この前、高野山の帰りに京都へ立ち寄り、「取材」o(^-^)のため上賀茂神社へ行ってきました。

上賀茂神社は洛北の地にあるため、京都駅からはけっこう遠く、アクセスも最寄りまでの公共交通機関は市バス(と京都バス)。

実は今年3月、京都市は市バスの一日乗車券を500円 → 600円に、地下鉄・バス一日券はなんと1200円 → 900円に変更(値上げ+値下げ)しました。

1回の市バスの乗車料金は230円ですから、3回乗れば元が取れる---これは600円になっても変わりありません。

京都の地下鉄料金はけっこう割高という印象があって、それに加えて路線は2つしかなく、烏丸御池駅で十字に交わっているだけなので、使い勝手が悪そう---そんなイメージ。

かつては、一日乗車券でも市バスだけだったら500円なのに対し、「地下鉄・市バス乗車券」は1200円でしたから、割高感は否めません。

今回は、25%OFFとなった「地下鉄・市バス乗車券」で移動してみることにしました(↓)。

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京都駅から地下鉄で北大路駅まで行って、そこから市バス(京都産業大学行き)に乗り換え。御園橋で下りれば、はい、到着。

頗る快適に移動することができました。それも、早く!

地下鉄のありがたいところは、定時性に優れていて時間が読める点。一方、市バスはここ数年の印象として、「(旅行客で)いつも混んでる!」

ただ、市バスが混んでいるというのは、有名観光地を路線沿いにかかえる系統だけらしい。

だからJR京都駅前から清水寺までの系統路線は、常時渋滞中。


先日、たまたま見ていたテレ東のWBSに京都市長が出ていて、「観光客の分散化」のための施策を説明していました(たぶん、話の大本は、これ)。

拝観時間の時間帯を「早朝」まで拡大する、ナイトタイムのエンターテイメントを企画する、観光客が集中するエリアだけでなく、南部の伏見エリアにも「いいところがあるんやでぇ~」とincentiveを図る(京都新聞web)。

それと、宿泊税の導入。

番組の中では触れていませんでしたが、実は、市バスと地下鉄の一日乗車券の値段見直しも「分散化」の一環なんだそう。

定時性に劣るバスでの移動に固執するのではなく、市バスと地下鉄を組み合わせる移動に観光客を誘導していきたいらしい。

でもね、バス1本で目的地に行けるのに対し、時間的には早く着く可能性の高い「地下鉄+バス」で移動する観光客がどれくらいいるだろうか?

不案内の観光地で、地下鉄駅から地上に出たとき、方向感覚が「よくわからない状態!」になる経験は皆さんしたことがあるはず。

どれだけの人が「市バス+地下鉄」利用観光客になるのかわかりませんが、今回利用してみてわかったのは、京都の地理がそこそこわかっている人にとっては、この「地下鉄+バス」一日乗車券は、「使える!」ということです。

観光客の増加で慢性渋滞となっている京都にとって、いちばん確実な解決法は、次の道路を結んで循環する地下鉄を通せばいいでしょうo(^-^)

京都駅(七条口)←→東大路通←→北大路通←→西大路通←→京都駅(七条口)

この沿線にはめぼしい京都観光の目玉が存在しています(銀閣寺は一寸、遠いけど)。

とは言え、京都で地下鉄工事をやろうモノなら、遺跡がわんさかと出土してくるだろうから、その完成はいつになるのか、はたまた、採算がどーなるのか、難しいことばかりだろうと推察いたします(これは、ローマでも同様。都市規模の割に地下鉄が発達していないのは、京都と同じ理由らしい)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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オ・マ・ケ(↓今朝6:10撮影)。この時期に発生するいつもの光景・雲海。

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