以前、何か?で税所氏の話を聞いたこと(見たこと)があります。
自らの東進ハイスクールでの受験体験をもとにして、バングラデシュでの社会起業家的な紹介でした。
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税所 篤快(さいしょ・あつよし)
1989年東京都足立区生まれ、早稲田大学教育学部4年生(休学中)。
19歳でバングラデシュに渡りグラミン銀行の研究ラボ「GCC」で、初めての日本人コーディネーターに。
20歳で独立し、バングラデシュ初の映像授業を実施する「e-Educationプロジェクト」をスタート。
現地の大学生パートナーと協力しながら地方の高校生を国内最高峰ダッカ大学に入学させてしまう。
「バングラデシュ版ドラゴン桜」とも呼ばれている。
現在は、バングラデシュのみならず、ヨルダン・パレスチナ難民キャンプやルワンダにもこの方式を広めようと奮闘中。
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その税所氏と接点のあった米倉誠一郎教授(一橋大)が、次のような指摘をしています。
オジサン世代にとっては耳の痛い話です。
-----------------以下引用
1つは、今の学生はダメだと言っている大人がダメなんですね。
子供は大人の鏡だし、社会の鏡なんですから、社会が頑張ったり、大人が頑張ったりしていると、必ず頑張る学生が出てくるんです。彼らは鏡だから。
2つ目は、どんな時代でも頑張るヤツはいるんですよ。
その一方でどうしようもないのもいる。
それは我々の時も同じでしたし、実はいつでも同じなんです。
ただ、昔、我々は外国と言うとアメリカとかヨーロッパ、せいぜい東南アジアぐらいまででした。
ところが今では、外国というといろいろなチョイスがあります。
アフリカもあれば、インドもあれば、中国、またアメリカも。
そういう中で情報が広く伝わるようになり存在感が増しているので、我々がより身近に感じるようになっているのです。
3つ目は、これは世界的な傾向なんですけど、普通のビジネス、あるいは資本主義がいろいろなところで行き詰まっているのではないかと。
今までのように大学を出て、大手企業に行って自分の夢を実現する学生もいますが、そうじゃない形で夢を実現する方法を選ぶ学生もいる。
そこでソーシャルビジネスということになるわけですが、どの国でも税金を使うというスキームは破綻しているんですよね。
どうやって、自走できるビジネスプランに落とし込んでいくのか。
これは非常に難しい。だから面白いと思うんですよね。
アメリカなどでは、優秀な学生ほどソーシャルビジネスに行っています。
やる気だけの問題でなく、優秀な学生でなければ解けない問題を提供してくれるからだと思います。
-----------------引用終了
就活という同調圧力なんて何のその。
そういう若者を先行世代は支援しなくちゃいけないと思います(守りに入ってるオジサン、多いですからね)。
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今日の南アルプス(↓11:10撮影)。晴れたり曇ったり。

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