この前読んだ、『世界まちかど地政学』 藻谷浩介著(2018) 毎日新聞出版刊 から。

----------以下引用

これはある外国人が以前から指摘していたことだが、日本人が「日本の優れた新幹線システム」と力めば力むほど、外国人は買わないだろうというのだ。

言えば言うほど、「あのマメでクソ真面目な日本人でなくては運用できないシステム」と聞こえてしまう、というのである。

その点(中国人には失礼だが)「中国で広汎に定時運行しているシステム」と聞けば、「自分たちにも使えるかもしれない」という印象を与えやすい。

だからといって、他国から導人した技術を組み合わせて、「中国製」と売つて歩くのはいかがなものかとは思うが、商売は客の側から考えなくては、売れるものも売れなくなるということは自覚しておいた方がいいだろう。

----------引用終了

日本がガラパゴス化する、その理由を垣間見るようです。

そーいえば、以前、インドで冷蔵庫を販売するにはドアに鍵が付いていたほうがよく売れる!---という話を聞いたことがあります。

日本的には「冷蔵庫に鍵は必要ないでしょ! むしろ冷蔵性能や使い勝手のほうが、訴求力があるはず」と思いがちですが、彼の地ではさにあらず。

インドで冷蔵庫を購入できる層には、家に使用人がいて、その人たちを彼らは信用していないので、冷蔵庫にも鍵が必要---確かそんな話だったはず。

いいモノを作りさえすれば、売れるはず---これは内向きの論理+職人的な発想なのかもしれません。

こーゆー考えからアナロジー的に当店のことを考えてみると・・・・・・。

まさに、ガラパゴス!


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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