先週の金曜ドラマ「アンナチュラル」(TBS系)第7話<殺人遊戯> より。

法医解剖医である三澄ミコト(石原さとみ)に対し、
自分が殺したというYの遺体を「殺人実況生中継」としてライブ配信していた殺人者Sは、ミコトに対し、「Yくんの死因はなんでしょう?」と挑戦状を叩きつける。
それへの彼女の答、
----------引用開始(強調BLOG主)
ここまでが 法医学的見解
ここからは 法医学者ではなく
私個人の見解として話をします
これまで
多くのご遺体を見てきた
ご老人から
小さな子供まで
いつも思う
なぜ この人は
死ななきゃならなかったのか
Y君の背中にはたくさんのアザがあった
日常的に暴力を受けていた痕
執拗に繰り返され
治るより前に
次のアザがつけられた
そんな暴力が見過ごされた
追い詰められた彼は
最悪の選択をしてしまった
法医学的には自殺
でも 私は
殺されたんだと思う
法律では裁けない
いじめという名の殺人
あなたは それを
大勢の人に伝えたかった
---(そして自死しようとしている“S”に対して、ミコトは次のように続けます)
まだ終わってない!
質問に答えて
あなたが死んで 何になるの?
何に?
あなたを苦しめた人の名前を
遺書に残して それが何?
彼らは きっと
転校して
名前を変えて
新しい人生を生きていくの
あなたの人生を奪ったことなんてすっかり忘れて生きていくの
あなたが命を差し出しても
あなたの痛みは
決して 彼らに届かない
それでも死ぬの?
あなたの人生は
あなたのものだよ
出典元(ドラマログ)
----------引用終了
脚本の野木亜紀子さんは、教育現場のリアルを取材されているだろうと推察いたします。
平成も終わろうとしている現在、いじめに対して「死」をもってしても、それでもディスコミュニケーションのまま言葉や思い・願いが届かないという現実。
「アンナチュラル」を第1回から見ていますが、野木ざんの脚本には「今」の社会に潜むダークサイド(とその結果としての「死(殺人)」)が提示され、それが「不自然死(アンナチュラル デス)」であることから、法医解剖医の立場で逆照射すると見えてくる悲しい現実を、我々に見せてくれます。
今晩、TBS系で22時より第8回 「遙かなる我が家」 放映予定。
---
今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

今日のストームグラス(↓)。

オ・マ・ケ(↓)。昨日、14:35~停電になりました。

店内にお客様はおらず、ご迷惑をおかけすることはありませんでしたが、約30分の停電中にお一人、お見えになりました。↑こーゆーことをお話しし、お帰りいただきました(_ _)。
で、
中部電力に電話してみた。すると0120から始まる照会先では、どのエリアがいつから停電になっているのか把握していて、「復旧までもう暫くお待ちください」とのこと。
復旧後、検索してみると(↓)、
3月1日14時35分 → 3月1日16時20分
飯田市 上郷 黒田、座光寺、下伊那郡高森町 牛牧の一部 1200戸 近隣火災の影響
と載ってる。ウチでは約30分で復旧したものの、2時間近くかかったエリアもあったのか。
電気に依存しないで作動していたのは、アラジンの石油ストーブとガスコンロ、それと水道だけ。
他国に比べて停電率が圧倒的に低いニッポンでは、安定的な電力供給が当たり前のように思いがちで、骨の髄から依存しまくり---ホント実感しましたゼ。
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