定期購読誌「Jaz.in」の連載「中野俊成がジャケ買いしてしまった!!」。
前身の雑誌から続いている(たぶん)好評企画なので、今回で第153回を数えます。
この連載をまとめた単行本も出ていることから、やはり、著者の中野さん(肩書きには放送作家と書いてあります)の記述と実体験に基づくアレコレ話が魅力なのでしょう(斯く言う私も、このコラムのファンです)。
で、
2025年8月号(vol.21)では、著者の中野さんが今年還暦を迎えたこともあって、

ジャズの巨人たちは60歳の時にどんな作品を出していたのか?

をテーマに構成されているのでした。
最初に結論(↓)。紹介された6作品すべてが【大成功ジャケ買い】という評価。
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(たぶん)連載153回で初めてのことではないでしょうか?---6作品すべてが「大成功」だなんて。
「成功」でも「やや成功」だったり、モノによっては「失敗」というのもありますから。
なんせ、「ジャケ買い」という中の音を聴かないで、外見(=アルバム・デザイン)だけで購入するという、ある種、自分のセンスを信じた賭けみたいなモンですからね。
で、
6作品は何だったのか?
①ツツ/マイルス・デイビス
②フォーリング・イン・ラヴ・ウィズ・ジャズ/ソニー・ロリンズ
③アレグリア/ウェイン・ショーター
④レイディアンス~ソロ大阪・東京/キース・ジャレット
⑤フューチャー・2・フューチャー/ハービー・ハンコック
⑥パースト・プレゼント&フューチャーズ/チック・コリア
大御所たちの還暦作品群。
④と⑤が、当店にはありませんでした(_ _)。
因みに、
中野さんは60歳からジャズ喫茶の店主になるよう動き出し、65歳ぐらいで開店、健康状態を鑑みながら10年間限定で実現させたいんだそう。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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