GW中は、当店にも県外ナンバーのお車でおいでになるお客様が、チラホラおられました。
「陸の孤島」であるDeep southへ足(クルマ)を運んでいただけることは、本当に有り難いことでございます(_ _)。
で、
そんなお客様からのひと言で「救われる思い」になるのでした。
(私より年配と思われるお客様が)会計時、

「4軒はしごしてきたけれど、ここ(のお店)の『音』がいちばんいいですね。」

と仰られたのです。
私「(他にどこのお店に行ってこられたのだろう、と問いたい気持ちを悟られないように)ありがとうございます(でも、心の中では、ガッツポーズ!)。」
実は、たまたまこの時に鳴っていたアルバムは、ROBERTO OLZER QUARTETの「FLOATIN' IN」でした。
このアルバムは、私のお気に入りの1枚。
演奏もとてもいいのですが、そのレコーディング、ミキシング、マスタリング等々はイタリアのARTESUONO STUDIOSで、STEFANO AMERIOの手によるものなので、兎に角「音」がよろしい。
何度聞いても、その美しさに心打たれる---そんなアルバムです。
で、
ふと、そのお客様の手許を見ると、ROBERTO OLZER TRIOの「Steppin' Out」が目に入りました。
私「あっ、そのアルバムもいいですよねぇ(私も持ってます)!」
察するに、この「Steppin' Out」を試聴盤として訪問先のお店でかけてもらっていたのではないでしょうか?
それが、たまたま当店では同じミュージシャン(ピアニスト)のアルバムがかかっていた(カルテットだけど)。
それもこれまでハシゴをしてきていたお店とは違う「音」で鳴っていた(ので、率直に感想を伝えてくださった)。
有り難いことでございます(_ _)。
こーゆー時こそ、今日の標題(↑)のような気持ちになる、そんな一瞬です。
(かと思うと・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)トホホ事象もあり)。

試聴盤で思い出したことがあります。
以前、あるハンドメイド・スピーカー工房へ伺った時のこと。
店主(というかスピーカー製造職人)の手によるスピーカーの聴き比べに私は1枚、CDを持参しました。
それが、こちら(↓)。
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「LUPIN THE THIRD【JAZZ】」大野雄二トリオ。
大野さんがこれ以降手がけていくことになる、ルパン三世シリーズの第一弾アルバム。
この演奏に店主と私は一緒になって、耳を傾ける。
「いいですねぇ、このアルバム。素晴らしい。」
私「でしょう! あっ、このCD-Rがクルマにあるから差し上げましょうか?」
「いいんですか、ありがとうございます。」
ということで、差し上げました。
で、
その時のスピーカーはどーなったのかというと、現在、階下で冬眠中です(_ _)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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