人口100人当たりの大学生(と大学院生)比率を47都道府県別に並べた表(↓)。

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これによると、長野県は0.77で全国最低。

数値をそのまま受け取ると、今日のタイトルのようなことが導き出されます。

上位を見ると京都と東京が3位以下を2倍以上引き離しており、「さもありなん」ですね。

が、

3位が滋賀県というのは、ちょっと「意外」。

たぶん、京都にある大学が滋賀県にキャンパスを「増設」して、その学生数がカウントされているからだと思われます(例:立命館大BKC、龍谷大瀬田学舎、成安造形大)

第6位の石川県も健闘していますね。

だいたい、首都圏と愛知県・近畿圏の大都市を擁する都府県が上位にきて、その次には「札仙広福」がきます(「札幌・仙台・広島・福岡」の地方中枢都市=広域中心都市)。

それ以下は、コンマ以下1/100の数字の違いなので、あまり傾向は見いだせない??

でも、1.00以下というのはそのケンミンとして、ちょっと「傷つき」ませんか?

ケンミンが100人いても、大学生が1人も居ない可能性がある。


結局、県内に自分が行きたい大学がないので「頭脳流出」してしまう。

これは地方が慢性的に抱えている問題です(だったら、大学を作ればすぐ充足するという問題でもないし)。

かつて田中角栄は地方から中央への「人財供給」の見返りとして、「地方交付税交付金」を与えました(今もあるけど、先細り)。

そういう意味で言うと(京都のおこぼれとしての滋賀県の第3位よりも)、石川県の健闘がめちゃくちゃ「光って」見えます。

長野県短大の県立大化もいいけど、作るんだったら故・中島嶺雄氏が最後のライフワークとして設立したAIU(国際教養大学)のような、ビジョンのある「新設大学」のほうがよかったのに・・・・、と思うのでした(中島氏は松本出身でもあったのに、ね)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。飯田の予想最高気温は35℃。

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今朝は空の青さがまぶしいくらいでした(↓)。

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