liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

2023年11月

昨年は、平日の午後2時前後に長野県飯島町にある「信州里の菓工房」へ伺いました(その時の様子は、こちら)。
一昨年は11時台に伺っていたものの、それなりに混み出してくる時間帯でした(こちら参照)。
で、
今年はどーしたのか?
9時台前半に伺いました。
できたてモンブランは、開店時(9時)から提供されているモンで(お品によっては提供時間帯に制限があります)。
注文時に渡される「呼び出しブザー」の番号も【1】番!
店内、空いています。
まもなく呼び出しがあり、今年のバージョンをいただきます(↓)。
satonoka
もう、このフォルムでこのトレイにのせて提供するのが、ウチの「できたてモンブラン!」---というふーに定型化されたようです。
お味は、間違いなし、「美味しゅうございました(故・岸朝子ふう)。」
で、
足をのばして、星乃珈琲店へ。
定番の星乃ブレンドと、スイーツを(↓)。
hoshino
ロールケーキの上にマロンクリームをモンブラン風にトッピングしたケーキ。
こちらも「美味しゅうございました(故・岸朝子ふう)。」
星乃珈琲店の良いところは、各席毎に「仕切り」があること(ボックス席のような感じ)。
ただ、店舗のレイアウトによっては、座った席で別席の客と視線が交わる配置になってしまうこと。
そーゆー席では本を読んでいて、ふと、目を上げると、視線の先で(たまたま)目が合ってしまうのですよ。
こりゃ、なんか気まずい。
この日がそーだった('A`)。

因みに、
当店ではそーゆーことを避けるレイアウトになるよう、開店当初より配慮しています(自分にとってイヤなこと、いや、苦手なことは、避けようという気持ちの表れです(_ _))。

ラムレーズンは、ただただ干しぶどうをラム酒の中に入れとけばいいんでしょ!---と思って、やってみたのが数年前。
ラム酒が干しぶどうの中に浸透せず、失敗(その時はどーしてなのか?、その理由もわかりませんでした)。
失敗の理由は、干しぶどうがオイルコーティングされていたため(原材料欄にも「植物性油脂」との記述あり)。
ラム酒の浸透を油分が防いでいたのです。
で、
「ポチッ!」とな、をしてみると、オイルコーティングは湯通しして取り除き、その後は乾煎りして水分を飛ばしましょう!---とのこと(こちら)。
あとは、煮沸消毒しておいた保存容器に入れて、ラム酒漬けにすればよし(この方法で2回目以降は無事完成しています)。
ハイ!、これで(↓)1週間後には出来上がり。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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先日、なんとはなしに購入した米菓「ビーバー」(↓これは、カレー味)。
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揚げてあるので、カロリーは高めです(↓)。
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で、
パッケージの表(おもて)面、右上に注目(↓拡大)。
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【加賀生まれ 北陸育ち since 1970】の文字があります。
私は生まれてこのかた、「ビーバー」という名前のお菓子を食べた記憶がありません(食べたかも知れないけれど、その記憶が無い)。
でも、
製造元の北陸製菓さんの公式ホームページを見てみると(こちら)、

昭和・平成・令和を駆け抜ける 北陸のソウルフード!!

と、あります。
「そうか、ビーバーは北陸エリアのローカルフードであり、地元の人々にはソウルフードなのか!」
販売エリアを【全国】とせず、北陸に特化したマーケティングなのでしょう(だから、北陸の人はみんな知っていても、私のようなモンの目にはとまらなかったのかも)。
あっ、そーそー、
今回は、そーゆーことではなく、パッケージ表記で気になった加賀と北陸の関係について、です。
そもそも、越前(福井)・越中(富山)・越後(新潟)と続く間に、どーして加賀(石川)が挟まっているのか?
昔はこのへん(北陸道)は【越国】だったはず。
「ポチッ!」とな、をしてみると、wikiせんせいでこの疑問が、即、氷解(こちら)。
そこには、

718年養老律令制定により能登国が越前国から分離し、その後823年、さらに越前国から江沼郡と加賀郡を割いて加賀国が設置された

そうか、元々加賀は「越前」だったんだ。
今でこそ「北陸の盟主」的なポジション(特に金沢)ではあるものの、もともとは越前で、この越前からは加賀より先に「能登」が分離しているから、石川県は丸々越前(福井)の下にあったことになります。
時代は下って江戸時代。
越中・富山藩は加賀藩の支藩だったので、北陸3県の来歴を(時代を無視して)表現すると、

越前(福井) > 能登・加賀(石川) > 越中(富山)

とゆーふーにもなりそう?
加賀にとって、「両隣の越前と越中とは違う『加賀』という地名」は、それだけでいろんな意味において【矜持】であり【ブランド】と化していったのではないかと思うのですね。
それはそーと、
ビーバーを製造する北陸製菓株式会社のこちら(カンパニー)のWeb。
金沢に本社、東京に支店があり、住所と電話番号が記されているものの、大阪支所、名古屋支所は、【080】から始まるケータイ番号だけ。
この件については、アレコレと、これはどーゆーことなのか?---という妄想が広がります。
(「ビーバー」は美味しくて、食べ始めたら一袋一気に食べてしまったのでした。)

明日(11月23日)から今日の標題の映画が公開されます(↓)(それに先だって、先週、大ヒット作!?「翔んで埼玉」もテレビ放映されました)。
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今回は舞台が関西圏、設定はこーゆーふーな(↓)東西勢力図で示されています。
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東西の勢力圏がぶつかる場所は、「関ヶ原」あたりのようです。
東のエリアにある地名は、こーゆーふーに説明されていて(↓)、
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巷間、「翔んで埼玉」の大ヒットは、埼玉県民の寛大な心による一面があった---と、分析されています(未確認)。
で、
今回、舞台の関西圏はこーゆーふーな「設定?」なんだそう(↓)。
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実在地名のオンパレードですが、あくまでこの映画の制作陣は、こーゆーふーなスタンス(↓)ですので、関西圏の皆さま、真に受けぬよう(_ _)。
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因みに、wikiせんせいの項目に、「琵琶湖の水止めたろか」があって、そこにはちゃんと、

琵琶湖の湖水の出口は滋賀県の管轄下にはなく、滋賀県が独断で「水を止める」ことはできない。
湖水の出口は瀬田川と琵琶湖疏水の二つだが、瀬田川の水量を調整する瀬田川洗堰は国(国土交通省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所)が、疏水は京都市が管理している。

と、記されています。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。さっきまでの霧が漸く晴れてきました。
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今日のストームグラス(↓)。
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オ・マ・ケ(↓)。1/19・16:30頃の南アルプス。
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TBS系「がっちりマンデー!!」11月19日 放送の特集は「儲かる!コーヒービジネス」(ゲスト:森永卓郎さん、ふかわりょうさん)(↓)。
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「えっ、コーヒー関連で『3兆円』も市場規模があるのか!?」---という驚き。
3社取材していましたが、私が知っていたのはドトールコーヒーのみ('A`)。
なんでも、
ドトール・コーヒーで1年間に販売されているコーヒーは(↓)、
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なんだとか(日本人の約2/3が飲んでいる計算になります! そのうちの数杯/日でも当店に来て、飲んでくれないモンだろか)。
ドトール全店分のコーヒー豆を一手に焙煎しているのが、兵庫県加東市にある工場で、その特徴は【世界一の直火焙煎機】だそう(↓)。
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「直火焙煎のほうが、おいしくなる!」---そーですよ、ね(激しく同意)。
当店でも店主が手回し焙煎機で【直火焙煎】しています。
ドトールさんは、その後の抽出はマシーンで淹れているようですが、当店では店主が1杯ずつハンドドリップしています(それは、高価なマシーンが無いから。でも、あったとしても、たぶん、ハンドドリップだと思う。)。
念のため、
同じコーヒーメニューをお二人から同時にご注文いただいた場合でも、2杯分を1回で(=ひとつのドリッパーで)淹れるようなことはしていません。
それぞれにドリッパー+サーバーを用意し、各々に注湯しています(開店以来、ずぅ~~~っと、そう、です)。

2社目、ポストコーヒー(↓)。
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自分好みのコーヒーにだんだんと「寄せてくれる」サブスクコーヒーという「新」業態。
宅配便で届けられる毎に、(データや意見のやりとりを経て)自分の嗜好に近づけてくれるんだそう。
そのデータの活かし方が、今ふうです。

3社目、チューズコーヒー(↓)。
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こちらは、デカフェ(カフェインレス・コーヒー)の製造プロセスに新手法を導入(↓)。
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超臨界二酸化炭素抽出法(二酸化炭素に100気圧かけて、それでコーヒーの生豆からカフェインを抽出・除去)。
これは産業廃棄物処理技術からのスピンアウト手法とのこと(ラボが東北大学構内にある)。

ポストコーヒー、チューズコーヒーは(他社がいますぐ真似のできない)新しいノウハウを持った上での参入だからこそ、「がっちり!」ポーズがとれるのですね。

10数年以上、こーゆービジネスに携わってきた(ビジネスセンスの無い)私としては、断言できることがあります。

(当地における当店の営業手法では)「コーヒービジネス」は、そうそうカンタンに結果(儲け)が伴ってくるもんでもないし、ましてや継続することは難しい、ということです。

Deepsouth在住の方の中に、昨日の時点でスタッドレス・タイヤに履き替えていた方は、どれくらいいたのでしょう?
予報でも「雪」マークがありましたが、当地でのその降り方に吃驚。
午後3時半頃(↓)。
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幸い、道路の雪はすぐ溶けて、積もったりアイスバーンになることはありませんでした(が、県内各地の峠ではスリップ事故が多発とのことby信毎Web)。
この雪雲がもたらしたのですね(↓)。
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一晩明けて、今日はこんな感じです(↓)。
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荒川岳+赤石岳のアップ(↓)。伊那山地とのコントラストが宜しゅうございます。
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オ・マ・ケ(↓)。柿やカリンをいただきました、ありがとうございます。
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大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(29)選手が、アメリカン・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれました。
2年ぶり2度目の受賞で、いずれも満票での選出は史上初の快挙。---「スゴイ!」のひと言です(おめでとうございます)。
彼の代名詞として使われる「二刀流」。
バッターとして、44本塁打、打率3割4厘、95打点を記録。
投手としては10勝5敗、防御率3・14、167奪三振。
史上初めて2年連続「1シーズンでの2桁本塁打、2桁勝利」を達成---まさに投打「二刀流」で、歴史的な活躍だったのがわかります。
で、
話は変わって、昨日、当店で【アンドレ・プレヴィン】のアルバムを流しました(たまたまです)。
ジャズのプレイヤー(ピアニスト)という捉え方もできますが、この時流したアルバムのレーベルは「グラモフォン」。
そう、ドイツのクラシックを代表するレーベルです。
「棚」を見てみると(↓)、
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彼のアルバムが約6枚。
そのうち2枚がグラモフォン(上の2枚)で、中と下の4枚は「コンテンポラリー」レーベルで、こちらはジャズ・レーベルとしても著名(他1枚は、「TELARC」レーベル)。
そー言えば、彼も「二刀流」でした。
ジャズとクラシック。
「ポチッ!」とな、をしてみると、wikiせんせいで彼の記述がヒット(こちら)。
「えっ、そんなにもアチコチで活躍していたのか!」---という驚き。
二刀流+α---と言っても良いでしょう。
(イチバン驚いたのは、彼は5回結婚していて、その内の1人にミア・ファローがいたという記述。)
さらに、
マルチな才能と言うことで、思い出したことがあります。
それは、『青木世界史B講義の実況中継(シリーズ②)』 青木裕司著(1990~) 語学春秋社刊での記述(正確には青木裕司さんが河合塾で講義している世界史の内容を【活字起こし】した文章)。
イタリア・ルネサンス時代に生きた人々の理想的人間像が「万能人」であったことを、中世カトリック社会との対比で説明し、その代表として【レオナルド・ダ・ビンチ】を紹介するんです。
----------引用開始
①彼は芸術家であると同時にダンテの研究者としても随一で、ラテン語はペラペラできる。
だから文科系の勉強でも最高です。
そして同時に科学者、なおかつ彼は体力もすさまじかった。
人間の身長ぐらいの高さだったら、助走なしで飛び越えたという。
われわれも日常生活の中でときどき「天才」という言葉を使うけれど、せいぜい英数国理社のどれもできる人で、東大に通った人ぐらいのもんでしょう。

ダ・ヴィンチは違う。

②まず東大の文Iにトップ合格する一方で、東大の理Ⅲにもトップ合格、一方で束京芸大にトップ合格で、なおかつ日体大は特待生(笑)。
これぐらいの能力がなければダメなんです。
これをもって万能の天才というんです。

前掲書より引用
-----------引用終了
①箇所は、史実として説明し、②箇所は受講生(予備校生や現役受験生)に向けて、わかりやすく例える。
読んでいて私も膝を打ったモンです。
「そうかぁ、予備校でのわかりやすい授業というのは、こーゆーふーな展開で受講生を惹きつけるのか!」---という発見。
この「実況中継シリーズ」は業界では大ヒットして、追随するところがたくさん出てくることになりました(そして、こーゆーのが1ジャンル化して、定着)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。この雪雲が通過したとき、今季初の積雪。
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今日のストームグラス(↓)。
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オ・マ・ケ(↓)。三日坊主めくりカレンダー。cf「ホーム・アローン」
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イナカモンの私は「リュスティック」を知りませんでした。
wikiせんせいをみると、

リュスティック(仏語:Rustique)またはリュスティークは、フランスパンの一種。
 パン生地の水分量が多いため、ベタつき、成形するのが難しいため、生地を分割したそのままの形で整形せずに二次発酵させ、焼成する。
このため形が不定形である。
リュスティックとはフランス語で「素朴」「野趣」という意味。

製造プロセスのアレコレはよくわからないものの、最後の「素朴」「野趣」という意味---には、「あぁ、これは私向きだなぁ。」などと感じます。
でも、
実物(今回のフルーツリュスティック)をみると(↓)、
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「あぁ、こーゆーの、食べたことあります。」
「そうか、こーゆーのをリュスティックと言うのだな。」
ただ、今回のキラヤのフルーツリュスティックは、その「フルーツ」が惜しげもなく投入されていて、その配合量はどれくらいになるのだろう?(↓)。
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フルーツとはいいつつも、「レーズン」と「クランベリー砂糖漬け」のみで、それが「これでもか!」って入っている。
噛んだときに感じるクランベリー砂糖漬けの甘さとパン生地の湿り気を含んだ柔らかさが、宜しゅうございます。
「美味しゅうございました(故・岸朝子ふう)。」

以前の「くるみ&レーズンパン」に次いで、キラヤパンのオススメが2つになりました。

先日のBS・TBS「X年後の関係者たち」。
テーマは「山崎貴とVFX編」。
この回がいつもと違うのは、ゲストが山崎貴さんひとりだけという点。
彼へのインタビューを通して、日本のVFXの歴史を辿るという趣向。
でも、
実はこの収録は9月に行っていて、放送されたのは「ゴジラ-1.0」公開直前の10月30日。
そう、番宣的なタイミングでの放送です。
とは言え、オモシロかった。
例えば、こんな会話。
----------引用開始
山崎「『シン・ゴジラ』の出来がよすぎて、みんな(次回作で自分が監督をやろうという)手を下げた。」
カズレーザー「ビビったんですか?」
山崎「たぶん、みんなビビった。」
カズレーザー「勿論、作品も面白いし、終わらせ方もメチャ、におわせて終わってる。」
山崎「あの後の『ゴジラ』(の監督をやるの)は、ビビるかも知れない。オレもイヤだったモン。『シン・ゴジラ』の時にコメントを求められて、その時は次の『ゴジラ』を作る人は、とんでもなくハードルが上がっちゃいましたね---って。」
カズレーザー「わぁ、(そう言っていたけど、自分で今回の監督をしたことで、そのハードルの高さをクリアしようと)伏線回収してますね。」
----------引用終了
てな具合。
見たくなりますよ、「ゴジラ-1.0」。
で、
先日、見てきました(当地では11月3日に封切りされず、どーやら、12月29日からトキワ劇場で上映とのこと)(↓)。
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見てきてから、(テレビ放送もされた)「シン・ゴジラ」(2016年)と渡辺謙さんが芹沢博士として登場する「GODZILLA ゴジラ」(2014年)を鑑賞。
前者は現在(2016年)の時点でゴジラが日本へ上陸してきたらどうなるのか?という【ゴジラvs日本国統治機構+世界の対応】のリアル(にみえる)戦いが描かれていました(そー言えば、この日のブログでも触れていました)。
確か、自衛隊も政界も(官界も)全面協力(だったはず)。
後者はフォード・ブロディ大尉(アメリカ海軍爆弾処理専門部隊隊員)が主人公であり、その父(核物理学者)、妻(ER勤務医師)、そして子どもとの絆、葛藤、信頼等が、人間ドラマとして描かれています。
アメリカの映画では、これが必須。
家族愛を謳わなければ、映画じゃない!
それが怪獣映画であっても、です。
だからでしょう、「ゴジラ-1.0」でも主人公・敷島(神木隆之介)とヒロイン典子(浜辺美波)とその(戦後のドサクサの中、託されて血の繋がっていない)連れ子が(この場合は)疑似家族として描かれていました。
ゴジラの圧倒的なVFX表現に対し、この人間ドラマを腐している言説が多いようです。
でもね、
12月1日からは全米公開なのです。
それも1500館超で。
11月3日、「ゴジラの日」に日本で封切りされた映画館は522館ですし、「シン・ゴジラ」の時のアメリカでの上映館は490館でしたから、どれだけアメリカ市場を意識していたのかがわかります。
オリジナル脚本であればこそ、そーゆー【オトナの事情】にも配慮する必要が出てくるのでしょう。
「X年後の関係者たち」でもカズレーザーさんが、「『ゴジラ』以前という時代設定は、虚を突かれたというか、まったくそーゆー発想(=時代を遡る)はなかった。」と言っていたとおり、絶妙な設定なのですね、1947年は。
①日本はGHQの統治下にあり、既に日本軍は解体されていて存在しない。
②戦地からの引き上げが一段落?しており、旧軍人の中には「僕の中での戦争は、まだ終わっていないんです(主人公・敷島の言葉)」というように、気持ちの整理がつかない人が多かった(と思われる)。
③まだ警察予備隊(後の自衛隊)も存在しておらず(設立は1950年)、日本には武力実行組織が存在しない。
④この年、トルーマン・ドクトリンが発せられ、共産主義勢力の封じ込めが具体的に世界各地ですすめられていたため(冷戦)、日本に上陸したゴジラには手が回らない?
⑤(幻の)震電等が奇跡的に残っていてもおかしくはなかろう(という希望的観測を抱けるギリギリの時代設定。震電については、現在、大刀洗平和記念館に(プロップが)展示されています。きっと、この震電から着想を得た部分がストーリーにありそう、いや、重要なところに、あります)。
⑥?
などとアレコレ考えてしまうのです。
そして第1作「ゴジラ」の公開が1954年でしたから、それへと続くラスト。
エンドロールで流れる伊福部昭の名曲「ゴジラ」のテーマのその神々しさ。
戦艦オタクや軍事マニア、VFXやゴジラ映画ファンにとっては、各シーンのアチコチに埋め込まれているという「仕掛け」や「リスペクト」を発見するのも、この映画鑑賞の喜びになることでしょう。
オススメの一本です。

(山崎貴監督は、「Always新・三丁目の夕日」の冒頭ほんの数分いや1分程度、ゴジラ登場のワンシーンをなんと、当時は6ヶ月かかって撮影したんだそう。)(↓)あった。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。下界は今は何も見えません。
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今日のストームグラス(↓)。
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先日のこと、たまたまCDをピックアップしていたら、これとこれ(↓)。
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左:「THE BIG 4」松本英彦、ジョージ川口、市川秀男、水橋孝 ART. UNIONレーベル
右:「The Big 4」GEORGE KAWAGUCHI'S THE BIG 4 three blind miceレーベル
全く以て(absolutely)、この2枚は同じアルバムということに気がつきました。購入してから何年経っていたのでしょう?(↓左)。
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右のアルバムの収録曲(↓)。
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曲、メンバー、録音日、すべて同じ。
違うのはレーベル(とアルバムデザインと右側がハイブリッドディスクということ)だけ。
たぶん、
左は松本英彦さんのアルバムとして認識し(名前がいちばんはじめにあったモンで)、右はジョージ川口さんのアルバムとして購入してしまったのでしょう(メンバー表記がGEORGE KAWAGUCHI'S THE BIG 4 となってたモンで)。
名盤は何回にもわたって、イロイロと手を替え品を替え(様々な規格やボーナストラックを加えて)市場に登場してきます。
それらはコレクター魂をくすぐるような広告を用いて、購買意欲をかきたてるのですね。
(私はそれには付き合いませんけど(_ _)。こーゆーことは、まま、よくあることです。)

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。快晴無風、今朝は飯田でも今季最低気温を記録(-1.1℃)。
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一昨日の雨が南アルプスでは「雪」でした(↓)。
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今日のストームグラス(↓)。
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