リテラシーの無い私も、2回目だったので新海監督の作画文法というか、時制の表現がわかって、「なるほどねぇ~、そーゆーことだったのね。」と、そこそこ理解することができました(それ故、「じ~~~ん」とくるところもしばしば。自分にもこーゆー感情があったことに、ホッとしましたo(^-^))。

先日のBLOGのリンク先を補足するような、私が気づいた点を列挙(以下、ネタバレ注意!)。
1:冒頭の瀧の部屋にあるハーマン・ミラー社製アーロンチェア
前回もこの椅子がそこに置いてあることに気付いてはいました。が、それは彼が社会人となって(自分で購入して)いることの表現なんですね。高校生の瀧の部屋はそれとは違うOAチェアでしたし。エンディングに近い瀧の部屋のシーンで、再び登場していました(オープニングは、「あのとき」から8年後だったのです)。
あと、私の見間違えでなければ、社会人の瀧のデスク上にはバルミューダ社製エアライン(デスクライト)が置かれていました。
アーロンチェアといい、エアラインといい、それなりの製品ですので、これらを使用している彼の背景も想像できます。
2:勅使河原が「ムー」の愛読者ということは、前回も気付きましたが(それ故、三葉の話にも前向きに理解を示す)、その雑誌誌面に「アカシック・レコード」という記事。
アカシック・レコードについては、こちらを参照(wikiせんせいにリンクしてます。)
3:三葉と瀧の使用しているiPhone(りんごマークではなく、ハーフムーンぽいデザインに変更してあります)が、3年間の発売時差のある機種になっている(持ってないけど、そーゆーことだったのね)。
4:三葉がバスケットボールでシュートした後、クラスの男子数人が頬を赤らめるシーン。
どうしてだろうと思ったら、三葉がノーブラだったからなんだそうな。そーゆーシチュエーションなので、彼女の胸がそーゆーふーな動きになっていましたo(^-^)。
5:宮水神社のご神体が奉納されている祠の天井には、彗星壁画がラスコーの壁画よろしく、描かれていました。当時は文字もない時代ですから、「祈り」を込めた壁画だったのでしょう。
6:三葉と四葉の巫女の舞に関して、その指導者(○○会)名がエンドロールに記されていました。
アニメでもちゃんとした「舞の所作」を表現することに徹したと言うことでしょう。
新海監督はアチコチのインタビューで発言していて、「背景」に関しては(↓)、
-------------引用開始
人間というのは背景なしには存在しないですよね。
環境が人を育み、僕たちは皆、風景や身の回りのものと関わって生きているわけですから。
映画に登場するキャラクターも、ただ白い壁の前に立っているだけでは、どういう人物か分からないですよね。
キャラクターが居る場所が魅力的であればあるほど、そのキャラクターも魅力的に見えると思っていますし、人物を描写するにはその人が育った風景や風土は切り離せません。
そうした気持ちもあって、背景美術に力が入るのだと思います。
新海誠監督 生きている日本の風景をリアルに描く(日経トレンディネット 9月13日(火)15時19分配信)
-------------引用終了
と、答えています。
観客動員の数には、リピーターの人も多いと思われます(私も含めてo(^-^))。
今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

今日のストームグラス(↓)。

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