昨日(5/12)、厚生労働省が市区町村別生命表を公表しました。
元になっているデータは、2020年実施の国勢調査で、それによる日本人人口(確定数)、国勢調査年を含む前後3年間の人口動態統計(確定数)をもとに作成---とのこと。
平たく言うと、

2020年の平均寿命を全国の市区町村別にみたところ、最も長寿だった(若しくは短命だった)のはどこそこ(の自治体)

ということ。
で、
全市区町村別データ(PDF)とは別に、ランキング表示で市区町村別平均寿命(上位・下位50市区町村)をPDFデータでみることができます(こちら)。
すると、どうでしょう!
上位50位までに、長野県から男性では16自治体が、女性では8自治体がランクイン。
naganopref
次の通りです(○印は伊那谷にある自治体)。
男性
3:○宮田村
7:原村
10:○豊丘村
13:白馬村
16:○伊那市
18:○松川町
19:南木曽町
20:小布施町
21:長野市
23:○飯田市
25:○中川村
27:岡谷市
34:○箕輪町
44:茅野市
45:○南箕輪村
49:○喬木村
女性
3:○高森町
9:○箕輪町
10:○伊那市
12:佐久市
24:朝日村
26:大町市
30:○中川村
47:松川村
男性は9/16が、女性は4/8が伊那谷にある自治体だったのです。
念のため、表示数値が同じであった場合、表示桁以下の数値を基に順位付けを行っている---と、断り書きがあるので、「差」はホントにコンマ以下二桁でのランクづけです。
Yahoo!ニュースには、asahi.comのニュースが転載されていて、そこのヤフコメには高野龍昭先生(東洋大学 福祉社会デザイン学部 教授/介護支援専門員)が、「差(高齢期の疾病リスク•要介護リスク)」が生じる要因を整理しています。
それによれば、
①所得(高い方がリスクが低い)、
②環境(都市部や都市の郊外がリスクが低い)、
③小児期の社会経済的状況(子どもの頃の生活が恵まれていた方がリスクが低い)、
④社会的つながり(住民間のつながりが豊富な地域の方がリスクが低い)
等と相関関係があるのだそう。
伊那谷エリアの自治体が上位に入っている要因は上記の①~④のどれでしょう?
それにしても、だ。
駒ヶ根市はどーだった(男82.9、女87.9)?
飯田市以南のDeepsouth最深部の町村名が上位に登場しないのは、何か理由があるのだろうか?

---

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
DSCN6101
今日のストームグラス(↓)。
DSCN6102