liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

2022年05月

『明治日本はアメリカから何を学んだのか 米国留学生と「坂の上の雲」の時代』 小川原正道著(2021) 文春新書(↓)。
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「帯」が付いていて、そこには明治期に留学したことのある8人の写真が載っていました(↓)。
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1:髙橋是清
2:新渡戸稲造
3:金子堅太郎
4:團琢磨
5:小村寿太郎
6:秋山真之
7:山本五十六
8:松岡洋右
私は、名前を知っていても、そのお顔を知らなかった人が2人いて、それが、3:金子堅太郎と4:團琢磨でした。
金子堅太郎が日露戦争終結に向けて(ハーバード大学の同窓である)セオドア・ローズベルトと接触していたことは知ってはいました。
また、
京都にある山縣有朋の無鄰菴で、伊藤博文らが日露戦争を始めること、そしてどのように終わらせるかについて会議していたこと(無鄰菴会議)、その場に小村寿太郎も出席していて、金子堅太郎が重要な役割を担うこと、これは無鄰菴の、あの洋館の説明書きで知りました。
で、
この新書で次のような記述を発見。
----------引用開始(強調BLOG主)
金子(堅太郎)の随員だった阪井徳太郎は、一九〇四年十月三日、旧知のアソソン・P・ストークス(イエール大学事務局長)に書簡を送り、(日露戦争の)講和条件についてイエール大学教授陣の「フイーリング」「センチメント」を教えてほしいと依頼した。
金子も阪井も、ハーバード大学出身だが、ハーバードではなくイエールに打診したのは、秘密保持のためだったのではないか、と矢吹晋氏は指摘Lている。
阪井とストークスは、アメリカで同じ神学校に学んだ信仰の友であり、深い信頼で結ばれていた。
伊藤(博文)とローズヴェルトに博士号を授与していたことも、金子をして、イエールに着目させる背最となったかもしれない。
ストークスが、セオドア・S・ウールゼィ教授(国際法)、フレデリック・W・ウィリアムス助教授(東洋史)と相談したところ、彼ら個人の見解として、対露講和に関する提案ができあがってきた。
ストークスはその提案を阪井に送り、金子のもとに保管され、一九〇五年一月の旅順陥落を受けて、金子がこの提案をローズヴェルトに見せて講和斡旋を督促する。
ローズヴェルトも、提案を興味深く読んだ。
その上で、金子はこの提案を小村外相に送り、さらに阪井は、ストークスに提案の修正を依頼、その追加意見書が阪井から小村に送られる。
ポーツマス講和会議では、日本側の提案をもとに話し合いが進められ、ロシア側は日本の韓国保護、ロシア軍の満洲からの撤兵、旅順・大連の租借権と東清鉄道南部支線の一部(長春-旅順)の日本への譲渡などを承諾し、賠償金の支払いはなし、南樺太を割譲、という形で決着する。
九月四日のことである。
松村正義氏は、このイエール提案がポーツマス講和会議の原型になった、と述べているが、金子も後年、「小村ガ全権トシテヤツテ来テ斯ウ言フ案デ、会議二臨ム積リダト携ヘテ来タ案ヲ私二見セタ。ソレハ『工ール』大学ノ教授等ガ書イテ呉レタモノヲ元ニシテ作ツタモノダ」と回想している(「諸修史関係雑件/外交資料蒐集関係第三巻」)。
『明治日本はアメリカから何を学んだのか 米国留学生と「坂の上の雲」の時代』 小川原正道著(2021) 文春新書 より
-----------引用終了
この新書は書簡から読み取れることを史実と照らし合わせていくことで、より立体的な(人的繋がり=人脈による)歴史のダイナミズムを解説しています。
日本国内だけの史料に当たるのではなく、留学先でお世話になった方々への日本からの書簡が意味することは、私信だからこそ吐露できる本音があったのかもしれません。

この新書、スタッキング・シェルフに置いてあります。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。午後は天気回復の予報。
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今日のストームグラス(↓)。
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迂闊でした('A`)。
オ・マ・ケに用意した「チョコレート効果・素焼きアーモンド」(↓)。
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ここ数日の気温急上昇30℃超で、厨房内も30℃超。
一見、フツーに見えるんですが(↓)、
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開封してみると(↓)、
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あの「ツルン」としたアーモンドの粒チョコ状ではなく、凸凹( ^.^)( -.-)( _ _)。
さらにファットブルーム(↓)。
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これからの季節は、もう、チョコレートは無し、ということで(_ _)。


6月上旬は1・2・6・7・10・14日が休みの予定です。よろしくお願いいたします。

今朝のFM長野、あたしゃ、BGMとして流していますが、大塚愛さんの「さくらんぼ」がこの間隔でオンエア(↓)。
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で、
さくらんぼが食べたくなり、イオンに行く用事もあったので、売り場で「さくらんぼ」を探索。
しかし、見当たらず('A`)。
売り場にあったのは、アメリカンチェリー(↓)。
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帰りに産直市場(あんしん市場)に寄ってみたものの、やはり、なし。
「旬」の時期は、もう少し先のようです(↓)。

一般的な旬は、梅雨の時期の5月後半から6月にかけてです。 ただし、ハウス栽培されているものは、通常の旬の時期よりも早く出荷されます。 さくらんぼの主な産地は山形県で、国内でのさくらんぼの生産量のほとんどが、山形県で収穫されています。
こちらより)。

売り場で、同じような彩りで目に入った小さな赤い粒は、プチトマト。
こちらもいろんな産地・種類が出回っているようで、地元産や国産、輸入品等、売り場が戦場のようです。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。昨日は暑うございました。飯田でも最高気温が32℃超え!(今日の予想最高気温は31℃)
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今日のストームグラス(↓)。
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先日のNHK「きょうの料理」で紹介されていたレアチーズケーキ4種(↓)。
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このうち三種類は自分でも作ってみたことがあったり、お味が想像できそうなものでした。
ところが、一種、「ん!?」と思うものがあって(上の画像赤矢印)、
それは「はちみつ梅ソースのレアチーズケーキ」だというのです。
作り方は、カンタン(↓)。
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これにはちみつを加えて、水を適宜加味してゆるくしたらできあがり。
このソースをトッピング。
アシスタントの廣瀬アナが試食。
その時の様子は、「NHK+」でご確認下さい(いや、当店で現物をご賞味下さい(_ _))。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。本日の飯田の予想最高気温は31℃。
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大阪・天王寺にあったムゲン(MUGEN)(↓)。
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私は、その存在を存じ上げず(_ _)。
場所は、こちら(↓)。
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ビルの三階という立地も珍しいように思います。
確か、同じ大阪の放出にある「DEAR LOAD」さんは四階だったはず(これも珍しい・・・気がする)。
で、
マッチの裏面(↓)。
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一瞬、リターン・トゥ・フォーエヴァー(RETURN TO FOREVER)の、「あのカモメ」のアルバムを思い浮かべました(↓)。
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いや、こうして見ると「カモメ」は白くない。むしろ黒い陰影のほうが背景の海とコントラストを成している。
じゃぁ、山中千尋さんのデビューアルバムはどうだろう?(↓)。
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これだったら「白い鳥」になってる(が、こっちのアルバムの方がムゲン(MUGEN)の開店よりもあとの制作だろう(たぶん)。
いやいや、ムゲン(MUGEN)の機材表示も気になったナ(↑)。
きっと、
ALTECA-7-500 は、ALTEC  A7-500
MARNTZ-1200 は、MARANTZ model-1200
のコトだと思います。

天王寺における私の記憶といえば、地階にあったトップシンバル。
螺旋状の階段を下っていく先の店内には、何故か、ガラス張りの壁があって、一瞬、「!?」っとなったものでした。
また、
勇気を出して「あのぉ~、リクエストいいですか?」とお伺いを立て、了解の確認をしたのち、
「ズート・シムズの『ダウンホーム』、いいですか?」と伝えると、

「ウチは、『白いの』かけないんだよ。」

と、一蹴されたのでした('A`)。
あぁ~、あれはもう、どれくらい前のことだったのでしょう?

昨日、「信州の安心なお店」応援キャンペーン事務局からメールが届きました。
なんでも、
「医療警報」解除と感染警戒レベルの引き下げについて(お知らせ)---とのタイトルで、
長野県では5月23日に「医療警報」が解除され、合わせて感染警戒レベルの基準見直しにより、「レベル5」から「レベル3」に引き下げられました。これにより、飲食店の皆様へのお願いは以下のとおりとなりましたので、お知らせします。---とのこと。
どーゆーふーになったのかというと、
①1テーブル4人以下の人数制限と、利用を2時間以内とする長野県からのお願いは終了しました。
②認証基準チェックシートの対策につきましては継続していただくようお願いします。
③利用者の皆様に協力していただくため、「信州版“新たな会食”のすゝめ」(別添)を引き続き掲示していただくようお願いします。---この3点。
(別添)ファイルは、こーゆー内容です(↓)。
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赤○箇所が「店内」での対応になります(↓アップ)。
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ご協力をお願いいたします(コロナ禍以前から赤扉に掲示してある当店の「お願い」も合わせて(_ _))。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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KELLY 2022年7月号(↓)。
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「カフェと純喫茶」特集です。
紹介されているお店の数は150軒。
名古屋を中心とした中京圏のお店の紹介です。
で、
名古屋在住のフリーライター、大竹敏之さんが今日のタイトル(↑)の見開き2ページのコラムを書いていて(↓)、
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4点、楽しみ方を紹介しています。
楽しみ方①
お気に入りの席を見つける。
→当店においでになるお客様も、それぞれ「お気に入りの席」があるようです。だいたい「貸し切り状態」の時間が多いのも、当店の特徴です(_ _)。
また、開店以来アレコレとレイアウトをいじってきましたが、心掛けていたことは、「視線が混じらないように配置すること」でした。これは現在も「そう」なっています。
大竹さんのアドバイス(コラムでは、ラインマーカーで強調されている)
「その日の目的や気分に合った席を先ず見つけるのが楽しむ第一歩」---とのこと。

楽しみ方②
店主と言葉を交わす。
→当店の設計段階で、「これだけはやりたくない!」と店主(私)が思っていたことがあります。それは「カウンター席を設けない」こと。
で、
実際に「そう」なっています。なにぶん、店主は恥ずかしがり屋なモンで(_ _)。
大竹さんのアドバイス
「自分にとって心地良いお店の人との距離感をつかむ」---とのこと。

楽しみ方③
意匠を愛でる。
→11年以上もやっていると、アレコレと室内の状態が変化します。追加されたり、削除されたり。不易流行という言葉が好きな店主は、けっこうインテリアをいじっています。数年ぶりにご来店なさると「えっ!?」ということも多いことでしょう。
大竹さんのアドバイス
「店舗の設計、外壁のタイル、壁のクロス、柱の仕上げ、椅子や照明の調度品、カップ&ソーサー」---とのこと。

楽しみ方④
コーヒー豆やパンをチェック。
→当店では、コーヒー豆はメニューにそれなりのプロフィールを記述しています。お外の看板には著名なK○○コーヒーやA○○コーヒーやU○○コーヒー等の表示はありません(_ _)。一応、自家焙煎を謳っているモンで(_ _)。
また、パンはイオンかキラヤで購入したものを使っています(_ _)。
大竹さんのアドバイス
「コーヒー豆やパンはどこのものを使っているか。」「個々の店という【点】から周辺業者を含めた【面】に視点を広げる」---とのこと。

「KELLY」2022年7月号は、雑誌の棚に置いてあります。

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今日の南アルプス(↓)。↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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5月に入ってからFM長野では新作の(2022年verの)特殊詐欺対策キャンペーンCMが流れてくるようになりました。
その中でも私としても盲点だったのが、このver(こちら)。
詐欺を撃退(見破った!)コトに満足して、警察に通報しない---そーゆーふーに誘導させるような言説を電話口で語るのも、彼らのマニュアルなんだとか。
この他、
・しっかりもののイケダさんver(こちら)。
・どちらのユウイチさんver(こちら)。
・大勢のプロの方の胸を借りましたver(こちら)。
・一人三役ver(こちら)。
が、流れています。
実は、直接音声データWeb(mp3)にリンクする前に、今年度の作品verが一覧になっているページがあるのですが(こちら)、そこに載っている10作品のうち、
・思い出話キヌヨさん篇①(こちら)②(こちら)③(こちら
・思い出話ユクコさん篇①(こちら)②(こちら
については、あたしゃ、これまでFM長野できいたことがありません(どーしてだろう?)。
なんでも、

県警の調べでは暫定値ではありますが、令和3年中一年間の特殊詐欺被害は被害額では2億6,894万円と前年比では9.4%、2,784万円少なかったものの件数は155件と30件増えていて、まだまだ被害が収まらない状況。

だそうです。
「家族を詐欺から守るのはやっぱり家族」---そう、こーゆーふーなこと(7年前のブログです)は、もってのほかなのです。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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神田カレーグランプリで優勝したお店のお品をレトルトで商品化したシリーズは、S&Bがラインナップしています(こちら)。
現在は8品が並んでおり、その中に【100時間カレーB&R】もあって、「欧風ビーフカレー」を商品化。
初めてこのお品(↓)を見た時、あたしゃ、「あれっ、パッケージデザイン変わったのかな?」などと思ったのですが・・・・、
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裏面を見ると(↓)、
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製造はレトルト業界の黒衣「にしき食品」で、販売は「株式会社アークス」とあります。
そうか、S&Bのシリーズとは違うんだ。
S&Bの【100時間カレーB&R】に並んでいるカレーは「欧風ビーフカレー」であるのに対し、こちら(アークス)で商品化したのは「バターチキンカレー」。
商品説明(↓)。
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「リッチな酸味と濃厚でマイルドなコク」がポイント。
お皿へ(↓)。
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見事なオレンジ色です。ねっとり具合高め。
アップ(↓)。
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商品説明の通り、「濃厚でマイルドなコク」を実感します(人によっては、しつこすぎるくらいに感じるかもしれません)。
一方、
「リッチな酸味」は後景に退いている印象でした。
「ごちそうさまでした」



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