ライフネット生命の出口治明社長のお話から。

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ベンチャーの創業、というと、強い意志と卓抜なアイデアを持った若者が、時代に抗って舟を出す、というイメージがあるかもしれません。

でも、ライフネット生命保険の創業につながった要素のほとんどが、偶然もたらされたものばかりです。

そもそもベンチャーを始めようというのも、いちばん大切な事業内容にしても、谷家さんから「保険会社をはじめませんか?」とお声がけいただいたのがきっかけだったのです。

しかも当初、彼も「生保」じゃなく「損保」を想定しており、私のプレゼンで生保に変わったのですから、計画性があったわけじゃありません。

では、私が決めたことは何か? 

それは1人じゃなく、パートナーと組んでやりたい、ということ。

そして谷家さんに紹介された岩瀬とやろう、と決断したことです。

つまり、誰かとやりたい、そしてその誰かとは岩瀬だ、ということ。

それだけは自分で決めたのです。

仕事というものは、「何をやるか」が第一だ、と思いがちです。

でも、実際には、「誰とやるか」で、うまくいくかいかないかは大体決まります。

これ、恋愛といっしょです。

恋愛をしよう、といって恋愛が始まるわけではありません。

たまたま、近くにいた人と落ちてしまうのが恋愛です。

自分の力で決められることなど、大してないのです。

チャンスは偶然と共にやってくる。

だから、来た球はとりあえず打つ。

即断即決。

そして大切にすべきはやはり「人」です。

通常の起業論とは180度違う話かもしれません。

でも、ライフネット生命保険はそうやって生まれたのです。

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やってくるチャンス(や恋愛)をちゃんと「打つ」感度(センス)は、日頃からトレーニングしておかなければなりますまい。

それに気付かずに逃していたことが多すぎると、今となって初めて気がつく----よくあることです(_| ̄|○)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。いい天気、でもちょっと風は冷ため。

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