国立大学前期試験合格発表日が続いておりますが・・・・・・・。
来年度からの入試において佐賀大学は、経済学部の入学定員を「減らす」という報道が先月ありました。
その「理由」がなかなか!でしたので、以下引用します。
-----------------引用開始
(前略)
今回象徴的なのは、佐賀大。
「学生の質の保証」のため経済学部の定員を275人から15人減らした。
その分大学院定員を増やしたわけではなく、異例の「純減」だ。
学内調査で、入試倍率が2倍を切ると入学者の学力が下がる結果が出ており、12年度に1.7倍だった経済学部の定員減に踏み切った。
佛淵(ほとけぶち)孝夫学長は「学力が低いまま入った子は、辞めたり卒業できなかったりするケースが多い。
母数(18歳人口)が減っているのだから、定員を減らすのは当然。後に続く大学も増えるだろう」と説明する。
(後略)
-----------------引用終了
記事にはグラフも一緒に掲載されていました(↓)。

戦後史上最難関となった1992年度入試。
理由は、
団塊ジュニアが受験期を迎えた。
女子の大学進学率が、親の団塊世代とは比べものにならないくらいに上昇。
といったことが挙げられます。
つまりその年の東京大学合格者は、戦後最強!!!!?????
実際に18歳人口は、
1992年205万人→2012年119万人
国立大・大学院の定員は、
1992年13万5067人→2012年15万5212人
広き門になっているわけです(進学率は考慮してないけど)。
佐賀大学学長のコメントがいい。
「学力が低いまま入った子は、辞めたり卒業できなかったりするケースが多い。
母数(18歳人口)が減っているのだから、定員を減らすのは当然。」
ぜひ高等学校でもそうしていただきたい。
入試倍率が1.00を下回っていると、緊張感がなくなります。
「名前と受験番号書けば受かるんでしょ!」
んなわけないけど、「自分が落ちるかも知れない」という当事者意識と危機感って、15歳に必要なものですぜ。
大学と高校ではその役割が違うことは承知しています。
でも県教委の募集予定人員の「読み間違い」が、現場に困難を強いていることが、ままあります。
「入試倍率が2倍を切ると入学者の学力が下がる結果が出ている」
というのも興味深い。
高校でも退学者の追跡調査をして、自前のデータをもとに定員に幅を持たせることができればいいのに・・・・、と思うのでした。
(野次馬のたわごとです。)
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。霞んでいます。理由はPM2.5(な、わきゃない・・・・・か?)若しくは黄砂!?)、いや、さいきん朝から果樹園で剪定した枝を燃やしているんですよ。煙もくもくですから・・・・。

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