先日、お蕎麦を食べに駒ヶ根へ行ってきました(念のため、超有名な「丸富」さんではありません)。
お客様に教えていただいたところです(いまだに食べログにも載っていないヒ・ミ・ツの蕎麦処)。
天竜川左岸の「中沢」というところにあります。
天気が良かったことも幸いし、店舗内から見る中央アルプスの絶景は「見事!」

(たぶん、店主の方もこの景色を見てもらいたいから、この場所で西側の壁をガラスにしたのでしょう。)
正面に木曽駒ヶ岳が見えるこのポジションは、駒ヶ根の中心市街地(天竜川右岸)にあっては、こんなふうにパノラマで拝めないのでは?
ざるそばを注文してしばらく店舗内をキョロキョロ。

→撮影許可いただきました。

メニューはこちら(↓)。

食材のtraceability云々ではありませんが、「どこの」ものを使っているのかをちゃんと示し、基本は地元産を使用しているようです。
中でも目に止まったのが、壁に貼ってあった次のメニュー(↓)。

伊那谷におけるタンパク質の摂取と言えば、獣肉(最近はジビエというのだそうな)や、ざざむしや蜂の子。
それがメニューにあって、コピーまで付いている。
「世界へ発信する伊那谷の味」
一瞬、目を疑いつつももう一度見てから「パチッ」とな(シャッター音です)。
「えっ、そうなの?」
ここでCX「ホンマでっかTV!」の池田清彦先生の発言を思い出しました。
「このニュース源はFAO(国連食糧農業機関)からのものだから信憑性はあると思うんだけど、『昆虫食』が世界の食糧危機を救うってのが、21世紀のこれから現実的になっていくんだよぉ!」
「えっ、昆虫食!?」
「ムシ、食べるの?」
「そもそも、ムシって食べられるものなの?」
という感覚が東京を中心とした都会人のフツーの感覚(ですよ、ね?)
しか~し、ここ伊那谷は海から遠く、タンパク質摂取のために身近なものを口にした---それがザザムシでありイナゴであり、蜂の子であり、さなぎ(ということになっています)。
伊那市のグリーンファームでもこれらをお店に入って直ぐの、いちばん目に付く場所に置いてあります(なんせ、「秘密のケンミンSHOW」にも登場したくらいですから)。
な~~んと「珍味の組み合わせ」として、地方発送もしています。
もしかしたらここの店主、将来の「昆虫食」を先取りしているのかも知れません(伊那谷からイキナリ「世界へ発信」ですから)。
でもやっぱり、アレは酒の肴だよなぁ~などと思いがグルグルしていたら、お蕎麦が登場。
ざるそばと「はやそば」なるものを注文していたのです。

薬味に「辛味大根」付き+お漬け物
後者は長野県栄村秋山郷で食べられているそばで、要するに【そばがき on the 山菜+in the つゆ】というスタイル(↓)。

これがすっご~いボリュームで、お腹ぱんぱんです(小食な私としては、久しぶり。残しちゃ悪いと思ったのですね。注文するときに「量多いですよ」って言われたんですけど)。
ざるそばも見るからに美味しそうで、角が立っているし、冷たい水で締めてあって、口に含んだ時の風味もそばの香りが広がって、美味しゅうございました(岸朝子ふう)。
別の日、「そばやのおばさんが揚げた季節の自家産野菜入りかきあげ」もいただきました(↓)。

「塩」をパラパラしてお召し上がりください・・・・・・・。
お店の東側はそば畑(↓)。

あっ、お店は「柏屋」といいます。営業時間は2時間30分のみ。

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基礎データ
店名:柏屋
場所:長野県駒ヶ根市中沢4185-1
営業時間:11:30~14:00
定休日:火曜・水曜
電話番号:0265-83-3860
店主の松原悦夫さんを紹介した駒ヶ根市中沢地区のポータルサイト(↓)。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。霞がかかっています。

今日のストームグラス(↓)。

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