ダイヤモンドオンラインに昨年、次のようなコラムが載りました。

----------以下引用(強調BLOG主)

分析用ソフトウェアを提供するFair Isaac Corporation(FICO)が算出している個人の信用スコア「FICOスコア」は、米国において社会インフラと化している。「米国では、FICOスコアが低いと何をやってもうまくいかない」とまで言われる。

米国でクレジットカードをつくる際だけにとどまらず、就職やアパートを借りるといった際にも、信用に足る人物なのかを評価する材料として、このFICOスコアが用いられるという。

中国も似たような状況だ。中国電子商取引(EC)最大手、アリババ集団のグループ企業が手掛ける「芝麻信用」というサービスが算出する信用スコアは、社会インフラとなっている。

その評価軸は「個人特性」「支払い能力」「返済履歴」「人脈」「素行」の五つ。中国では芝麻信用の信用スコアによって、ホテルや空港、レンタル自転車などのサービスに差がつくようになってきた。

シンクタンクである東短リサーチの加藤出社長によれば、「芝麻信用のスコアは中国人の日常行動を変えるという観測すらある」という。評価項目の中には「素行」があるため、点数アップのために「品行方正な人物」を演じるのではないかというわけだ。

また、体制批判をする友人がいれば「人脈」の評価が下がってスコアダウンしてしまうため、監視社会の様相を呈する側面も否めない。

 こうした状況を踏まえて加藤社長は、英作家ジョージ・オーウェル氏が独裁国家を描いた風刺小説『1984年』を引き合いに出し、「人間の価値がIT企業に管理されているようで、薄気味悪さを感じてしまう」と語る。


日本でも、米国や中国のような「信用力スコアの社会インフラ化」が本格的に実現するか。それが学力偏差値を超えるほどに日本の社会やサービスに溶け込むか。この1~2年が運命の分かれ道となるかもしれない。


----------引用終了

このコラムのタイトルは、「信用力スコアの社会インフラ化」。

文中に出てくる「FICOスコア」に関しては、アメリカに住んだことがある人ならば、「あっ、あれね」と実感しているはず(参考webは、こちら)。

今は中国でもそーゆーふーな傾向が、より強い方向性を持って進行中なんですね。

人を評価する際に用いる「信用力スコア」の指標に「人脈」を採用してスクリーニングしようとするなんて、統治国家いやもとい党治国家・中国らしい。

日本でもクレジットカードの発行に際しては、スクリーニングしてますが、それはまだまだ社会的ステータスを表すような文脈です。

例えば、三菱UFJニコスのカード(こちらのYouTube映像をご覧下さい)。

「いつかはプラチナもね」と言って、寺島しのぶさんが手に持っているカードは、通称ブラックカード。

庶民には手が届かないレベルでスクリーニングがなされて、このカードに「招待」されるんだそうです。

そこではまだ信用力スコアを社会インフラにしている---そんな印象は受けません。

でも、日本社会においても、これは時間の問題なのかもしれません。

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以下、余談。

前職の時、窓口の行員の方にオススメされたので82bkのキャッシュカードとクレジットカードの機能が一枚になったカードを作りました。それがどーゆーわけかゴールドカードなんです。

窓口で聞くと、

「公務員の方には、このカードで作らせていただいています。」とのこと。

そして、早期退職してから窓口で、話の流れが「その」カードの話題になったとき、

「あれは長野県の公務員の方への発行だったので、もう対象者ではない方へは・・・・・・・。」

私「返却するんですか?」

「問い合わせてみます。」


「いいそうです、そのままで。」

私「(憮然)」

人(私個人)を見ているわけではなくて、社会的属性だけで人を判断しているという好例。

(というわけで、このカードのクレジット機能は一度たりとも使ったことはありません(`ヘ´) 。)


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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オ・マ・ケ(↓)。ミルクプリン(先日、五条川お祭り広場で購入)。

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マヨネーズのチューブに入っていて、「チュウチュウと吸ってください」とのこと。私はマヨラーではありませんが、言われたとおりに・・・・・・。