今年の春頃(5月30日)のBSテレ東の番組「あの本、読みました?」は、「東野圭吾、森博嗣、伊与原新…理系作家の魅力」でした。
お3人の中から、伊与原新さんが登場。
その時、紹介された中で興味を持った本が『宙わたる教室』でした。
この本は、読書感想文全国コンクール課題図書に選定されている---という話もありました。
「いずれ読んでみよう」と思っていたら、数ヶ月後、先月からNHK火曜ドラマ10の枠で、放送が始まりました。
小説ではあるけれど、そのモデルとなった学校が存在し(=著者の着想のヒントとなった)、その部活の取り組みは実際に学会での発表まで行い、そこで優秀賞を受賞---大阪府立大手前高校定時制の科学部がそーらしいのです。
「ポチッ!」とな、をしてみると、

日本地球惑星科学連合2017年大会「高校生によるポスター発表」で、テーマ『重力可変装置で火星表層の水の流れを解析する』が優秀賞を受賞

ということだそう。
ドラマの舞台は、東新宿高校定時制。
・ディスレクシアの生徒(第1話)。
・フィリピン人の母と日本人の父から生まれ、既に結婚して家庭を築いている生徒(第2話)。
・起立性調節障害を抱える生徒(第3話)。
・中卒後「金の卵」として集団就職し、既に後期高齢者になっている生徒(第4話)。
この4人を科学部に導き、その顧問となる藤竹先生(窪田正孝)が主人公。
既に第6回まで放送が終了しています(全10回)。
で、
「ポチッ!」となをしてみると、ネットではこのドラマの評価が頗る高く、皆さん、夫々の視点で論を展開していて、あたしゃ、それらを読むと、ホント、気づきが多いのです。
言葉数の少ない主人公のひと言ひと言が、熟慮されたものであること---生徒との距離感が絶妙なのですね。
ふと思ったのは、
科学部員を集めていくその過程が、そしてこれから取り組んでいく学会発表へ向けた実験の数々が、週刊少年ジャンプの漫画に必要な三大原則「友情・努力・勝利」になぞられなくもない---ということ。

あと4回、どーゆー展開になるのか、楽しみです。

オ・マ・ケ(↓)。最寄りの産直市場で目にしたので、即、購入。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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