東御市から湯の丸高原へ。
途中、チーズで有名なアトリエ・ド・フロマージュがあります。
夏休み中ということもあり、平日の午後ではありますが、駐車場はほぼ満車状態。
今回はスルーしてさらに行くと、湯の丸高原が長野と群馬の県境となっていて、群馬県側へとCR-Zを走らせること約3km。
新鹿沢温泉街の手前に一軒家(?→どうもそうらしい)で営業されている紅葉館があります。.
ここは「日本秘湯を守る会」会員の宿で、知る人ぞ知る温泉であるらしい(たぶん)。
しかし、「秘湯」のイメージから連想するには、アクセス良すぎです。
なんせ、県道94号線沿いにあって、クルマを止めてすぐの場所なのですから。
→左の建物がそばやで、右奥が宿泊棟。
(じつはここ、「雪山讃歌」発祥の宿ということらしい→詳細はこちら。)
宿泊棟とは別に温泉施設があり、それに隣接してそば屋も設置。
日帰り入浴客はこちらのそば屋棟から入って、温泉施設へと抜ける構造のようです。
ドアを開けると、玄関にいきなりレンタルスキーが何本も立てかけてあります(おいおい、いまは8月ですぜ!!)。
「ごめんくださ~い。」
店主のオジサンに
「すみません、これ(「温泉博士」で入浴したいんですけど、いいですか?」
→新装なった「温泉博士」2013年9月号
と伺うと、
「はい、はい、はい。」
と該当ページの該当施設押印欄に・・・・・・・。
判子を押すかと思ったら・・・・・・・・、
「えっ!」
おもむろにサインペンを取り出して、
「紅」
と書いた。
てっきり旅館の判子を押してもらうものだと思っていたので、この対応は「!?」でしたぜ。
(これまでの経験から、私の脳はそ~ゆ~思い込みになってしまっているのですね。『海馬』で確認済み。)
浴場まで案内してもらいました。
脱衣所前に掲げてあった額をパチリ!
がらがらがら・・・・・・
どうやら「お一人様で、貸し切り!」のようです。
浴室を見ると・・・・・・
なみなみと湯船からお湯が流れ出ています。
洗い場の蛇口からもどばどばと放出しっぱなし。
上の隙間の向こうは、女湯。
さぞかし湯量に恵まれた源泉をお持ちとお見受け致します。
但し、施設は今風な観点からすると老朽化が目立ち、まさに「昭和の香り」のするレトロを通り越した状態のようにも見えます。
もしかしたら、敢えてこうしているのかもしれません。
ひとつしかない湯船に入ってみましょう。
はじめは「熱ぅ・・・・。」
と思ったものの、静かに身を沈めると、いい感じでぽかぽかしてきます(源泉の温度は47℃、でも適温になってます)。
茶褐色のお湯の色に加え、無臭ではなく「ん~~~~~~、これは何の臭いだろう?」
と思いをめぐらすものの、なかなかそれらしい例えが出てきません。
湯船を出て汗を拭き拭き、貸し切り状態のゼイタクを堪能し、サッと出てきたのでした(私と入れ替わりに別のオジサンが入ってきました)。
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基礎データ
旅館名:鹿沢温泉湯本 紅葉館
場所:群馬県吾妻郡嬬恋村田代681
電話番号:0279-98-0421
公式ホームページ:http://www3.ocn.ne.jp/~koyokan/
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おまけ
紅葉館から県道94号線を新鹿沢温泉街まで向かっていくと、「雪山讃歌」の音がする路面があります。
時速40km/hで走行すると、タイヤと路面との接地音が「雪山讃歌」を奏でるという工夫。
一見、ふつうの道路にも見えますが(↓)、
よ~~~くみると(↓)、
様々な間隔で溝が刻まれているのでした(確かに「雪山讃歌」が聞こえます!!)。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。夕べの雨は一気に集中豪雨的降り方でした。辺鄙なところに住んでいるので「裏山」が心配です。
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