田原総一朗のギロン堂 連載728回(『週刊朝日』2012.04.19号)から引用します。

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新聞は半分近く広告でしょう。

紙媒体は金がかかるので、広告で埋めないとやっていけない。

読者には余計なものです。

さらに記事の半分近くは発表報道。

アメリカなら人件費の安い通信社が受け持つことを、日本では給料の高い新聞記者がやっている。

しかもその発表記事が長すぎて、読者は読みたくない。

僕は400字くらいで十分だと思う。

はるかに安くて便利なネット媒体で、100万人、いや500万人以上の会員が見る雑誌、新聞にあたるものをつくります。

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これは田原総一朗氏の言葉ではありません。

この発言の主は堀江貴文氏。

そう、ホリエモンです。

この発言を受けて田原氏は次のようにまとめています。

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これは非常におもしろい。

まさに革命的で、紙媒体にとつては、尋常ならぬ戦闘宣言である。

それにしても、私を含めてほとんどの人間が、かってはこうした堀江氏の説明をエゴイズム、売名行為だととらえていた。

そのことを言うと、「あのころは、わからないヤツは、わからなくていいと思っていた」

と、堀江氏は苦笑した。

それを今は丁寧に説明してくれる。

刑務所は、飛躍的に人間を成長させるのだと、改めて感じた。

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田原氏はホリエモン事件は国策捜査による冤罪だと見ています(私もそうだと思っています)。

その点に触れると

「過去のことは、もういいです」

と、答えたとか。

堀江貴文氏が闘おうとしているものは、今も昔も「あっち側」で胡座をかいている人々であるらしい。

塀の中で彼はその戦い方について、万策を張り巡らすべく熟慮していたのでしょう。

楽しみです、まだ若いし。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。終日雨の予報。

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