昨年末に刊行された本、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』 坪田信貴著(2013) KADOKAWA刊。
受験シーズンの今、売れているみたいです。
目を引く本のタイトルと表紙のギャル写真、そして帯のコピー(今日のタイトルです)。

この表紙の生徒が合格したというわけではなくて、「さやかちゃん」の合格への指導実践記録。
週刊文春2014.02.13号でも著者の坪田氏に取材していて、記事になっていました。
坪田氏のコメントを抜粋します。
-----------------以下引用
坪田氏は、受験生を抱えてピリピリする親の気持ちもわかるとした上で、両親にはこうアドバイスする。
「子供の良いところと悪いところを、十個ずつ書き出してみて下さい。
悪い方ばかり出てくる親御さんは、『子供が悪いのではなく、自分の子育てにひょっとしたら問題があるのかも』と立ち止まって考えでほしい。
どこかで子供をラベリングしていなかったかと」
親から子供への「声掛け」についても、こう指摘する。
「テストが六十点から八十点に上がった子供に、『よくやったね』、『二十点分はどうして失敗したの?』、『ご褒美にご飯に行こう』などと声を掛けるのは、いずれも不正解です。
表現こそ違いますが、三つとも親側の気持ちを伝えているだけ。
そうではなく、『嬉しそうだね』などと、子供の感情を引き出すような言葉を掛けてあげて下さい。
二十点伸びたのが嬉しいのか、ライバルに勝ったことが嬉しいのか。
あるいは、百点取れなかったことが悔しいのかもしれない。
僕らや親御さんは、子供のプロセスや結果を褒めてもけなしてもいけない。
それはお互いの依存に繋がります。
あくまでも主人公は子供ですから、親御さんは一喜一憂しないことを意識してほしい」
(略)
実は、坪田氏は海外の大学で心理学と哲学を学んだ経歴を持つ。
前述の英単語の記憶法なども、心理学的アプローチによる「意味づけ」を使った手法だという。
また、そうした受験テクニック以上に「モテベーションの上昇」こそが、子供たちにとっての強いエンジンになるのだと力説する。
週刊文春2014.02.13号 「できない子どもにやる気を出させる方法」
-----------------引用終了
子どもの「やる気スイッチ」がどこにあって、それをどうしたら“スイッチオン”ににすることができるのか?
子ども自身で“ON”にしてもいいし、周りの大人が押してやってもいい(だいたい今の子どもが接している大人は、親か学校の教師、若しくは塾の先生くらいしかいないし・・・・・・)。
親は親の立場でフィルターがかかっているし、学校の先生には「個に応じた指導」なんて期待できないし、親身になってマンツーマン指導ができそうなのは、実力のある「塾」なのかもしれません。
「さやかちゃん」は幸いにも、そんな塾の先生(坪田氏)に巡り会って「人生が変わったひとり」なんでしょうね。
結局、「教育の現場」にダメな指導者が多いからこそ、坪田氏のような実践(より具体的で、学力向上に関する心理学的知見に基づいた指導)が注目を浴びるのだと思います。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。霞がかかってます。

昨日17:31の南アルプス(ピンク色で幻想的だったんだけど、残念ながら画像では再現できていません。けど、載せちゃいます↓)。

今日のストームグラス(↓)。

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