マスコミになかなか登場しない社長として有名なTSUTAYAの増田社長が、日経ビジネスwebでギンザシックスの「蔦屋書店」開業に際して、インタビューに答えていました。

-------------引用開始

増田:僕らは本を売っていないんですよ。ライフスタイルを売っている。見た目は一緒ですよね。本は、売っているから。でも、本を仕入れて本を売る小売業と明らかに違うのは、僕らはライフスタイルを提案するために本を使っている。だからライフスタイルに関係のない本は置いてない。

Q:居心地の良い店でライフスタイルを提案することが、消費者が本を買うという行動にどれほど結びつきますか。

増田:代官山の蔦屋書店の坪当たり売り上げは、普通の郊外型の書店の3倍ぐらいあります。本を売っているスペースは300坪ぐらいと決して大きくない。そこで、月商1億円、本だけで売り上げていますよ。

-------------引用終了

東京・代官山、大阪・枚方、京都・岡崎と、「蔦屋書店」へは足を運んでいますが、売り手からのメッセージをこちら(お客の側)が受信できるかどうかも鍵になるように思います。

そーゆー意味においては、京都にあるホホホ座(旧・ガケ書房)、恵文社一乗寺店、誠光社(この2つは堀部篤志さん絡み)、三月書房(あっち系では有名どころ)などは、棚を眺めているだけで幸せな気持ちになってきます。

で、

当店。ここのところ「お一人さま度」が著しい(好ましい傾向です)。

一人で珈琲(+α)を飲みながら、自分の時間を過ごすお客様---その場所として当店を選んでくださる---ありがたいことです。

ただ、そーゆーふーなお客様の「絶対数」がDeep South には「圧倒的に」少ない---自分のライフスタイルの中に、そーゆーふーな時間を、こーゆーふーな(当店の)場所で過ごす---これは、やってみなけりゃ分からないことでした。

そーそー、

当店のような「珈琲を提供する」同じ業態であっても、周辺のお店と競合すると、最終的には価格競争になって、個人経営のお店はチェーン店には勝てません。これは、断言できます。

それに変わるモノの提供と、その変わるモノを評価されるお客様に恵まれない限り。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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