(昨日の続きです。)
下伊那郡各町村の人口動態をみてみましょう(↓)。
実はこのエリアには人口が日本で最も少ない自治体ランキングでベスト(!?)テンに入る村が2つあります。
だいたい次のような順位です(島嶼部の村は除きます)。
人口最少順に、
1:高知・大川村(早明浦ダムによって村役場がダムに沈んだところとしても有名)
2:和歌山・北山村(三重県と奈良県に挟まれた和歌山県の飛び地として有名)
3:奈良・野迫川村(霊場山岳都市・高野町に隣接した奈良県の山村)
4:長野・平谷村
5:福島・檜枝岐村(尾瀬への入口or出口として有名)
6:長野:売木村
平谷村と売木村はお隣同士なんだけど、平成の大合併でも合併しませんでした。
人口は500~600人規模なので、都市部にある1学年5クラス規模の中学校や高校の在籍生徒数とほぼ同じ。
ということは、
生徒会長になるよりも少ない得票数で「村長」に当選できます。
で、
どこも人口増減率はマイナスなんですが、社会増減率それも「県外」からプラス9という数字を出している売木村、気になります。
ここは清水村長ががんばっているんです、県外からの移住促進のために。
インタビューは、こちら(時事通信社のweb)。
しばらく前に移住者が村民人口の1/4程度だと思ったら、最近ではほぼ1/3くらいまでになっているらしい(もともと分母が少ないので、少ない移住者数でもそーゆーふーになります)。
いかにリーダーが大切なのか、その手本のような印象を受けました。
(ただ、こーゆー小さい自治体に、ある目的を持って、例えばコミューンをつくるためにとか、「そっち系」の皆さんが大挙してやってきて、合法的に手順を踏んで、村議会議員や村長を選出していったとしたら・・・・・・。)
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もうひとつ、天龍村が心配です。
一年間の人口増減率が-5.5%って、県内でもダン凸、いや凹か。
昨年は国勢調査の年だったので、この村の高齢化率も注目なんですが、その数値をさらに上昇させるような値ですぜ、-5.5%って。
もしかして・・・・、
狙っているのか、高齢化率日本一を!
天龍村は前回(2010)の国勢調査では第3位、その年の第1位だった群馬県南牧村はいろんな意味で注目を浴び、高齢化率も既に天龍村よりも低くなっています(この日のブログを参照)。
(そーいえば、新装オープンしたおきよめの湯へ行った帰り、国道418号~JR平岡駅前~県道1号で阿南町を通ったのだが、灯りのついていない家屋、けっこう多かったな。あれって、まだ帰宅していないんじゃなくて、既に空き家だったのかも。)
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
今日のストームグラス(↓)。
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