昨晩のEテレ23:00、「幸福学 白熱教室」。
4回シリーズの第3回で、「挫折や逆境から立ち直るために」というものでした。
個人的には先週の「あなたの仕事と幸せの関係」のほうが面白うございました。
というのも前野隆司氏(慶應義塾大学教授)の「煉瓦職人」の話が具体的でとてもわかりやすかったから。
どうも「煉瓦職人」の話というのは多少のバリエーションがありながらも、コンサル業界や啓発セミナー業界では有名な話であるらしい。
-----------------以下引用
イソップ寓話「3人のレンガ職人」
世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。
旅人はその男のそばに立ち止まって、
「ここでいったい何をしているのですか?」
と尋ねた。
「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。
あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」
男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。
「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」
旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。
もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。
先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。
旅人は尋ねた。
「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」
「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。
「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。
俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べていくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ。」
旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。
また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。
「ここでいったい何をしているのですか?」
旅人は興味深く尋ねた。
「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」
「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」
旅人は、その男にお礼の言葉を残して、
また元気いっぱいに歩き続けた。
-----------------引用終了
前野氏はこの話を簡潔にまとめて話されていました。
自分の仕事と社会との接点、その先にあるものをどこまで見通すことができるのかどうか?
同じ仕事(行為)であっても、仕事に対する姿勢の動機づけとして、「自分の内なる意義」の必要性を痛感。
それで思い出したのが、大成建設の有名なコピー。
「地図に残る仕事」
これって、ゼネコンの矜持を感じます。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今日の飯田の予想最高気温は12℃。
今日のストームグラス(↓)。
昨日は全県的に(北信も)快晴であったようで、FMラジオで八方尾根スキー場の人が「素晴らしく快晴!」を連発(「事件です!」)っていっていました。
昨日14:58の南アルプス(北部↓)。
当店の駐車場から(↓)。
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