先月、阪神梅田本店で“GOOD COFFEE FEST @ HANSHIN”が開かれていたので、足を運んでみました(↓)。

登場していたお店は17、私の知っているところもあり、実際に足を運んだところもある一方、初めて知ったところまで、いやぁ、コーヒーの裾野の広さを実感します(私が「知らなすぎ」という一面があるのかも(_ _))。
これらのお店に共通しているのは、皆さん、“GOOD COFFE”系だということ。
大きく括れば、“サードウェーブ”系なんでしょうか?
ですから、どちらのお店も浅めの焙煎で、「酸味」で勝負しているようです。
飲み比べ企画もあって、このコーヒーカップ(↓)を購入すると、3店舗でそのために用意してあるコーヒーがいただける。

それぞれに「酸味」の強いコーヒーを、レーダーチャートで表現してあって、表示板には味覚の傾向を日本語や英語で伝えています(↓)。

これを見ると、私はいつも思うのです。
「きっと、コーヒーもワインのように表現したいのだろうけれど、その表現に纏わる共通言語が、接客の最前線では統一されていないのではないか?」と。
だって、上の画像にあるコーヒーの味覚表現、わかりますか?
コーヒーの味覚表現の大本には“flavor wheel”の存在があります(↓)。最近では“flavor tree”なる表現方法も登場してきているみたいですが。

とはいうものの、会場は初日から大盛況。
会場をぐるぐる回ってみて気がつくのは、行列ができているブースとそーでもないところの差が大きい点。
あの、行列に並ぶことを嫌がる大阪人が、並んでいるブースがひとつあるのです。それも飛び抜けて長く伸びている。
どーしてだろう?
原因1:全般的なオペレーションが悪すぎ。
原因2:その場でのドリップにこだわるあまり、提供までの時間がかかりすぎ。
原因3:マスターが話し好きで、行列などは意に介さず、お客と談義中。
行列のないところでは、予め用意してある「ポットに入ったコーヒー」をカップに注ぐだけなので、スムースにお客が捌けています。
こーゆーところでは時間との闘いという一面もあって、とーてー私(当店)には無理だと悟るのでした。
コーヒーもワインのように産地、いやそのコーヒー豆が採れた農園や収穫年度の違いを楽しむという人々がいてもいいでしょう(彼らが“サードウェーブ”を牽引しています)。
(最近は「蘊蓄たれ」が多いために、「情報」を飲んでいる向きもあります。)
ワインは瓶詰めされた時点で商品となり、そこからグラスに注がれるのをいただきます。
一方、コーヒー豆は生豆を「焙煎」するというプロセスが入り、さらにそれをミルで粉砕し、その粉末から抽出するという工程を経なければカップに注がれません。
この一連の流れの中には、味覚を左右するパラメータが多すぎるのです。生豆の産地は勿論のこと、焙煎以後のそれらをコントロールすることが、腕の見せ所でもあるはずなんですが・・・・o(^-^)。
最近は、予めインプットされた情報を舌で確認している---そんな本末転倒な事態もありまして・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)。
「そーゆーふーなもんなのかなぁ?」---という不確かな印象。
私が会場で感じたことは、
「コップの中の祭典」
ということと、
「そーそー、大阪にいるんだから、村上さんの“ばん”へも行かなくちゃ!」
「この豆を別の焙煎度にして飲んでみたら、どーゆーふーなコーヒーになるのだろう?」上手に煎れば、「深焼き」でも個性は出せるのに・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)(x_x)。
等々。
結論!?
他の人はどうであれ、自分にとっての“My favourite coffee”との邂逅があれば、それはそれは、僥倖なのです。
なんせ、珈琲は嗜好品ですからo(^-^)。(どこかに記したフレーズ)
本日、「丘のまちフェスティバル」にて、飯田でもカフェフェス、やってるみたいです。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

今日のストームグラス(↓)。

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