朝のwalkingコースはいくつかあるのですが、その1コースの途中に「市田柿」をご自宅で乾燥させているお宅があります。

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むかしはあちこちでこのような光景が見られたのでしょうが、近年はこういう光景の方が珍しくなりました。

というのも「柿農家」の柿は、皮をむいたら(まだ「市田柿」になる前の状態で)出荷して、JAなどの大きな保管庫で「ヘンな菌」が付かないように、また需要に応じて安定して出荷できるように、管理されるようになったからなのです。

ですから、上記のようなお宅(↑)での市田柿の行方は、「自家消費」か独自ルートでそのお宅特有の味がある「市田柿」として出回ることになるものと思われます。

農産品の「地域ブランド」として認定されている市田柿。


飯田に引っ越してきて、ホームセンターへ行ったときのこと。

「市田柿」と印刷された「空箱」だけが販売されていて、びっくりしたことを思い出します。

あの箱に入れてしまえば、すべての柿が「市田柿(!?)」化!!!

パッケージ次第(念のためそれだけではなく、手間暇かけて大切に・大事に育てて、美味しさがPremiumであるという柿)では、ひとつ400円にもなる「地域の財産」に気づいたのは「風の人(外部からここへ来た人)」、かぶちゃん農園でした。

地の人(ジモッティ)」だけではこのご時世、地方はどんどん衰退の一途をたどります。


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今日の南アルプス(↓11:25撮影)。雲の濃淡もあまりなく、全体的にミルクっぽい空。

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