で「掻き回す」ことにしています。
(以前、サーキュレーターも置いてみましたが、音がうるさいんです。ですからまずは、この1台が登場。状況をみて、後日2台目も登場しますo(^-^))。