NHK教育 月曜日23:00~の「スーパー・プレゼンテーション」。

たぶん、根強いファンがいるものと思われます。それも、若い世代で。

TEDというプレゼンテーションをダイジェストで伊藤穣一氏(MITメディアラボ所長)と吹石一恵さん(女優)が案内する25分番組。

見逃しても、【PASSED PROGRAM】で見ることができるのもありがたい。

昨晩はマラウイの青年が登場し、風車発電を独学で完成させて、その後に彼の人生(と彼の村の農業生産)が大きく変わっていったことをpresentation。

彼についての本も出版されていたり、池上彰氏のTV番組でも取り上げられていたりしたので、知っている人も多いはず。

そんな彼は、次の言葉で締めくくりました。

“I say to you, trust yourself and believe. Whatever happens, don't give up. ”



TEDの代表、クリス・アンダーソン氏は次のように述べています。

-----------------以下引用(強調BLOG主)

アイデアや新しい考え方はどこから生まれるのか、と考えたとき、よく、こうイメージします。

1人の天才が部屋の中に籠もって、考えて考え抜いて突然ピーンと電気がつくようにひらめくと。

しかし、実際はそういうものではありません。

新しい考え方は、人と人、さまざまなテーマのやり取りの中から生まれるものなんです。

TEDがうまくいっているのは、ありとあらゆるテーマが登場するからだと思います。

私たちの脳はそういう状態には慣れていません。

ですから、TEDを見て、あるときは建築、次は科学、その次は芸術やデザインと、さまざまなものを見ていくとそこに、なんのつながりがあるのだろうかと考えるようになるのです。

まさに、ここに鍵があるんです。

すべての知識というのは、つながっていて、そこに一見、無関係と思われるような考えが飛び込んできたときに、アイデアがひらめいたりするんです。

つまり、自分の世界観を乱すような要因が入ることで、物事が組み変わり、新たな考えが生まれるのです。

-----------------引用終了

最近、リベラル・アーツ(教養)の必要を熱心に説く人が多くなってきています(それも大学関係者)。

理由は、上記の強調部分にあるのでしょう。

「専門」も大切だけれど、その基礎の部分に教養がないと、目の前の現象や状況と他との関連性に気付かない。

このジャンルを超えた関連づけができるかどうか、そこに大きなビジネスチャンスが・・・・・・(また、カネの話かい!)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。12:00の時点で、既に玄関前の温度計は23℃(外の方が暖かい)。

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