liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

2023年12月

2024年1月上旬のお休みは、今のところ1・2・6・10・11・14日の予定です。よろしくお願いいたします。

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年末にいただきもの2品、ありがとうございます(↓)。
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階段の、例の場所の2枚。今年は1年間ず~~~~っと、『RECORDS』。
江口寿史先生のアルバムサイズ作品集『RECORDS』から、今月はこのイラストを二枚(↓)。
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こちら(↓)は既に登場していますが、作品集の表紙を飾っていた一枚ということで、再掲(_ _)。
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先日、ブログで引用した新書、『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』 坂本貴志著(2022) 講談社現代新書---には、他にも「えっ、そーなの!?」という冷徹な(=現実を突きつけられる)グラフが載っていました。
それが、こちら(↓)。
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性・年齢階層別の就業率の推移グラフ、国勢調査が元になっています。
定年後も働き続けるという風潮---2000年代、それも特にここ10年でその流れは決定的になったということがわかります。
・日々の生活費捻出のため
・働くことが好きだから、経済的な理由は特にない
・「毎日が日曜日」に耐えられないため、定時に出社していたい
・家に居場所がないから「お外」で働きたい(居場所がほしい)
・社会との接点を失わないために
等々、人それぞれの事由はありましょう。
ただ、著者の坂本貴志さんも次のように指摘しているとおり、
----------引用開始(強調BLOG主)
過去、日本経済が右肩上がりで成長していた時代においては、誰しも若い頃より中高年のときのほうが高い給与を得ることができたし、生活水準も日々向上していた。
もちろん、自営業者の長期的な減少なども就業率低下の一因であったとみられるが、より本質的には、現役時代の賃金水準が向上して生活が豊かになれば、高齢期に無理をしてでも働く必要はなくなる。
これが戦後から日本経済がバブル経済に沸いた20世紀末頃までの大きな流れであったと考えられる。
この間も出生率の低下による人口動態の高齢化や平均寿命の延伸は着実に進行していたのだが、それを上回る速度で経済が成長していたから、高齢期の就業率が低下していたのである。
ところが、バブル経済の崩壊以降、人々の生活水準向上の歩みは遅々として進まなくなってしまう。
経済成長率の鈍化や人口の高齢化によって、中高年の賃金や定年時の退職金は減少し、政府の厳しい財政状況から厚生年金の支給開始年齢引き上げなどによる公的年金の給付水準引き下げも進んだ。
こうしたなか、寿命の延伸によって増加する老後生活費の原資を高齢期の就労なしに獲得することは難しくなってきている。
昨今の経済的な事情が、働き続けることを選択する人が増加していることの主因になっているとみられる。
(前掲書より)
-----------引用終了
やはり個々人にとっては、経済的な事情がイチバンなのです。
国としても「そっち(70歳まで働き続ける)の方へ」と政策転換して、現状では法律(高齢者雇用安定法)で企業には努力義務としているものの、いずれ義務化すると、坂本さんはみています。
「そうかぁ、70歳まで働くのか!」
先行世代(=逃げ切り世代)を見てきた身としては、前掲書でも触れていた3ヶ条、

①健康的な生活リズムに資する仕事
②無理のない仕事(過度なストレスがない仕事)
③利害関係の無い人たちと緩やかに繋がる仕事


を判断指標にしていきたいと思います。
今年も1年、当店をご利用いただいたお客様、ありがとうございました。
当店は、今日で年内の営業を終了します。
よい年をお迎えください(_ _)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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今年は「土台」の下に白いA4コピー紙を置いてみました(↓)。
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先日の信毎Web記事「2050年の人口、長野県は22.8%減 市町村で増加は南箕輪村のみ」(2023/12/23 08:36配信)。
そこでは、

減少率が最も大きいのは下伊那郡天龍村の69・1%(指数30・9)。
下水内那郡栄村が61・8%(同38・2)、下伊那郡平谷村が59・9%(同40・1)で続く。


とあります。
もとのデータは、国立社会保障・人口問題研究所が前日に発表した、こちら
記事には19市の表が載っていて(↓)、
naganoken-jinkou
飯田市は2020年比で3/4まで減少しそうとのこと(長野県全体の値を下回ります)。
2050年には(たぶん)リニア中央新幹線も開通しているだろうに・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)。
そーいえば、
以前(6年前)こーゆーふーなブログを書いた折に、飯田市の「いいだ未来デザイン2028」から次のようなグラフを引用していました(↓)。
iidajinkouyosou
この時点では(たぶん)2027年にリニア中央新幹線が開通していて、長野県駅もできているだろうとの予測のもと、なんと、2028年には人口動態で300人の社会増を見込んでいたのです。
しかしJR東海はリニア中央新幹線の開業を「2027年以降」と正式表明。
開業への道はどんどんと不透明化しています。
大都市圏ならまだしも、地方において+300人という数字は、どれだけタイヘンなことか!
大学ができて、学生が集まればそれも可能かも・・・・と、信州大学の情報系新学部構想に、それを誘致する宣言をするも、学部新設は白紙化('A`)。
ダブルパンチです。
最新の【2023(令和5)年度】いいだ未来デザイン2028戦略計画をみてみましょう(こちら・pdf)。
上のグラフに対して、どーゆーふーに表現していたのかというと(↓)、
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タイムスパンをもっと短く取って、現状は市独自推計(願望)と社人研のデータとの間にあることを示しているのでした。
2050年の指数、19市最少は飯山の53.2、最大は佐久の87.1。
共に北陸新幹線開業に伴って駅ができたのに、どーしてこーゆーふーな差が生じてくるのでしょう?
さて、飯田はリニア中央新幹線・長野県駅開業したのち、どちらの道を歩むことになるのでしょう?

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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例年、この時期(特に24日25日)は、開店から閉店まで延々とクリスマスソングのジャズバージョンをBGMとしてかけていました。
で、
実のところ、店主もコレに食傷気味で(_ _)、今年は次のように改めたいと思います。

「延々と」とクリスマスソングのジャズバージョンをかけ続けるのではなく、時々、思い出したようにかける。

と、したいと思います。
【Mr. Luke】の登場やLP額は、これまで通りです。



木々の葉も落ちて、枝がよく見えるようになりました。
幹線の電柱から引き込まれている「マイ電柱」までは、中部電力の人が配電上、危なそうな木々については切ってくれるのですが、そこから先は自分でやらなきゃならない。
気がかりだった電線類と枝のクロス状態を解消するべく、高枝切り鋏を手に取り、脚立を立てかけて伐採開始。
鋏部分で「パッチン!」できればいいものの、枝が太いとそうともいかず、鋸サイドに変えて「ギコギコ!」とやらにゃぁ切れません。
で、
開始数分の、ほんの一瞬のこと。
「パキッ!」と鋸が・・・・(割れたと思った)。
刃の部分が落下、棹の先っぽ部分をよく見ると(↓)、
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棹に取り付けていたプラスチックが破損して鋸がとれてしまったようです(鋸は異状なし)。
「嗚呼('A`)。新しいのを買ってこなくちゃなりますまい。」
ホームセンターで、今回は鋏の切断能力が前回のものよりも約2倍(12mm~15mm)の高枝切り鋏を購入(お値段も2倍)(↓左)。
takaeda01
メーカーも違い、性能も違い、使ってみた印象はというと、
・重い(今回のは約1kg、前回のは約650g)。
・鋸の切れ味がいまいち(私の使い方に原因があるのかも?)
・鋏の切断能力が2倍あるとは思えない(私の使い方に原因があるのかも?)
といったところでしょうか。
大切に使っていこうと思います。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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オ・マ・ケ(↓)。市田柿をいただきました。ありがとうございます。

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先日、当地から最寄りの82bkへ行ったんです。
私の記憶が正しければ、12月に両替機で両替をするとピン札で出てくる---そーゆーふーになっていたような気がするんですが・・・・。
1万円札を数枚投入し、1000円札に両替。
すると、どーでしょう!
かなりくたびれた1000円札が10枚以上、中には折り目から数ミリ切れてヘロヘロになってるのもあるし・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)。
なんか、悲しい。
両替機の前には「2024年1月●日をもってこの両替機は撤去します」という趣旨の張り紙。
たった両替するだけなんだけど【不便】になるなぁ~、と思って信毎Web「八十二銀行と長野銀行が12月15日明らかにした店舗統廃合計画」を見てみると、あら!(↓)。
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82bk上郷支店は「無くなる」のね('A`)。
現在の長野銀行飯田支店のある場所に統合されて、店舗名が新設【82長野bk桜町支店】となるんだそうな。
今よりちょっと遠くなる・・・か。
(現在の長野銀行飯田支店の建物って、以前は飯田市東中央通りスクランブル交差点の近くから現在地に引っ越してきて、まだそんなに経っていないのではないかナ(建物も新しめ。だからそっちを活かすのか?))。
そー言えば、
上郷支店よりももっと長野銀行飯田支店の近くに82bk伝馬町支店があったはずだが・・・・---と思って「ポチッ!」とな、をしてみると、
「あら、伝馬町支店(店番号:585)は既に上郷支店内に統合されてたのね!」
その上郷支店が今回は長野銀行飯田支店と統合だったのか。
これ、支店の悲哀を感じるなぁ。

(これ、高校の統廃合でもそう。
いくら旧制中学や高等女学校の伝統があったとしても、人口減には勝てず統廃合されていくんですから。
いや、待て。
明治時代の一時期、県内唯一の旧制中学があった松本本校と長野、上田、飯田支校の4つの(流れを汲む)学校は、そーゆーふーにはならんのだろう、きっと。)

標題の新書にはサブタイトルがついていて、それは『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』です。
昨年購入後、積ん読状態だったんですが、先日、読了。
セールス用のカバーのカバー!?を取ると(↓)、
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講談社現代新書の定番装丁です。
しかし、最近はカバーのカバー!?を被せてあるものが多くなってきていて、この新書も同様(↓)。
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ここに箇条書きされている項目は、本書第1部の内容がまとめられており、その元となったデータは、政府統計が中心であるものの、それでは捕捉が難しいものに関しては、リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査」に基づいているんだそう。
なんでも、
後者は凡そ5万人の調査対象者に毎年質問を送る大規模パネル調査で、公的統計に準拠するレベルだとか。
第1部は統計より導き出せる実態を淡々と記述しているため(退屈)、結果、カバーに記されている箇条書きをそのまま受け止めればOKです。
ただ、
ここで、私が「えっ!?」って驚いたのが、このデータ(↓)。
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【仕事に対する価値観の世代別変化】があまりにも劇的すぎるのです。
著者の坂本貴志さんは、次のように解説しています。
----------引用開始(強調BLOG主)
多くの人が仕事に対する希望に満ち溢れていた20代から、人は徐々に仕事に対して積極的に意義を見出さなくなっていく。
そして、落ち込みの谷が最も深いのが50代前半である。
この年齢になるとこれまで価値の源泉であった「高い収入や栄誉」の因子得点もマイナスとなり、自分がなぜいまの仕事をしているのか、その価値を見失ってしまう。
定年が迫り、役職定年を迎える頃、これからの職業人生において何を目標にしていけばいいのか迷う経験をする人は少なくない。
そうした現実がデータからうかがえるのである。
しかし、仕事に関して最も思い悩む年齢が50代前半だということはつまり、仕事に対して新しい価値を見出す転機もその年代にあるということもまた事実である。
仕事に対してどの程度の価値を見出しているかのデータを50代以降追うと、「高い収入や栄誉」を除いたすべての要素が70代後半に向けて価値を増していく様子が見て取れる。
そして、仕事に対する受け止めについて、70代の就業者は若い頃以上に肯定的な見方をしていることもわかる。
仕事に何を求めるかという観点でみたとき、50代は大きな転機になる年齢なのである。
人が仕事に対して意義を感じるかどうかは、50代を底にしたU字カーブを描く
社会人になって以降、長い職業人生で失ってしまった仕事に対する意義は、50代を境にして、以後、長い時間をかけて再生していくのである。
定年以降に見出される就労観は、20代の就労観と大きく異なっていることにも注目したい。
高齢になるほど高まる価値観としては「他者への貢献」「体を動かすこと」などがあるが、これはいずれも20代では重視されない価値観である。
つまり、より正確に言えば、多くの人にとって仕事の価値観は単に回復するだけではない。
人は定年後の新しい仕事の中に、これまでになかった価値を見いだしていくというプロセスをたどるのである。
『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』 坂本貴志著(2022) 講談社現代新書 より
-----------引用終了
あたしゃ、勝手に「人生二毛作」などと無責任なことを言っていましたが、あながち的外れでもなかったみたいです。
第2部は一転、7人へのインタビューを通じての、定年後の就業者事例を紹介。
「定年」前後の変化に焦点を当てた各人のライフヒストリー。
インタビューを通して著者は「定年後に幸せに働き続けられる『仕事の要件』」を次の3つにまとめています。
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私も(経験上)全く以て「ごもっとも!」と同意します。
たまたまなのでしょうけど、この新書に挟まっていた栞(↓)。
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平野啓一郎さんもいいこと、言うなぁ(このフレーズ、諸々の相談を受けたときのアドバイスに使えそう)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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先日のブログで触れたこの件
まだ【高森町ブランディングサイト】はところどころが「準備中」ですが、当店については次のように掲載されていました(こちら)。
またWebとは別に「印刷物」も用意しているようです。
その原稿についても、確認してください!---と、送られてきました(↓こちら)。
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観光協会が無料で掲載してくれる、印刷物に掲載してくれる---有り難いことです。
無料と言えば、昨日も、ホットペッパーグルメからお誘いがありました(が、丁重にお断りしました)。
念のため、「ポチッ!」となをしてみると、
「あるじゃん、ここに!」
住所欄をみると、最後の番地が【2863-82F】となっているので、きっと、これは「食べログ」からの流用でしょうね。
いつのデータなのかわかりませんが、座席数が12になっているし、今はレイアウトを変更し座席数を減らしたこともあって、9席しかありません。
情報提供サイトも、アレコレと付加価値を付けてきているのでしょうが、今はグーグルマップの存在の大きさが立ちはだかっているように思うのです。
どれだけ情報収集してそれを提供したとしても、最終的に足を運ぶ際に必要になるものは地図ですから、そこから発想したグーグルマップの着眼点は、慧眼でしたネ。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。雪が舞っています!
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今日のストームグラス(↓)。
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