お盆のこの季節、地方では企業が合同で大学・専門学校生を対象とした就職説明会を開催しています。
地元で就職したい人(Uターン組)、今すぐ地元とは言わないけれど、とりあえず出身県の企業を考えている人(Jターン組)、縁もゆかりもないけれど、この県・地方・エリアが好きだからそこで働きたい人(Iターン組)等、様々なようです。
で、
先日、週刊文春をパラパラと見ていたら・・・・・・。
-------------以下引用(強調BLOG主)
小誌は来春入社する学生が企業に提出するためのエントリーシートを、約二百四十社分入手した。
ちなみに学歴をまったく書かなくていいのは、アシックスや伊藤園、エイベックスーグループ・ホールディングス、オリエンタルランド、カゴメなど少数派だ。
一方で、非常に多くの企業がエントリーシートに高校名や中学名を書かせている。
小学校を書かせる企業もある。
なぜここまで細かく知る必要があるのか。
ある商社の採用担当者が匿名を条件に打ち明ける。
「以前はウチも大学名だけでした。
でも最近、中学や高校まで書かせるようになったのは、率直に言って、内部進学者と推薦入試組、AO入試組を
スクリーニングしたいからです。
受験でシッカリ苦労していない学生は、自分で考えるのではなく誰かから正解を教えて貰いたがる傾向が強い。
大学のキャリア支援でエントリーシートの添削を熱心にやっているところもあるんですが、金太郎飴よろしくみんな同じ中身になっていたりします」
週刊文春 2015.08.06号
-------------引用終了
特に私立大学は一般受験枠で入学した学生が、(大学にもよりますが)少数派というところもありますしねぇ。
15・16・17・18歳といういちばん遊びたいお年頃に、自分をコントロールしながら受験勉強を高校3年の2・3月まで自分に強いる意志力と学力があったという証拠を確認したいわけね。
「○○大学を出ました」だけでは企業側は、その学生の「地頭」を評価していない。
露骨に、ターゲット大学以外は門前払いをしつつ、ターゲット大学でも、その学生がどーゆールートで大学に潜り込んだのか、中学校までさかのぼってエントリーシートに書かせれば、それはそれは入社後の「目安」になるという、企業の経験則によるものなんですね。
地方(いなか)によっては、大学名よりも地元のどこの高校を出たのか---のほうが優先順位が高かったりするし・・・・・(そのため、その地方は中学浪人が多い傾向あり)。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

今日のストームグラス(↓)。

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