『飯田・上飯田の歴史・下』 飯田市歴史研究所編(2013) 飯田市教育委員会刊 の表紙カバーに用いられていた飯田市街の鳥瞰図(↓)。

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作品タイトルは「飯田を中心とせる下伊那大観」とあり、(飯田商工会議所、1935年8月)と記されているだけで、飯田市歴史研究所所蔵の文字のみ。

こ~んなオモシロイ「作品」を作成した人の名前のクレジットもありません。

どーしてかなぁ、吉田初三郎の名前を記さないのは??

(この地図作製者は、金子常光氏だそうです。)

オモシロイ理由は、アップで見てみると(↓)、

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「へぇ~、あそこは昔、あんな施設があったんだ!」

とか

「今はその面影はないけれど、へぇ~~なるほどねぇ!」

とか

「今はあそこにあるけれど、昔はあっちの場所にあったんだぁ!」

といった、様々な発見があります。

で、

吉田初三郎とは?

「鳥瞰図を観光案内に用いたアイデアマンは吉田初三郎(よしだ はつさぶろう:1884~1955)という京都出身の画家で、最盛期には犬山の蘇江画室を拠点にして、全国各地の鳥瞰図を描いた。」

彼の作品を収集していた小川文太郎氏(おがわ ぶんたろう: 1898~1985)のコレクションを、名古屋市博物館で「 NIPPONパノラマ大紀行」特別展として、7月26日~9月15日開催中---だったので、行ってみることにしました。

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今でこそGoogle Earthがあって「鳥の目」の視点から大地を俯瞰できますが、大正~昭和初期にこの視点をもって地域(や依頼された企業視点でも)を描いた吉田氏の作品群は、今も新鮮です。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今日、北陸と東北も「梅雨明けがしたものとみられる」とのこと。

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今日のストームグラス(↓)。

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