12月上旬のお休みは今のところ1、2、8、13日の予定です。よろしくお願いいたします。
【大切なお知らせ】 2015年1月2日から、 次のように店の方針を変更しました。 「4名様以上の人数でのご来店は、ご遠慮ください。」 つまり1~3人で、ご来店ください---ということです(ただ、3名様でお座りいただける席はひとつしかありません。ゴメンナサイ)。 理由は、 こちら をご覧ください。 ご理解をお願い申し上げます。 |
2016年11月
9月(よりも前)の時点で、トランプ氏勝利を予測。
先日、今年9月に出版された地政学の本を読んでいたら、次のような記述を発見(↓)。
奥付を見ると、平成28年9月22日第1刷発行---とありますから、原稿はそれよりも前に執筆されたものでしょう。
当時のトランプ氏とクリントン氏の支持率の推移を見てみましょう(↓)。
出版ギリギリまで状況を見ていたとしても、緑丸のあたりが限界でしょうから、こんな数値を元にした予想ではないことは確か。
で、
奥付の上に書かれていた著者プロフィールが、やたらと長い(詳しい)のです。
以下引用します。
-------------引用開始(強調BLOG主)
1952(昭和27年)東京都江戸川区生まれ。本名:昇。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。在学中より将来の日本のオピニオン・リーダーを目指し、哲学・思想・政治学・経済学・社会学等を幅広く探求。
早稲田大学在学中、教養課程のゼミでは、バートランド・ラッセル論の牧野力先生に、専門課程のゼミでは政治思想の大谷恵教先生に師事。
卒論のテーマは、エーリッヒ・フロム。
1977~1985年、アメリカ合衆国へ留学。経営学の権威ピーター・ドラッカー教授のいるクレアモント大学大学院で政治学修士号取得。
ハーバード大学政治学部大学院へ進み、政治思想のハーベイ・マンスフィールド教授、哲学のジョン・ロールズ教授(『正義の理論』の著者)、政治発展論のサミュエル・ハンチントン教授(『文明の衝突』の著者)、社会学のエズラ・ボーゲル教授 (『ジャパン・アズN0.1』の著者)、日本学のエドウィン・ライシャワー教授(元、駐日大使)、アメリカ外交論のスタンレー・ホフマン教授等に師事。政治学博士課程修了。
ハーバード大学国際問題研究所・日米関係プログラム研究員、政治学部助手を経て帰国。
1982年8月以来、発行している会員制情報誌「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」は、1990年代の日本のバブル崩壊、アメリカの株価上昇、2008年9月以来の世界金融恐慌などの大胆な予測を数多く的中させてきた。
ゼネラリストとして、未来を的確に見抜くその予測能力は、内外の専門家から高く評価されている。
現在、呉竹会アジア・フォーラム代表幹事、一般社団法人・日本クルド友好協会理事、拓殖大学日本文化研究所・客員教授、株式会社ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オプ・ジャパン代衣取締役。
-------------引用終了
錚々たる先生方から学んでこられたご様子です。
で、
日本のバブル崩壊、(リーマンショック後の)世界金融恐慌も「予測的中」なんですか?
今回のアメリカ大統領選挙でも、「トランプ氏勝利」と予測し、それも的中。
後出しじゃんけんじゃないですよね。
この本は「地政学」に関して書かれたものですが、地政学を学ぶと、「次に起こりそうなことを予測する歴史的論理を見抜く手がかりとなる」---ということか(ココの引用は『地政学の逆襲』カプラン著・朝日新聞出版より)。
因みに、著者の方は、藤井厳喜さん(wikiせんせいにも、載っています。こちら)。本はスタッキング・シェルフに置いてあります。
---
今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
今日のストームグラス(↓)。
オ・マ・ケ(↓昨日、16:28撮影の南アルプス・荒川岳と赤石岳。この時間はピンク!)。
当店でこの季節といえば( ^.^)。
シュトーレンです。
時間とともに熟成が進む伝統菓子なので、間隔を開けてもう一度召し上がると、また違った風味になっているはず。
今年は昨年とドライフルーツが違います。
ご賞味いただけたら幸いです。
「クロ現+」で「君の名は。」分析。
昨晩の「クロ現+」では「君の名は。」メガヒットの謎について、分析していました。
当初の狙いは10代20代をターゲットにしたアニメで、公開時での観客動員も、その層にヒットしていたそうです。
ところが、それが14週目になると(↓)、
半分は30代以上。
そこで、「クロ現+」は、まだこの映画を観ていない中高年層に観てもらい、映画のどのシーンが自分にとって「グッ」ときたのかを表示してもらいます。観た後は一人一人にインタビュー。
共通していたのは、皆さん「過去にあった自分と他者(恋人とか、その後結婚に至った相手と)の出会いや別れ」を思い出して、「グッ」ときていたということ。
それをみて、私もひと安心。
「あぁ~よかった。私も極フツーじゃん。」
ニンゲンとしての感受性が大きくズレているわけでもなさそうですo(^-^)。
---
今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
今日のストームグラス(↓)。
オ・マ・ケ(↓昨日16:05撮影の南アルプス・荒川岳と赤石岳)。
日本一の発行部数を誇る月刊誌で見たトンデモ広告!?
日本一の発行部数を誇る月刊誌は、意外なところが発行しています。
その雑誌の名前は「JAFMate」。
日本自動車連盟(JAF)の関連会社(JAFメディアワークス)が発行、とは言ってもJAF会員へ毎月送られてくるので、書店でお金を出して購入しているという感覚はありません。むしろ、会報が毎月送られてくる---そんな印象です。
因みにこの冊子で毎号楽しみにしているページがありまして、それは「危険予知・このとき、あなたは何に注意しますか?」という事故回避トレーニングのページ。
で、そーそー、
「JAFMate」の発行部数は、最新号(2016年12月号)では、なぁ~~~~んと、12,115,600部。
いっせんにひゃくじゅういちまんぶ。
日本人の1/10が購入しているという計算になります。
そんなモンスター誌ですから、広告料もこれくらいです。
で、先月号(2016年11月号)に次のような広告が掲載されました(↓)。
「へぇ~、南信州ドライブ企画かぁ~?」
と思ってよく見ると(↓)、
どうもこの内容からすると、「南信州」は〈清里/小淵沢/安曇野〉あたりのことを指しているらしい。
地図で見てみることにしましょう(↓)。
清里と小淵沢は山梨県北杜市で、「信州」じゃねえし。それと「安曇野」を組み合わせて、「南信州」と称した旅行企画。
確かに、清里、小淵沢、安曇野という地名は、もうそれだけでブランドが確立していますから、それらを組み合わせれば「売れる」商品になるかもしれません。
でも、それがどーして「南信州」という括りになるんだ?
上図の通り、「南信州」とは、別名“Deep South” o(^-^)と言って、長野県南部の最深部を指しているのだが・・・・・(x_x)。
いや、まて。
若しかして、この企画を練った人のメンタルマップでは、長野県がこーゆーふーになっているのかもしれん(↓)。
こうだとすれば、安曇野も長野県の南部地方になりそうo(^-^)。
因みにこの広告、本文中の1ページ大ですので、もう一度こちらでその金額をご確認ください(゜∀゜)。
---
今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
今日のストームグラス(↓)。
ゲストコーヒーの更新です(11月27日)。
一部では、“4th wave” などと称されている(らしい)ア・ソ・コの豆をご用意しました。
「酸っぱいのが好き!」
という方、ご賞味いただけたら幸いです。
「どうして土岐に来てくれたんですか?」
昨日、土岐市文化プラザ サンホールで「上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトfeat.アドリアン・フェロー&サイモン・フィリップス『SPARK』日本ツアー 2016」を見てきました(↓)。
上原さんがMCで、「こちらへ呼んでいただいたのは初めてで、『どうして土岐に来てくれたんですか?』って、聞かれるんですけど、それはですねぇ~・・・
「こちら、土岐市文化プラザの担当者の方が、熱烈にラブコールを送ってくれたからです。」
という発言。
会場は、拍手喝采(きっとその「担当者」の方は、陰で涙を流していたことでしょう)。
というのも、田舎のハコモノ自主事業であれば、「誰」を呼ぶのかについては、○○委員会とか○○協議会とかを開いて、お歴々の顔色をうかがわなくてはならないという手順が必要だからです。
よくぞがんばってくれました、担当者さん(土岐市は当地からだったら、松本市へ行くのよりも近いし、ちゃんと駐車場を無料で確保してくれているし(施設は松本市民芸術館と比べると劣りますけどo(^-^))。
で、
実はこのJAPANツアー、直前にアンソニー・ジャクソンが病気で参加できなくなったため、急遽アドリアン・フェローがその代役となっていました。
チケットの確保後だったので、e+からその旨メールがきましたけど、そのまま放置。
う~~~ん、アドリアン・フェローが、なんか遠慮しぃしぃベースを弾いてるっていう感じなんです(しょっちゅう、ひろみさんを見るんですが、彼女はもう演奏で「イッチャッテル」ので、あまりアイコンタクトしていなさそう)。
彼が参加しているチック・コリアのアルバム “THE VIGIL” ではそーゆーふーでもないんですが・・・・・・(今日、かけます)。
さりとて、プロですからね。ちゃんとソロでは聞かせるところは聞かせてくれました。
前日が愛知県芸術劇場、そして今日が新潟県民会館。JAPANツアーは12月18日の帯広の公演まで続きます。
---
今日の南アルプス(↓11:00撮影)。予報、雨。
今日のストームグラス(↓)。
11月27日は上原ひろみ特集です。
予告もなく唐突ですが、本日(11/27)は上原ひろみ特集です(↓)。
三部作、完結しています(した)。
先月、安彦良和先生の『天の血脈』第8巻が出たことで、安彦版「近代史三部作」が完結しました(↓)。
スタッキングシェルフに置いてあります。
今朝の雪、舐めてました( ^.^)( -.-)( _ _)(x_x)。
昨日、「今夜半から明日朝にかけては積雪の予報です」と報じられていました。
が、
まさかこんなに降るとは思いませんでしたぜ(↓)。
もう、朝から雪かきで、今日一日分の労働は終了---そんな気分です。
勿論、お店に至るアプローチ坂もちゃんと除雪しました(↓)。
でも、こんな日は、わざわざ「ここ」までおいでになるお客様は、少ない(いや、皆無)と思われ・・・・(x_x)。
閑話休題。
さてさて、先日の『2050年の世界 英「エコノミスト」誌は予測する』 英『エコノミスト』編集部編(2012) 文藝春秋刊 で、気になった記述を以下引用します。
-------------引用開始(強調BLOG主)
・民主主義のアキレス腱は二つある。
ひとつは金で、ひとつは選挙に対するさまざまな形のバイアスのかかり方である。
・第一のアキレス腱は、企業や企業の圧力団体が、政治家に献金をし、規制当局に圧力をかけるということだ。
・第二のアキレス腱は、民意がマスコミ等を通じて操作されやすいこと。ウェブの力はそうは言っても限定的で、マスコミはさまざまな形で情報操作を受けている。
・こうした民主主義の脆弱性を補う一手段として、法の支配の貫徹がある。
・さらに他人のことを思いやる「公共心」が、この民主主義の欠陥を補う。
・しかし、二〇五〇年までに、すべてを効率と個人の利益に換算して考える「経済第一主義」とこの「公共心」が大きな対立事項となり、民主主義を揺るがしていくことになる。
-------------引用終了
この本は各章ごとに「まとめ」のページがあるという、忙しい人には親切な編集ですo(^-^)。
で、
「公共」については、あのサンデル先生も触れていて、以前インタビューで次のように語っていました。
-------------引用開始(強調BLOG主)
Q:企業の役割を何と考えるか?
I would say that the purpose of corporation should be to serve public good. Some free market economists such as Milton Freedman have argued the only purpose of corporation is to maximize shareholders' value, to pursue profits. But I think that is too narrow view of the role of corporations. Corporations have many constituencies...Shareholders are one, and customers are also important, employees are also important, the communities the company serves are important. The best corporate leaders are aware of the importance of thinking about all of these constituencies. The greatest corporate leaders have a broad vision of leadership that includes the public good.
(そうですね、企業活動の目的は公共善に尽くすことであるべきでしょう。
ミルトン・フリードマンのような一部の自由市場主義経済学者は、企業の唯一の目的は利益を追求し、株主価値を最大化することだと主張しました。
しかし私は、それはあまりに企業の役割について矮小化した見方だと思います。
企業には、多くの“関係者”がいるわけです。
株主もその1つですが、顧客も大事、従業員も大事。
地域社会も重要です。
優れた企業のリーダーは、そうした関係者すべてについて考えることの重要性をちゃんと認識している。
偉大な企業経営者は、公共善に尽くすことも視野に入れた幅広いリーダーシップ・ビジョンを備えているものです。)
2012年のインタビュー記事から
-------------引用終了
偶然なんでしょうか? 2012年って企業活動にとって「公共」的なものへの関心が高まったのって?
そう思っていたら、トヨタ自動車の豊田章男社長がインタビューで次のように語っているのです(これはその2年後)。
-------------引用開始(強調BLOG主)
Q:短期の目標を追い求めないという考え方を、果たして株主や市場が理解してくれるでしょうか。
豊田:資本主義にも原理資本主義的なものもあれば、国家資本主義と言われるものもある。
私が理想とする姿に一番近いのは、公益資本主義です。
以前からトヨタというのは「誰がステークホルダーか」と聞かれた時に、まず「お客様」「従業員」「地域社会」と答える会社でした。
もちろん、そこには株主も入ります。
ビジネススクールでは「会社は株主のもの」と教えていますし、私もそう教えられました。
でも、ハーバード・ビジネス・スクールでも「コンシャス・カンパニー(意識の高い会社)」と言い出している。
中長期的な目線を持っていない限り、結局は短期の結果も付いてこないということを、いろいろな人が気がつき始めたのではないでしょうか。
豊田章男社長インタビュー(2014年6月30日(月)日経ビジネスwebより)
-------------引用終了
豊田社長の「先生」が伊那谷にいるというのは、丁度1年前に触れたことでした(こちらのBLOG)。
これら言い方は違うものの、詰まるところ、日本の商人(あきんど)だったら、特に近江商人の例の「三方よし」のひとつ、「世間よし」で、じゅうじゅうわかっていることではないかと思うんですケド・・・・・(そーゆー理解ではいけないんですか?)。
---
今日の南アルプス(↓11:00撮影)。漸く、雪が止みました。
今日のストームグラス(↓)。