先日読んでいた『大世界史』 池上彰・佐藤優著(2015) 文春新書。

池上さんと佐藤さんの対談を活字に起こした読みやすい新書です。

で、

その中で二人が次のような話をしています。

-------------引用開始(強調BLOG主)

佐藤:アメリカや日本などの先進国がどうして戦争を避けるかといえば、人命の価値が非常に高いからですね。

ところが、イスラム原理主義を信奉する武装組織は、「聖戦」という概念を持ってくることで、人命のコストを下げることに成功してしまった。

戦死しても、殉教して天国に行けるのですから死を恐れない。

この「非対称」によって、彼らは戦いつづけることが可能になっているのです。

ところが、ドローンは、新たな「非対称を生み出してしまったのです。

これは深刻な事態です。

池上:ドローンは究極の「非対称」ですね。

ドローンを駆使する側は、完全に安全な状態で戦争を続けることができるのですから。

佐藤イスラエルなどでは、そうした戦争が現実のものとなっています。

引きこもりでゲームばかりやっている若者を集めて、ドローンのコントローラーを渡す。

そしてモニターを見ながらターゲットを攻撃すればいい。

つまり、やられる側にとっては戦争だけど、やる側からするとゲームとまったく変わらない。

池上:イスラエルがレバノンを攻撃したとき、現場を見てきた記者が感心していました。

本当にヒズボラの拠点だけがピンポイントで攻撃されていて、周りはまったく被害を受けていなかったそうです。

そういう意味では、無差別爆撃に比べると人道的ということになってしまう。

そもそも人道的兵器という言葉自体が形容矛盾ですが。

-------------引用終了

ドローンにカメラを搭載したことで、テレビ中継や映画がとても立体的に見えるようになりました。

また、Amazonがドローンで宅配を始める?---とか、話題になっていますが、結局、ドローンの開発は軍事技術の進歩のおかげ。

まるでGPSと同じです。

で、

イスラエルは、そーゆーことをしているわけね。

日本には「ひきこもり」にカウントされている人が70~80万人います。

そーゆー中でゲーム好きでかつコントローラーの操作技術がバツグンに上手い、という皆さんを、Amazonが雇用する。

今はまだ、さすがに自衛隊に入隊させると言うわけにはいかないんでしょうけど、自衛隊に「陸・海・空」そして「ドローン」部隊が創設されたら、コントローラーの操作卓越者は「使える」んじゃないか???



そーいえば、

コントローラーで思い出した。

以前、N医師から日本ロボット外科学会のda Vinciという手術支援ロボットを教えてもらったことがあります。


この操作、指先の器用さと同時にコントローラーの操作卓越者じゃないと使いこなせないらしい(その前にあまりにも高額すぎて、導入をびびるのだとか・・・・・o(^-^)たぶん、ね)。

あながち「ゲームばっかりして(`ヘ´) !」と叱るよりも、その道を極めると意外なところで貢献できる分野が広がっているのかも・・・・・・(また、無責任なこと言ってo(^-^))。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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先日食べた、あるとふぁごすのベーコンエピ(↓)。

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切れ目の入れ方で美しくもなり、そーでもなくなるという一例(^_^)。↑こちらは前者。