2006年から連載が始まった『海街diary』 吉田秋生著。

2015年には是枝裕和監督により実写映画化もされた、あの作品が、先週発売の第9巻で完結しました(第8巻が出てから1年と8ヶ月か)。

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「帯」には、【完結!!】の文字。

足かけ12年か。

この間にマンガで描かれたのは「蝉時雨のやむ頃(第1巻)」、浅野すずが中学1年生の夏休みから、中学校を卒業する3月まで、2年と8ヶ月でした。

吉田秋生さんは「すず」の成長を丁寧に描いていて、幸田家の三姉妹の群像劇とも合わせ、腹違いの末娘であるすずが家族になっていく様子を、心の機微を絵で読ませる卓越した「間と空間感覚」で表現していました。

そして第9巻には「番外編」が一編、「通り雨のあとに」。

「三姉妹+すず」の父の十三回忌の年が描かれます。本編完結してから、10年後のお話。

すずの口から、「私ね、結婚するの」

26歳のすずが描かれているのでした。

全巻を並べてみましょう(↓)。

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もう、おわかりでしょう。舞台の「海街」=鎌倉であることが、この物語の大きな構成要素だったのです。

あぁ、鎌倉か、行きたくなりますね、『すずちゃんの鎌倉さんぽ』を片手に。

『海街diary』はスタッキング・シェルフに置いてあります。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今日はこんなにも天気がいいのに、明日は雨らしい('A`)。

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今日のストームグラス(↓)。

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オ・マ・ケ(↓)。『海街diary』最終話に出てくる宅配便の人のユニフォームに注目。

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飛脚の格好をしたクロネコマーク(^_^)。