私は「三大映画祭」というと、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの国際映画祭だということはわかっていても、夫々の特徴(やねらい、作品の傾向等)を知っているわけではありません。
こーゆー時は「ポチッ!」とな。
ありました、an・anWebなので、私にも分かり易い解説です(こちら)。
こーゆー違いなんだそう(↓)。

ベルリン国際映画祭
初回:1951年 開催:毎年2月
社会派のテーマが好まれる、新人監督が応募しやすい、作品が最も多様。
コンペティション部門における最高賞が金熊賞、監督賞が銀熊賞。

ヴェネチア国際映画祭
初回:1932年 開催:毎年8月末~ 9月初旬
世界初の国際映画祭、オスカー候補作を最速でチェック、一般客も入れるフレンドリーさ。
最高賞(=作品賞)には金色(≒金獅子賞)、監督賞には銀色(≒銀獅子賞)の獅子のトロフィーが贈られる。

カンヌ国際映画祭
初回:1946年 開催:毎年5月
上映作品が大量、アート映画が好まれる、ハリウッド嫌いの一面あり。
コンペティション部門の最高賞が、パルム・ドール。

「へぇ~」そーだったんですね。
で、
先日、イラン人のジャファル・パナヒ監督の作品「シンプル・アクシデント/偶然  原題: Un simple accident  英題:IT WAS JUST AN ACCIDENT」を観てきました(↓)。
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パナヒ監督は、
「チャドルと生きる」「熊は、いない」でベネチア国際映画祭金獅子賞、
「人生タクシー」でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞していて、
本作で第78回(2025年)カンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞したことから、3大映画祭すべてで最高賞を受賞した監督なんだそう。
ミーハーな私は、そーゆー作品は気になるのです。
こーゆー話です(↓公式ホームページより)。

かつて不当な理由で投獄されたワヒドは、ある偶然によって、自分の人生を奪った看守に出会う。
咄嗟に男を拘束し、荒野に穴を掘り埋めようとするが、男は人違いだと言う。
実はワヒドは、男の顔を見たことがなかった。
男は、本当に復讐の相手なのか?一旦復讐を中断し、同じ男に拷問された友人を訪ねることにするが・・・。


パナヒ監督自身が反体制的な活動を理由に2度の投獄経験があり、そこでの見聞が生かされている(らしい)。
つまり、イランの現体制からは距離を取っていて、今のイラン社会の様子(や人々のそれへの順応的な生活)を風刺しながら、描いている---そーゆーふーにも思えます。
例えば、
冒頭のシーン。
(看守エクバルと思われる)父親が運転をしていて、野良犬を轢いてしまう。
その場面。
母親「ただの事故よ。神様が犬を飛びださせた。」
娘「お父さんが轢いた。神様は関係ないよ。」
宗教的なコトはまだわかっていない年端のいかない娘の発言に込めたメッセージとも言えそうです。
で、
ラストシーン。ここだけでもサスペンススリラーです。
あの「音」に続くかもしれないシーンをどーゆーふーに考え、受け止めるか?
①「家族を助けてくれてありがとう」だったら、【復讐の終焉】。
②「やられたらやり返す」だったら、【復讐の連鎖】。
さて、
どっちなんだろう?
それはそーと、
(映画で描かれた)イラン社会って、ニッポンよりもキャッシュレス社会ですね。
「袖の下」でもチップにも、貰う方がカードリーダーを持っていて、その端末で決済して受け取ってるって---ニッポンじゃ一般的じゃないし・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)。

【追記】
合木こずえさんが、心配しています。
パナヒ監督はアカデミー賞のキャンペーン後、戦火のイランに帰ったそうだが、現在の安否はわからない。
どうか無事に家族と暮らしていますように、と祈り続けよう。---とのこと。私も同感です(_ _)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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