「知性の3段階」論(環境順応型知性・自己主導型知性・自己変容型知性)で有名なロバート・ギーガン博士。
以前、インタビューで示唆に富む発言をされていました。
-------------以下引用
アインシュタインは、「人類は明日の問題解決を、その問題を創造したのと同じ知性では解決できない」と言いました。
つまり、もっと人類を十分に長く存続させるためには、新しくてもう一段レベルの高い知性を開発しなければいけないのです。
そうした知性を備えている人を少しでも多く育てなければいけないのです。
-------------引用終了
人生の先行者が後続してくる世代に対して、どーゆーふーに接していかなければならないのか?
特に高等教育の現場では、「縮小再生産」的なことを避けなければなりません。
自らよりも数段高い知性を秘めている「宝」を見つけ出し、磨いて、輝かせていく。
それが先行世代の負うべき責務というものなのでしょう。
ただ、そーゆー世代は、自分の地位を築いた「成功体験」があって、その扱いが難しい。
それについても、ギーガン博士は、
「自分がこれまで携わってきた仕事における成功体験がそのまま自己尊重感につながり、自分の価値基準になっていて、そこから距離を置くことが恐怖につながっていたのです。
そのような固定観念や気持ちが、自分自身も気付かない「裏の目標」――例えば他人に依存せず万能でありたい、自分の影響力を行使したい、弱みを見せたくないなど――を突き動かすことになってしまい、昇進して変わる必要性が分かっていてもなかなか変われない、変革を阻む「免疫機能」になっているのです。」
と指摘しています。
アカデミックの世界でもビジネスの世界でも、自らの内にはどんな免疫機能があるのだろう?
そんな自問自答ができて、ちゃんと自分の免疫機能がわかっていれば、多少は違ってくるのではないでしょうか----(自己変容型知性に近づくことができる)。
難しいですけど、ね。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。昨日の飯田は最高気温が24℃超。今日はそれほどでもありません。

今日のストームグラス(↓)。天気が悪いのに、ガラスの中は・・・・・・。

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