先月、新聞の第一面に(↓)、載っていた「再見直し」。

厳密な選考基準のない入社試験で、合否に振り回される学生さんの心中お察しいたします。
『何者』 朝井リョウ著(2012) 新潮社刊 を読んでいると、そのへんのところが描かれており、イマドキの若者の心象風景と行動との乖離をベンキョウできました。

例えば、
-------------以下引用
ESや筆記試験で落ちるのと、面接で落ちるのとではダメージの種類が違う。
決定的な理由があるはずなのに、それが何なのかわからないのだ。
これまでの人生で何度も経験してきた試験のように、数学ができなかったから、とか、作文で時間が足りなくなったから、とか、そんな分析すらさせてもらえない。
就職活動において怖いのは、そこだと思う。
確固たるものさしがない。
ミスが見えないから、その理由がわからない。
自分がいま、集団の中でどれくらいの位置にいるかがわからない。
面接が進んでいく中で人数が減っていき、自分の順位が戻り出されそうになったところで、また振り出しに戻ってしまう。
マラソンと違って最初からゴールが定められているわけではないから、ペース配分を考えるなんていう頭脳戦にも持ち込めない。
クールを装うには安心材料がなさすぎるのだ。
-------------引用終了
「でもね・・・・・。」
学校とは違って、世の中は自分が思っている異状に(いやもとい以上に)、不平等にできているということ。それを入社試験で学んでいるんだと思えば、また見方も変わってくると思うんですね。
そーそー、この小説で私が学んだことは2つあって、
1:プリンにはフレンチトーストに必要なものが全て入っている。
2:スパゲティ用ミートソースにカレー粉を加えれば、はい、キーマカレーのできあがり!
今度やってみます。
-------------
今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

今日のストームグラス(↓)。

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