見逃した番組、先月のNHKスペシャル「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン」。

公式ホームページに載っている「健康寿命と平均寿命のグラフ」が興味深い(↓)。

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長野県はご長寿県ではあるものの、「健康寿命」となると分が悪い。

ところが、お隣・山梨県はというと健康寿命が全国一、グラフでは「健康で長生き」に分類されています。

その原因(理由)を県の担当者も把握しておらず、そこで、「AIひろし」サマが登場。

彼が学習したデータは膨大にのぼります。それらはこれまで行政現場においては縦割りで集計がなされるため、相互の関連を分析するようなことは行われていません。

担当者は皆、自分の部署からみた分析をしがちです。

しかし、「AIひろし」サマは、

先入観もないし忖度もしないモンで、山梨県の「健康ご長寿」と関連があるデータを、

「読書」

と判定します。

専門家は、この結果からその理由を後付けで、「あ~かもしれない、こ~かもしれない」と考えざるを得ず、一見、突飛な結果を関連付けようとするのです。

「AIひろし」サマのような知見を専門家が導き出すのは、まだ、ムリでしょう。

であればこそ、AIと上手にお付き合いしていかなければならない---これは、無難な結論。

ヘボいニンゲンが推し進める恣意に満ちた行政施策よりも、賢いAIの知見を実際に施策に用いてやってみたら、

あ~ら、その通り~、上手くいった!

という実績の積み上げ次第で、今後、はたして無駄がなくなっていくのでしょうや?


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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