liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

2019年09月

10月上旬のお休みは今のところ2・5・8・11・15・16日の予定です。よろしくお願いいたします。

2階の店内へと至る階段に、今月はこの2枚のLD(↓)。
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前者はジャコ・パストリアス、後者はロン・カーター。ジャコさんは電気ベース、ロンさんはアコースティックベース。ロンさんの映像は昔、サントリー・ウイスキーのCMに用いられたもの(だったはず)。

先週、Yahoo!ニュースに【「リニアのある日本」 JR東海、動画を発表】---という記事が載りました(転載元は産経新聞)。早速見てみましょう(YouTubeのこちら)。
リニア中央新幹線沿線から、「山梨・甲府」「長野・飯田」「岐阜・中津川」「愛知・名古屋」そして東海道新幹線沿いの「静岡」各編を2~3分にまとめた【バラ色未来生活】を描いています。

そーかぁ~、これが「リニアのある日本」で、それに基づく暮らしや働き方は、こーゆーふーになるのか!---と登場人物の皆さんが語っています。
これだけみると、いいことずくめじゃん---などと感心してしまう私は、何て単純な生き物なのでしょう(_ _)。
現在「陸の孤島、飯田」に住んでいるということもあり、JR東海が作成しているこーゆー時間距離グラフを見ると(↓上:現在、下:リニア開通後)、
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これまでの時間感覚とは異次元になる---そーゆーことは、私にもわかりますぜ。
既に何回もこのブログで「時間距離」に関して触れていましたが(こちらこちら、はたまたこちらこっち、あっそっちも・・・その他数回)、それらは「数字」の上での話。自分の周りで生活の営み方、働き方がどーゆーふーに変わるのか?---JR東海のYouTube映像は、そのへんを具体化していて、わかりやすうございます。
ただ、
こーゆー生活ができるのって、上級国民だけじゃないんですか?

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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オ・マ・ケ(↓)。「さらに美味しくお召し上がりいただけます」を実践してみました。
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製造元が自信を持って「さらに美味しくお召し上がりいただけます」と称しているとおり、和洋の組み合わせながら、口に入れた瞬間、自然と「んまぁ~」と声が出るのでした。
「美味しゅうございました(by 岸朝子ふう)。」

9月27日(金)、いただきものを「オ・マ・ケ」としてお客様にお裾分けしました。これです(↓)。
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北海道産の小豆の餡+沖縄県西表島産の黒糖+ラム酒+ドライフルーツとしての無花果・苺・胡桃という羊羹業界(!?)のニューウェーブ。箱に添えられていたカードには、

1cm程の厚さにスライスしてお召し上がり下さい+赤ワインやウイスキーのおつまみとしても好相性+クリームチーズをぬったフランスパンにあわせるとさらに美味---というアドバイスがあって、これらの組み合わせもまさにニューウェーブ。

私もいただきました。ラム酒漬けされた無花果の風味が新鮮で、こんな組み合わせがあったのか!---という驚きでした。ごちそうさまでした。

さて、こーゆーふーな「いただきもの」のお裾分けについては、このブログでも何回は触れてきていて(こちらこちら、はたまたこちら 他にも数回)、思うところがあるのです。

それは、こーゆーのが地域経済の数値に表れない基礎体力になっているという点。そこに目をつけた人々は、貨幣経済とは別の要素で成り立つ「地域通貨」を立ち上げてきました(一説では日本中に3000もあったらしい!)。でも、なかなか上手くいかず、あるけど活用されないものや消滅していったものが殆どなんだとか(そんな中での成功例:マイナビ、アトム通貨の記事)。
こーゆーのって、当店でもそうですが「あるときだけ」はやるけれど(オマケするけれど)、「無理をしない」範囲でやらないと、続きはしません。
仮想通貨に取り組んでいる方々は、「そのへん」にもそっち系の嗅覚が敏感で、こーゆーふーな取り組みもしているようです(こちら:飛騨信組のさるぼぼコイン)。

そーゆーことで、本日はトクベツなオ・マ・ケはございません(_ _)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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先日のブログでも触れた『日本社会のしくみ』 小熊英二著(2019) 講談社現代新書。
小熊先生が引用している学術書には、「然もありなん!」---という指摘があって、面白うございます。例えば、こちら(↓)。

----------引用開始

(中央省庁の)課にはそれぞれ、所管する法律や、監督する業界がある。

そのため、「所管事項についていえば、本府省各課が、事実上、日本国政府そのものであるといってよい」。

そして「課は行政活動単位であり、その間の局や部は調整単位である」。

各省庁は、独立した部屋を持つ「課」を集めた課連邦であり、「日本国政府は一つではなく『合省国』といってよい」と大森(*)は述べている。

つまり「課」や「室」を単位とした大部屋主義は、個々の議員の職務が明確に定められていないことと同時に、「課」が周囲から独立した「一国一城」の権限保有を主張する意識の表れである。

その背景は、プロイセンの君主や、アメリカの世論といった、官庁を監視する対抗権力がなかったことである。

日本の「大部屋主義」の起源があるとすれば、明治初期の建造物の構造以上に、こうした緊張関係の有無だといえるだろう。

(*)『官のシステム』大森彌著(2006) 東京大学出版会刊

『日本社会のしくみ』 小熊英二著(2019) 講談社現代新書 より

----------引用終了

官僚の矜持としては「私(の所属する担当官庁の課)が国家である」ということでしょう。
それが、国 → 都道府県 → 市町村 というふーに、縮小コピー化されていくことが、まさに中央集権的なピラミッド構造*縦割り行政。縦割りの弊害は、もうどれだけいわれ続けても、宿痾の如く、治らないものだと諦観の境地でしょうが、その泉源が明治国家における官僚システムにあるんだから、150年にわたって、ず~~~っと、そーゆーものなんですね。
で、
引用元の『官のシステム』、アマゾン・マーケット・プレイスで「ポチッ!」とな、をしてしまいました(↓はたして、読むんだろうか、これ?)。
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「売り上げカード(通称:スリップ)」がそのまま挟まれており、この本(行政学叢書 全12巻のうちの一冊)って、どこからどーゆールートで私の手許までやってきたのだろう?---と、そっちのほうも気になるのでした(_ _)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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オ・マ・ケ(↓)。東京土産のいただきものです(羊羹一棹)。ありがたいことです(_ _)。
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ショップカードを、アップ(↓)。花の大東京はいろんなこと(羊羹にドライフルーツやラム酒を入れる等)を考える人がいます。それをちゃんと特許庁に申請して、実用新案登録済みにしておかないと、マネをされたり、えげつないことをする人がいないとも限らず、経営者はそのへんの権利関係に関しても勉強しておかないといけないんですね。
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先日、購入してまだ一ヶ月も経っていない中山さんのカップを割ってしまいました('A`)(正確には縁が欠けてしまった)。それが、このマグカップ(↓)。
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左側、グリーンのマグカップの縁をやっちゃいました(↓)( ^.^)( -.-)( _ _)。
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これでは実用に差し障るため、「棚」から退場してもらうしかありません('A`)。
過去においても、ゲストコーヒー用のBaccaratグラスは3つ、それら3つともに縁が欠けてしまったし、アイスコーヒー用のうすはりグラスは見事に割れました。
これらのカップ代を稼ぐには、何杯のコーヒーを注文していただかなければならないのだろう?---そんな時、悪魔の囁きが・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)。

「カップなら100均にもいいものあるよ!」

幸い、中山さんのこのシリーズにおけるレギュラーサイズのコーヒーカップは、開店以来、まだまだ健在です(↓)。
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それでなくても、今後入手が困難になるだろうと思われる「中山製陶所」製のお品、大切にしなければなりません。

前々から気になっていた「国民温泉」(↓)。
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ようやく足を運ぶことができました。
それにしても・・・・、
建物の感じといい、看板の文字の消えかかり具合といい、なんとも「昭和レトロ」っぽさを感じる佇まい。
長屋門の真ん中(上の画像中央の暗くなっているところ)を入っていきます。
すると、
男女別の入口があって(↓女湯入口)、
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郵便受けの脇には「入浴料金表」---大人300円、小学生120円、未就学児童は無料、というビックリする価格設定なり。
男湯入口は、こちら(↓)。
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「ゆ」の暖簾が掛かっていてもよさそうなのに、ただただアルミサッシのシンプルな玄関です。
靴を脱いで、番台のオバチャンに料金を払って脱衣所へ。
ここ「国民温泉」は、こーゆーふーに自負しており(↓)、
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これだけの湯量なのに、湯船はというとこぢんまりとしていて(↓)、
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これひとつのみ。浴槽内からジャブジャブと湯が流れ出ています。
表示にもあるとおり、正式名は「株式会社 戸倉国民温泉」。完全な民間企業です。
名前の由来や、来歴等はこちらの公式ホームページを、どうぞ。
思わず「クスッ!」と笑ってしまったのが、社長挨拶の中で

人呼んで「街中の秘湯」と云われますが・・・

という表現(^_^)。
なんせ昭和レトロですから、入浴後はやっぱりアレです(↓)。
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ビン牛乳 or コーヒー牛乳 or フルーツ牛乳---これら3つともちゃんと揃っていて嬉しくなりますね。
で、
フルーツ牛乳をいただきました(↓)。
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ボディソープやシャンプー、コンディショナー等は置いてありませんから、持参しましょう。

(アクセスは自ら「町中の秘湯」と称するとおり、わかりづらい場所にあります(_ _)。)

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今日の(南アルプス↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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店内のメインフロアからは、こーゆーふー(↓)なんですが、
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サブフロアからは(階段3つ分上なので)、こーゆーふーな(↓)感じです。
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今話題(!?)の『しょぼい喫茶店』池田達也著(2019)百万年書房刊。
この帯に書かれている名前の最初にあったphaという文字、思い出しました。
「しょぼ喫」の池田さんもphaさんから影響を受けていることもあって、再び、例の書棚に置いてあります(『しょぼい喫茶店』の隣)。
phaさんの著書、『持たない幸福論』から引用します。

----------引用開始(強調BLOG主)

変化の速い現代では二十年ごとくらいに社会状況や人間の生き方がかなり変わってしまうから、みんな親の世代とはずいぶん違う社会を生きることになる。

だから新しい社会状況に合わせるために価値観やライフスタイルを次々と更新していかないといけないんだけど、今の日本ではその入れ替わりがうまくいっていないのだと思う。

古い生き方は一部の人間しか救う力がないのにそれに代わる新しい生き方もまだ力を持っていなくて、古い価値観がいまだに人々にプレッシャーをかけ続けて苦しむ人が増えている。

それが今の日本の生きづらさの正体なんじやないだろうか。

そうだとしたら、現状に合わない古い価値観は徐々に捨てていって、新しい生き方を探っていく必要があるだろう。

『持たない幸福論』 pha著(2017) 幻冬舎文庫 より

----------引用終了

例えば、古い価値観として「公務員は安泰」というの、ありますよね。
以前読んだ記事で、確かさいたま市での実証実験のこと---AIを用いて認可保育施設の入所希望者を割り振る実験をしたところ、これまでは30人の職員が計50時間かけて行っていた作業が、数秒で終わったという話。
もう、そーゆー現実が「今そこに」あるんです。

だから、さらなる技術革新によって、破壊的な人員削減は必ず自治体でも起こることでしょう。そーならなかったとしたら、「何か」別の力が働いているはず---と、訝しく思うのです。

あっ、因みに「帯」にはphaさんのほか、内田樹、後藤政文、瀧波ユカリ、借金玉、大原扁理の名前があります。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。午後は回復に向かいそう。
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今日のストームグラス(↓)。
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スーパーの陳列棚に「シリーズもの」として並んでいたので、先ずは3種購入しておきました。
インド料理シタールの濃厚バターチキンカレー
アルペンジローの特製ビーフカレー
カレーとくつろぎ旧ヤム邸の牛豚キーマカレー
で、
先日、同じ陳列棚を見ると、「種類が増えてる!」。2種増えて、そこには5種類並んでいたモンだから、2種を追加購入。並べてみましょう(↓)。
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激戦区の価格帯にカレーの名門・ハウスが、食べログとコラボして展開している「選ばれし人気店 食べログ百名店」シリーズ。
では、いただきます(↓インド料理シタールの濃厚バターチキンカレー)。
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生クリームとトマトのコク深くまろやかな味わい---というコピー。パッケージ画像よりも「お色」は明るめ。

(↓アルペンジローの特製ビーフカレー)。
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さらりとしたソースにとけこむ香味野菜の旨み---というコピー。ビーフカレーの「とろ~り」感は一切無く、コピー通りサラサラのルー。

(↓カレーとくつろぎ旧ヤム邸の牛豚キーマカレー)。
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カルダモンの爽やかな香りと6種具材の食感---というコピー。一般的なキーマカレーの挽肉感+少しパサパサ的なルーとは一線を画す、食材とルー。宜しゅうございます。

(↓魯珈ROKA芳醇チキンカレー)。
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炒め玉ねぎやトマトの旨みとスパイスの豊かな香り---というコピー。具はチキンの「欠片」が散見される程度でした(x_x)。ルーは爽やかです。

(↓3丁目のカレー屋さんチーズとろける欧風ビーフカレー)。
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スパイスの香りとチーズや果実の奥深いコク---というコピー。レトルトの中にとろけるチーズを入れたことで、ルーの中にマーブル状の彩りを添えています。

私の好きなのは、「旧ヤム邸」さんの牛豚キーマカレーに決定です。
で、確認のため、食べログのページを見てみると・・・(こちら)。

「えっ!? 6種類ある!」

かえる食堂さんの黒坦々カレー、並んでなかったんですけど('A`)。

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