昨日、後期選抜の志望変更が締め切られました。
その結果を、こちらで見ることができます(PDF)。
4通学区になっているものの、以前の12通学区別に分析してみることもできます。
今年は27校の全日制普通科が後期選抜のみの実施です。
で、
志望変更後、どうなっているのかというと、
志願倍率 1.20以上
松本蟻ヶ崎 1.30(320/415)
長野 1.25(280/349)
上田東 1.22(320/390)
志願倍率 1.10~1.20
松本県ケ丘 1.16(280/324)
上田染谷丘 1.16(280/326)
篠ノ井 1.15(240/277)
諏訪清陵 1.12(240/269)
須坂 1.11(240/267)
長野吉田 1.10(280/309)
志願倍率 1.00~1.10
長野西 1.09(240/262)
上田 1.09(320/349)
松本美須々ケ丘 1.09(320/350)
伊那弥生ケ丘 1.07(240/257)
屋代 1.06(240/254)
岩村田 1.05(200/210)
野沢北 1.05(200/210)
諏訪二葉 1.05(240/253)
飯田風越 1.05(240/253)
野沢南 1.04(240/249)
松本深志 1.04(360/374)
豊科 1.03(240/248)
岡谷南 1.01(240/242)
志願倍率1.00以下
赤穂 0.97(160/155)
伊那北 0.96(200/192)
飯田 0.95(240/227)
大町 0.86(80/69)
木曽青峰 0.79(80/63)
この中でいちばんびっくりしたのは、松本深志の募集定員が360であること。
9クラス募集してる!(長野は280なのに)
野次馬的には「きっと、政治力が働いたんだろうなぁ~。」などと勘ぐってしまいます。
倍率が低くも併設している理数科と括り募集しているところもあるので、「トントン」の倍率に落ち着いているといった学校もあります。
旧12通学区別の全ての高校の後期募集定員数と志願数を比べてみると(全日制のみ、私立は除く)
学区(地区名) 募集人員総数 志願者数合計 ±
第一(飯山) 168 162 -6
第二(須坂) 836 844 +8
第三(長野) 1426 1546 +120
第四(千曲) 1077 1082 +5
第五(上田) 1208 1380 +172
第六(佐久) 1344 1268 -76
第七(諏訪) 1336 1363 +27
第八(上伊那) 942 937 -5
第九(飯伊) 956 980 +24
第十(木曽) 133 126 -7
第十一(松本) 2248 2442 +194
第十二(大町) 278 229 -49
現実的に通学が旧他学区へはむずかしいdeepsouthである飯伊(第九)地区は置いておいて、
長野←飯山・須坂・千曲
上田←佐久
松本←木曽・大町・上伊那・(諏訪)
といった受験生の流れが見えてきます(当然、逆の流れもあるわけですが)。
であればこそ、どうして長野・長野吉田・長野西の3校の募集定員がそろいもそろって280なんだろう?
松本4校(深志・県ケ丘・蟻ヶ崎・美須々ケ丘)はそろって320プラス深志は360という大盤振る舞いなのに)。
ここにも「政治力」が働いているのかなぁ?
(こっちの政治力は募集人数を絞ることで「エリートとしてセグメント化して鍛え上げていきたいという外圧」)
こーゆー数値を見ると、地方都市の商店街のシャッター街化とダブって見えてきます。
長野県全体が「地方」であるわけですが、その中でも優勝劣敗が進み、かつての旧制中学校の歴史を有しながらも、地域経済の停滞とともに沈んでいくところと、その有利な立地ゆえに受験生が集まるところというふうな・・・・・・・。
当然、入学してから3年後の結果(進学実績)にも影響はあると思われるわけですが、そこはまた別の要素も加わるので、一概には言えない部分もありますけど。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。飯田は朝から雨でした。FMを聞いていたら松本・諏訪は雪だったそうで、塩尻峠が大渋滞!!!とアナウンスしていました(雪も大粒で、重い雪だったらしい)。

今日のストームグラス(↓)。こんなに天気が悪いのに、上澄みは「澄んでいます」。

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