昨日で夏の高校野球の都道府県代表が全部出そろいました。
佐賀県代表を見ると、あら、佐賀北高校です。
今から7年前の2007年。
業界的には無名の県立高校が、あれよあれよと勝ち続け、決勝では広陵相手に4-0から大逆転、それも満塁ホームランで。
その佐賀北高校を取材した、スポーツノンフィクションが、『佐賀北の夏』 中村計著(2011) 新潮文庫

監督の百崎さんが前任校(神埼高校)で体験し、確信に至ったエピソードが示唆的です。
試合で大敗しようとも、その試合の中でひとつ成功した体験(ディレードスチールとか、これまでやったことのなかった試み等)を選手が実感しただけで、達成感があったという話(これは選手も監督の百崎さんも)。
-----------------以下引用
そこで気づかされたんですよ。
どういう結果であろうと、そこからプラスになることを掬い上げていくと、結果が違ってくるなって。
結果を求めずに、今を楽しむということを初めて知りましたね。
それまでは、俺がこんだけやってんのにって、人のせいにばっかりしているところがあった。
よく『不運の監督』とか言われる方がいるじゃないですか。
選手もいる、環境も整っているのに勝てないという。
そういう方を観察していると、やはり愚痴が多いんですよね。
野村さん(克也:元東北楽天ゴールデンィーグルス監督)はどうなんでしょう?
あれはわざとやっているのかな。
芸というか、お笑いになってるもんね。
-----------------引用終了
これ、高校野球だけじゃないですよね。
日常生活や仕事のあらゆるところに、そーゆーことって転がっています(少なくとも私の回りには)。
今日の南アルプス(↓11:00撮影)。昨晩は雷+豪雨が凄かった。降雨が雨雲レーダーの動き通りだったので、その精度に感心。

今日のストームグラス(↓)。

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