ビル・ゲイツ曰く「大人はもちろん、初等教育から『STEM』を重要視することこそ、国の競争力に直結する」。

【STEM】は、サイエンス(Science・科学)の「S」、テクノロジー(Technology・技術)の「T」、エンジニアリング(Engineering・工学)の「E」、マースマティックス(Mathematics・数学)の「M」、これで「STEM」。

理系科目が重要だという指摘、身に沁みます(あたしゃ文系だったモンで)。

で、

先日、日経ビジネスwebを読んでいたら、鈴木寛さん(文科省大臣補佐官)と成毛眞さんの対談が載っていました。

そこからの引用です。

-------------引用開始(強調BLOG主)

(前略)

成毛:大学入試が変われば、予備校も変わりますね。

鈴木:予備校で論述を学ばせるようになりますね。ただ、論述指導にはコストがかかります。ですからその分、コストを上げることになって、予備校のビジネスモデルは変わることになるでしょう。

成毛:ただ、論述指導もAIでかなりできるようになるでしょうね。

鈴木:採点も同様です。すでに今、TOEFLの論述問題は自動で採点しています。

成毛:高校教育も変わりますね。

鈴木:すると新たな問題が出てきます。新しい入試に対応した勉強を教えられる教員がいる地域とそうでない地域、また学校の差が出てきてしまうのです。

成毛:有名私立の中高は有利になりそうですね。

鈴木:これを機に起死回生を図ろうとしている私立校は幾つも見受けられます。一方で、こういった構想に根強い抵抗を示しているのが、地方公立高校校長会です。

この主要メンバーは、旧制一中の校長先生なのですが、十分にマインドセットが変わっていない方が多いような気がします。知識偏重型の教育にまだ固執している。

(後略)

「AI時代を生き抜きたいなら「STEAM」を学べ」

-------------引用終了

昨日、京都府教育委員会が発表した、このニュース。既に今でも教員の「教える」能力差がハッキリしているわけだから、新しい入試に対応した授業ができる教員の「質」、課題になってきそうですね。

学校間格差はもう自明のこととして、それがさらに「地域」にまで拡大していきそうだという鈴木さんの指摘、たぶん、これはもう現実に起きているコトじゃん---と追認しているふーに思えてなりません。

むしろ【ICT】によって、教育の地域間格差縮小への可能性を見てきた私にとっては、「あっ、そーか。それを上手に使いこなせる教員がいないことにはねぇ~」と、再び暗澹たる気持ちになるのでした( ^.^)( -.-)( _ _)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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