1/18~19と2025年度大学入学共通テストがありました。
ネットニュースには、
①国語に「ヒス構文」が登場したと話題
②「化学」の問題に枕草子の抜粋が使われた
等の見出し。
あたしゃ、①「ヒス構文」というのが何を指すのかさえ、知りませんでした。
②は記事の問題文を見ましたが、【下線部が化学反応ではないもの】を選ぶ問題で、「枕草子」が話題になっているものの、下線部には【(蛍が)ほのかにうち光りて】と蛍の現象を指していることをわかりやすく示しているので、私でも答はわかりました(とは言え「化学」は全体的に難しかったらしい。昨年より難化とのこと)。
で、
 「地理総合,地理探究」の問題を見てみると、その解答番号3の問題(↓)。
coffeeortea
コーヒーと茶の1人1日あたりの消費量をグラフ化してあるものから、「イギリス」を選ぶという問題。
選択肢は、
・イギリス
・イタリア
・インドネシア
・中国
この4カ国が示されている①~④の中から、さて、イギリスはどれでしょう?---とゆー問題です。
なんて、身近な素材なのでしょう!
普段、コーヒーやお茶をフツーに飲んでいる受験生にとって、他所(よそ)の国の人たちはどーなのだろう?---なんて、考えて飲んでいる人、いないでしょうね。
でも、コーヒーやお茶は【嗜好品】であることを踏まえると、これはその国の経済力(=豊かさ)が反映してきていそうだと察しがつきます。
ヒントとして「日本」の位置が示されています。これは出題者のやさしさなのでしょう。
で、嗜好(品)とは、
直接、食欲を満たすための食べ物ではなく、毎日の生活にうるおいとゆとりもたらすものとして口にして楽しむ人それぞれに異なる(食べ物の)好み。(品):嗜好の対象とする、酒、紅茶、コーヒーなど。~~新明解国語事典(第八版)より。
わかりやすい、そして「毎日の生活にうるおいとゆとりもたらすもの」なんて表現を目にすると、そーゆー状態の有無がある国か、地域なのかが、お店(当店)の存亡を制すこともわかってきますね。
さて、
①イギリス、イタリアはG7でもある先進国。
②インドネシア、中国はG20でもあり、発展途上国というよりは、数段、経済成長を遂げている国。
③中国は「茶」の世界一の生産国であり(約4割以上)、日々の生活の中に茶が浸透している。
④イギリスは過去にコーヒーハウスが流行したり、そして今もアフタヌーンティーの習慣があることから、また、世界的な紅茶メーカーが何社もある。
⑤イタリアのコーヒーといえば、エスプレッソやカプチーノが思い浮かぶものの、「お茶」のイメージがしない(私見)。
これらのことから、
①イギリス(これが正解)
②中国
③インドネシア
④イタリア
とゆーふーに、なるのでしょう(たぶん)。
それはそーと、
こーゆー統計に「中国」のデータは、信憑性があるのでしょうか?
彼の国は中共に都合が悪くなるようなデータがでてくると、それを突然、発表しなくなりますからねぇ。
特にオカネがらみの経済指標なんかは、各省レベルからアヤシイという話もあるし(過去に「大躍進」が大失敗して大飢饉を経験しているのに、学んでいなさそうに私には見受けられるモンで)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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